<8月22日~9月21日のあなたの運勢>「日々の仕事」に本腰を入れるタイミング【Sayaの星占い 今月の12星座運勢「星ごよみ」】
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Saya
2024.09.06
09.06up! 「わたしのきものSTORY」12を更新しました。
column「運がよくなるおとなのきもの遊び」を読む
SUN SIGN IN VIRGO(太陽がおとめ座に)
思考や伝達の星・水星がしし座で「逆行」し、夏を惜しむ気持ちが戻ってきていたと思いますが、8月22日には太陽がおとめ座に入ります。おとめ座には愛と美の星・金星もあるので、いよいよおとめ座の象徴する「日々の仕事」に本腰を入れるタイミングだと言えるでしょう。
29日に水星が「順行」し、金星も支配星座のてんびん座に入ると、夏を惜しむ気持ちも落ち着き、てんびん座金星らしい「愛と調和」の雰囲気が人間関係にも出てきます。
ただ注意したいのは9月に入ってから。2日に自立や変革の星・天王星がおうし座で「逆行」し、「逆行」中の変容の星・冥王星もやぎ座に戻ります。「もう一度、がんばろう」「失われたものを取り戻そう」という心の動きが起こってくるのです。それ自体は悪いことではないのですが、サバイバルのためのスイッチが入ると、「他者から奪ってでも自分のものにしたい」ということもあるかもしれません。
そのうえで、3日にはおとめ座で新月が。改めて、状況を整理しようということが起こりやすいとき。5日には行動や戦いの星・火星がかに座に入り、9日には水星がおとめ座に入り直します。防衛的にもなりやすいときで、7月末の段階に戻って、やり直しということが何かあるかもしれません。
18日にはうお座で満月&月食が。うお座には現実化とルールの星・土星、境界を溶かす星・海王星も「逆行」中。古い問題も戻ってきやすいなか、うお座の象徴する「ワンネスやゆるし」の感覚が問われるときだと思います。簡単に相手を切り捨てたりせず、受け入れていくことで、大きなミラクルも起こってくるでしょう。
Sayaさんの著書発売中!
8.22up!
「わたしのきものSTORY」11
“きもの熱”とともに、増えていくきもの本コレクション
リユースきものを扱うウェブショップを夜な夜なパトロールするうちに、きものの知識が自然と身についてきたことは、以前にもお話ししました。それと並行するように、きものの本も片端から買いあさるように。1冊読むと、別の本でもわかる部分が増えるし、そうすると、また新しい本を読んでも目に入ってくるところが違うという具合。これも、まるで星を好きになったときのように、どんどんきものの世界に入り込んでいったのでした。占星術もきものも、わたしはよほど“沼”とでも言うべき、絶対的な正解のない世界を探求するのが好きなようです。
また、次々に情報が現れては消えていくウェブと違い、紙に印刷された本はそれ自体が魂をもっているようで、写真集を眺めているように豊かな気分になれるもの。本のもつ魅力もまた味わえるのですね。
そんなわけで、今回は、わたしのにわか「きもの本コレクション」から、おすすめの5冊をご紹介したいと思います。
●『日本のおしゃれ【七十二候】季節とつながる着物えらび、小物合わせ』(WAVE出版)
札幌でギャラリー「oteshio」を主宰する上野淳美さんによる七十二候のきものの本。シックななかにも自由さ、可愛らしさを感じさせる上野さんのコーディネートが光る1冊です。写真もいっぱいなので、眺めているだけで気分が上がること間違いなし。
●『染色工芸家 浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖』(katsura books)
染色工芸家の浦野理一さんの仕事を一冊にまとめた美しい本。下諏訪に設立した浦野繊維工業のこと、映画監督の小津安二郎との出会い、小津映画での衣装考証、雑誌『ミセス』での連載。一生をかけて、きものという工芸品について追求した人の姿が浮かび上がる。
●『きもの語辞典 着物にまつわる言葉をイラストと豆知識で小粋に読み解く』(誠文堂新光社)
イラストレーターの岡田知子さんが愛情いっぱいのイラストと文章で綴るきものの用語辞典。きものサイトを眺めて、「玉繭って何?」「居敷当てとは?」などと引っかかったときはもちろん、パラパラとページを繰るだけでも楽しい。用語のセレクトもちょうどよい塩梅。
●『幸田文 きもの帳』(平凡社)
