LEEMAN DIARY
神保町リーマン日記
新米をどう食べるか? それが問題だ
10年もやっていたこのコーナー、実は今回で最終回。ですが普段どおりに。
ぷー:このコーナー、書き手の私が他部署に異動になりまして、最終回なんですよ。
たけ:120回以上もやってきたんですねー。
ぷー:気づけばね。最後だけど通常営業で、ぜひ新米の話をしたいんですよ。新米っていいよねー。ウキウキしちゃう。おたけはフランスに留学経験もあるし、フランス好きのイメージあるけど、お米はどうなの? やっぱりパン派?
たけ:私、新潟出身ですから。
ぷー:あ、そうだったね!
たけ:ちなみにフランスでもお米作ってて、けっこう食べるんですよ。ごはんとおかずって感じじゃないですけど、煮込みにちょっと添えたりとか。
ぷー:おたけと話してるとフランスの食に詳しくなるね。新潟のお米ってやっぱり違う?
たけ:地元にいる頃はわからなかったんですけど、大学受験で上京したときにお店でごはん食べたら、お米の味が……。
ぷー:そこで、今まで自分がいかにおいしいお米を食べてたか気づいたんだ。
たけ:そうなんです。おいしいお米って冷めると甘さが増して、そっちのほうがおいしいんじゃないかっていうくらいで。うちはおひつがあったので、おひつに移してしばらくおいたごはんも好きでしたね。
ぷー:うわー、聞いてるだけで腹へってくるわ。新潟だとごはんに何合わせるの?
たけ:村上の伝統的な製法で作る「塩引きザケ」ってあるんですけど、これがけっこう塩辛くて、でもそれがごはんにめちゃくちゃ合うんですよ。
ぷー:絶対最高じゃん。
たけ:あとサケだと「焼き漬け」もうまいんですよね〜。
ぷー:焼き漬け、今月号の特集でも習ったよ(記事はこちら)。新潟の料理なんだよね。さっそく作ったけど、これはいいわ。
たけ:ですよね。サケがとれるのでスジコもよく食べます。スーパーで普通に売ってますし。
ぷー:へー! やっぱり食文化っていろいろだね。おもしろい。
たけ:あとおすすめしたいのが、長岡の「神楽南蛮みそ」です。
ぷー:なにそれ!? (調べる)神楽南蛮って唐辛子の一種で地場野菜なんだ。これも絶対うまいじゃん。お取り寄せしよ。
たけ:おにぎりにするとめちゃくちゃうまいんです。中学高校のときはいっつも食べてました。
ぷー:やっぱり米どころは、合わせるものも豊かだね。
たけ:ぷーすけさんのおすすめの食べ方は?
ぷー:料理家のケンタロウさんに教えてもらったんだけど、冷ややっこをあつあつのごはんにのせて食べる。豆腐とごはんの温度差がいいんだよ。豆腐が淡白だからごはんの味もよくわかるし。あと最近は、ごはんだけがうまいなあって思うよ。ごはんだけで一膳いっちゃう。
たけ:渋いですね。
ぷー:年かもね(笑)。
これをごはんに合わせると最高♡

広告おたけ (31歳)

「実家での一枚。これも新潟の郷土料理で、くじら汁(塩漬けにしたくじらの脂身を使う汁物)というのがありまして。冬瓜も入って夏っぽい料理ではあるのですが、ごはんにめちゃくちゃ合います。奥にはサケが山盛り」

副編ぷーすけ(43歳)

「あつあつのごはんに冷ややっこ、これ本当におすすめなんです。ほかに野本やすゆきさんのきゅうりの肉みそそぼろ炒め(レシピはこちら)、今月号で習ったサケの焼き漬け(レシピはこちら)。この後2杯おかわりしました。まだ若いぜ」

こちらは2025年LEE10月号(9/5発売)「神保町リーマン日記」に掲載の記事です。
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