FOOD

「新米」がとびきりおいしい究極レシピ

【秋鮭レシピ4選】しらいのりこさん、ワタナベマキさんが推すとびきりの一皿で新米を堪能♡

2025.10.01

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今年はこの一杯をどう味わう!?

「新米」がとびきりおいしい究極レシピ

「新米」がとびきりおいしい究極レシピ
しらいのりこさん
ワタナベマキさん

待ってました、新米! ちょっと値段は張るけれど、味わえるのは年に一度、この時季だけのおいしさです。お茶碗に盛れば、ぴかぴか、美しい! プロが推すとびきりのレシピで、しっかりしみじみ味わい尽くしましょう!

Index
  1. 「新米」がとびきりおいしい究極レシピ
  2. 「秋鮭」で新米をもっとおいしく
  3. しらいのりこさん
  4. 秋鮭の香草蒸し
  5. 鮭の焼き漬け
  6. ワタナベマキさん
  7. 鮭のソテー しば漬けのタルタルソース
  8. 鮭、しめじ、油揚げの塩かやくごはん
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さっぱりした味わいがお米の味を引き立てる

「秋鮭」で新米をもっとおいしく

旬の食材同士は相性がいいと言うけれど、この時季、まさに旬なのが秋ザケ。そのさっぱりとした味わいは、ほどよい粘りと甘い香りの新米をおいしく引き立てます。

しらいのりこさん

教えてくれたのは

しらいのりこさん

米農家の長男である夫のジュンイチ氏と「ごはん同盟」として活動。ごはんと相性抜群なおかずのレシピが好評を博す。著書に『しらいのりこの絶品! ご飯のおとも101』(NHK出版)。インスタグラム(shirainoriko

うま味たっぷりのスープは、ごはんにかけて味わいたい!

秋鮭の香草蒸し

秋鮭の香草蒸し

調理時間20分

「ヒントは中国雲南省の料理。仕上げに熱い油をジャッとかけた瞬間、ふわっと立ちのぼる食欲を誘う香り……にらとミントのコンビ、意外ですがごはんに合います!」

材料・2人分

  • 生ザケの切り身……2切れ(240g)
  • 塩……少々
  • 酒……大さじ2
  • ナンプラー……小さじ2
  • A)
    • にら……1本(10g)
    • ミント……ひとつかみ(2g)
    • しょうが……1かけ
  • 米油……大さじ3

作り方

  1. サケに塩を振り、10分ほどおく。出てきた水気をペーパータオルでふき取る。
  2. Aのにらはみじん切り、ミントは葉を摘み、しょうがは千切りにして、さっと混ぜ合わせる。
  3. せいろにオーブンシートを敷いて01を入れ、酒とナンプラーを振る
  4. 湯を沸かした鍋の上に03のせいろをのせ、蒸気が立った状態で7~8分蒸す。
  5. 04のサケを器に盛り、02をのせる。
  6. フライパンに米油を入れ、中火で熱する。煙が出るまで熱したら、05にかける。
油は煙が立つほどしっかり熱するのがポイント。一気に温度が上がることで、にらとミントの香りが強く立ち上がる

油は煙が立つほどしっかり熱するのがポイント。一気に温度が上がることで、にらとミントの香りが強く立ち上がる



米どころ・新潟の郷土料理は間違いなし

鮭の焼き漬け

鮭の焼き漬け

調理時間15分(漬ける時間は除く)

「サケを香ばしく焼いてから甘辛ダレに漬け込む、私の故郷・新潟で愛される名物料理。味がしっかり入るうえ、日もちもします。新米の甘さと、サケの焦げ目のほろ苦さのバランスが最高なんですよ」

材料・作りやすい分量

  • 生ザケの切り身……4切れ(約480g)
  • 〈漬けダレ〉
    • しょうゆ……大さじ4
    • 酒、みりん、砂糖(あれば中ざら糖)……各大さじ2

作り方

  1. サケは1切れを2〜3等分にする。
  2. 漬けダレを作る。鍋に酒とみりんを入れて沸かし、アルコール分を飛ばす。砂糖を加え、鍋を揺らしながら溶かす。しょうゆを加えて再び沸いたら火を止める。バットに移して冷ます。
  3. 魚焼きグリルを中火で熱し、サケを焼く。皮がパリッとしてしっかり焼き目がつくまで10分ほど焼き、02のバットに加える。途中、上下を返しながらからめ、1時間ほどおいてなじませる。

