もっと知りたい「気象病」のこと。天気予報をどう見る？子どもにも気象病はある？飲酒や更年期との関係は？

LEE100人隊No.018 キッキさん

「気象病は子どもにも発症し、中には5歳くらいで症状が出る子も。頭痛に関してはズキズキとした拍動性の痛みの『片頭痛』と、頭がギューッと締めつけられるような痛みの『緊張型頭痛』があり、特に母親に片頭痛がある場合、子どもの2人に1人に片頭痛が遺伝すると言われます。女の子で月経が始まり、PMSと気象病が重なるとさらに症状が重くなる場合も」

LEEメンバー とっとこさん

「更年期症状も自律神経の乱れが大きくかかわり、天気によって更年期症状が強く現れることがあります。更年期を過ぎると女性ホルモンが低い状態で安定するため、中でも片頭痛は治まる場合が多いようですが、めまいや耳鳴り、ふらつきなどはその後も長く残る方も」

LEE100人隊No.023 しーさん

「不調の原因が気圧・気温・湿度のどれに起因するかを知るには、天気と体調を記録するのが有効。そこから自分はどの要素に影響を受けやすいのかを見極め、そこに注目するといいでしょう。自分で予測するのが難しい場合は、天気痛予測の専門サイトやアプリもあるので、ぜひ活用を」

佐藤先生と株式会社ウェザーニューズとの共同開発「天気痛予報」
サイトでは全国の天気痛予報をエリアごとに「安心～警戒」の4段階表示。現在地の予報も確認できる。アプリなら天気痛予報が出た翌日の予測をプッシュ通知する機能も。

LEEメンバー りんごさん

「気象病は発熱や出血といったわかりやすい体のサインがないので、『気のせい』などの周囲の無理解に苦しみ、その苦しみでまた症状を悪化させるという人も多いのです。体調の日誌などをつけて夫に見せたり、外来を受診して診断書を書いてもらうのもひとつの手かもしれません」

LEEメンバー なっちさん

「寒暖差アレルギーは、激しい気温差によって鼻の粘膜が過敏になり、くしゃみや鼻水などの症状が出ることで、医学的には『血管運動性鼻炎』と言います。気象病に近いのはそれよりも『寒暖差疲労』のほう。気温差で自律神経のバランスが乱れ、疲労感や体調不良が生じることです」

LEEメンバー しんしんさん

「本来は飲酒はしないほうがいいですが、少しならリラックス効果もあるのでOK。交感神経が優位になり、眠りの質が下がって自律神経のバランスが乱れやすくなるので飲みすぎは絶対×。また、気象病の症状が片頭痛の場合、脳の血管を拡張させて頭痛を悪化させる赤ワインは避けて」