あいみょん、NIKO NIKO TAN TAN、ワンリパブリック、クリープハイプ
【今月の注目音楽&ステージ情報】ヒット曲も新曲もほっこりノスタルジック感
2024.09.15
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MUSIC&STAGE
今月の注目音楽情報をお届け!
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古川はる香さん
ライター
気がつけばライター歴は成人年齢超え。字幕がありがたいミュージカル『愛の不時着』を満喫。
『猫にジェラシー』あいみょん
ヒット曲も新曲もほっこりノスタルジック感
モザイクアートのジャケットは、タイトルの「猫」にちなみ、キャット・フードのパッケージをイメージしてデザインしたボックスを色を変えて900個(!)制作し、それを実際に組み立てて顔を作り撮影したそう。ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』の主題歌『会いに行くのに』、NHK連続テレビ小説『らんまん』主題歌『愛の花』をはじめとする既発曲に加えて、タイトル曲『猫にジェラシー』『朝が嫌い』『駅前喫茶ポプラ』など休日の昼下がりに似合うノスタルジックな新曲8曲も収録。9月11日発売。(ワーナーミュージック)
『新喜劇』NIKO NIKO TAN TAN
ゆるっとしたユニット名から浮かぶイメージをいい意味で裏切る、先鋭的なクリエイティブミクスチャーユニット。楽曲だけでなく映像やグラフィックもすべてメンバーが手がけている。ライブでの盛り上がりが目に浮かぶ『Jurassic』、没入感のある『No Time To Lose』と、振れ幅の広い楽曲も魅力。(ビクターエンタテインメント)
『アーティフィシャル・パラダイス』ワンリパブリック
グラミー賞ノミネート経験を持つ6人組が「オンライン上の自分は本当の自分なのか。それともすべては人工的に造られた楽園なのか?」と投げかける。アニメ『怪獣8号』のEDテーマソングである『ノーバディ』をはじめとする本編15曲に、ボーナストラック3曲が加わったボリューム満点の作品。(ユニバーサルミュージック)
『もしも生まれ変わったならそっとこんな声になって』クリープハイプ
現メンバーで15周年を迎えるクリープハイプが、念願のトリビュートアルバムを実現。Vo&Gtの尾崎が尊敬するウルフルズが『二十九、三十』を、同じく尾崎の十年来の盟友である清水依与吏が所属するback numberが『バンド』をカバー。メンバーたちが愛してやまないアーティストが名を連ねる。(ユニバーサルミュージック)
圧倒的な自然現象を前に露呈する人間の本質とは
Bunkamura Production 2024
『台風23号』
人間の生々しさ、卑俗さを赤裸々に描きながら独特のユーモアをちりばめ、演者の「素」を巧みに引き出す脚本家・演出家の赤堀雅秋の最新作。事前情報は、『台風23号』というタイトルと「圧倒的な自然に直面した時ほど、自分を含めた人間のちっぽけさが際立ち、取り繕いようのない凡庸さや弱さが白日の下にさらされるはず」という赤堀のコメントのみ。それでも「赤堀作品なら」と出演を快諾したのは、舞台作品でさまざまな表情を魅せる森田剛。安定の演技力で映像作品にひっぱりだこの間宮祥太朗。初共演にしてダブル主演を務めるふたりに加え、木村多江、藤井隆、伊原六花、駒木根隆介、赤堀雅秋、秋山菜津子、佐藤B作と豪華キャストが勢ぞろい。
10月5日~27日 THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階) チケット発売中 問い合わせ=www.bunkamura.co.jp/(Bunkamura) 大阪、愛知公演あり
※公演チケットは売り切れている場合もございます。ご了承ください。
Staff Credit
イラストレーション/SAITOE
こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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