*冷蔵庫で3~4日保存可。

サケは焼いてから漬けダレへ。タレだけが焦げついて、魚自体は焼きが足りない、という失敗もない

サケは焼いてから漬けダレへ。タレだけが焦げついて、魚自体は焼きが足りない、という失敗もない

ワタナベマキさん

教えてくれたのは

ワタナベマキさん

旬の素材を生かしたシンプルでやさしいレシピで人気を集める。雑誌やイベントなどで幅広く活躍。レシピ本も多数出版、最新刊は『新装版 漬けるおかず』(世界文化社)。インスタグラム(maki_watanabe

焼きザケをちょっと洋風に。特製タルタルも新米仕様!

鮭のソテー しば漬けのタルタルソース

鮭のソテー しば漬けのタルタルソース

調理時間20分(サケをおく時間は除く)

「サケは粉をまぶし、カリッと焼き上げて。タルタルには、ごはんのおとものしば漬けを入れて。香ばしさとほどよい酸味が、新米の甘さと粘りといいバランスなんです」

材料・2人分

  • 生ザケの切り身……2切れ
  • ベビーリーフ……適量
  • 塩……小さじ1/2
  • 薄力粉……小さじ2
  • 〈しば漬けのタルタルソース〉
    • しば漬け……50g
    • 玉ねぎ……1/4個
    • ゆで卵……2個
    • マヨネーズ、プレーンヨーグルト(無糖)……各大さじ1
    • 塩、粗びき黒こしょう……各少々
  • 粗びき黒こしょう……少々
  • オリーブオイル……小さじ2

作り方

  1. サケは皮についたウロコとぬめりを包丁の背でこそげる。ペーパータオルで表面の水気をふき取る。
  2. 塩を振って15分おき、出てきた水気をふき取る。全体に薄力粉をまぶす。
  3. しば漬けのタルタルソースを作る。玉ねぎはみじん切りにしてから水に5分さらし、ペーパータオルに包んで水気をよく絞る。しば漬けはみじん切りにする。ゆで卵は粗みじん切りにする。残りの材料と混ぜ合わせる。
  4. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、02を皮目を下にして入れ、焼き目がつくまで焼く。裏返して弱めの中火にし、さらに6分ほど焼いて中まで火を通す。
  5. 04を器に盛り、03をかけてこしょうを振り、ベビーリーフを添える。

新米を生かす、塩ベース。旬を重ねて味わい深く

鮭、しめじ、油揚げの塩かやくごはん

鮭、しめじ、油揚げの塩かやくごはん

調理時間20分(炊飯時間は除く)

「新米の香りを楽しむため、サケはしっかり臭み抜き。新米の甘味とうま味を主役に、味つけはあっさりめ。旬のしめじとしょうがをたっぷりのせて香りよく」

材料・2人分

  • 米……1.5合
  • 生ザケの切り身……2切れ
  • 油揚げ……1枚
  • しめじ……1パック(100g)
  • しょうがの千切り……1かけ分
  • 昆布……5cm角1枚
  • 大葉の千切り……5枚分
  • 白いりごま……少々
  • A)
    • 酒……大さじ1
    • 塩……小さじ1

作り方

  1. 米は洗ってザルに上げ、水気をきる。
  2. サケは皮についたウロコとぬめりを包丁の背でこそげる。ペーパータオルで表面の水気をふき取る。
  3. ザルに02と油揚げをのせ、熱湯を回しかける。裏返し、同様に湯を回しかける。触れる程度の熱さになったら、ペーパータオルで水気をふき、油揚げは縦半分に切ってから細切りにする。
  4. しめじは石づきを切り落とし、3等分の長さに切る。
  5. 炊飯器の内釜に01の米を入れて昆布をのせ、Aを加える。1.5合の目盛りまで水を注ぎ、0304、しょうがをのせて炊く。
  6. 炊き上がったら昆布を取り除き、大葉をのせ、ごまを振る。サケを大きくほぐすようにさっくりと混ぜ合わせて器に盛る。

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Staff Credit

撮影/那須野友暉(しらいさん分) 田上浩一(ワタナベさん分) スタイリスト/西森 萌 取材・文/福山雅美
こちらは2025年LEE10月号(9/5発売)「「新米」がとびきりおいしい究極レシピ」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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