作家の幸田文さんがきものについて綴った文章を、娘の青木玉さんがまとめたもの。かつての日本で、きものが女性にとって、どんな存在だったのか、幸田さんの文章を読んでいると、とても伝わってきます。にわかきもの好きのわたしですが、きもの愛の高まる1冊です。
●『きもの熱』(集英社)
“きもの熱”で知られる文筆家の清野恵里子さんと写真家の浅井佳代子さんによる1冊。集英社の女性誌の連載をまとめたものですが、落ち着きと華やぎ、上品さが同居したようなコーディネートにうっとりとなること間違いなし。モデルのみなさんもとても素敵です。
撮影(書影)/三浦晴
二十四節気のきものワードローブ「処暑」
きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616
水色の絽のきものは、わたしの夏の一張羅。
昨年、お茶事に招かれたときに慌てて探し、「きもの青木」さんのオンラインショップで購入したものです。サイズもあることなので、お直しなく着られたのはありがたいことでした。
お茶会にも着ていけるような、セミフォーマルに向いた夏きものは、まだこれ1枚しかもっていないので、今年のお茶会も、違う帯を合わせて、やりくりして済ませてしまいました。帯によって、また違う雰囲気になるのもきものの楽しさです。
お茶をやっていると、この手の色無地があると、とても重宝します。
「きもの青木」さんはリユースと言っても美品が多く、一級の工芸品はもちろん、江戸小紋や色無地、訪問着なども豊富に紹介されていて、「入学式や卒業式できものを着たい」という方などにもきっと役立ってくれるはず。
今回は、「銀座かわの屋」さんでいただいた羅の名古屋帯を合わせました。絽の帯揚げと帯締めは千成堂着物店さんで。
きもの青木 https://aoki-aoki.shop-pro.jp/
銀座かわの屋 https://www.rakuten.co.jp/kawanoya/
千成堂着物店 https://www.sennarido-kimono.com/
9.6up!
「わたしのきものSTORY」12
きものと帯の数がある程度、揃ってくると、次に関心が向かうのが帯揚げと帯締めのコーディネートかもしれません(帯枕をくるむのが帯揚げ、帯を締めるのが帯締めです)。着付けを習い始めて4年目の今のわたしがこの段階だとは思うのですが、でも、これが実に難しい! この連載の撮影でも、うんうん唸りながら組み合わせを考えることになりました。
と言うのも、この連載ではすべて私物を使っているのです。「撮影されるなら、リースもしますよ」とありがたい申し出をしてくださった呉服屋さんもあるのですが、「数は少なくてもリユースでも、きものワードローブは作れる」というテーマの連載なので、そこは甘えたくなかったのですね。いくつか新しいものは買ったものの、私物ですから、予算というものがある。「本当はこれが素敵だけど、こちらにしよう」という具合にさまざまなショップを見てまわり、随分、頭を悩ませました。
ルールとしては、「帯のなかの1色から帯揚げや帯締めの色を拾う」、あるいは、「きものと帯揚げか帯締めを同系色にする」などといろいろあるのですが、ただ、あまりセオリー通りにしても、教本から出てきたようになってしまう。また、撮影用には華やかできれいでも、身につけていると落ち着かないであろうコーディネートもあります。可愛いすぎるのも、地味すぎるのもつまらない……と考えていくと、本当に頭がこんがらがってくるのでした。結局のところは、きものと帯の上に置いてみないとわからないのですが(置くとパッと決まるものなのです)、きっと全国のきもの愛好者が、「ああでもない、こうでもない」と日々、頭を悩ませているのでしょうね。楽しくも苦しく、そして、ちょっと愛おしい時間だったりします。
小物まわりには、「有職組紐 道明」さん、「和小物さくら」さん、「衿秀」さん、「渡敬」さんなどのメーカーがあります。帯締めの「有職組紐 道明」さんの取材記事で、「季節は問わない」と読んだことがあり、道明さんの組紐は、通年使えるようです。一方、単衣の季節や夏になると、ちょっと細めの帯締めをおすすめされる呉服屋さんやメーカーも多いよう。確かに、定番の道明さんの冠(ゆるぎ)紐などはいつ締めても素敵で、本当に万能なのですが、夏にはレースなど涼しげなものが欲しくなるのも確か。絶対的な正解があるわけではないので、これも悩み始めると、沼になっていくのでした。
帯揚げも同じくで、本当にちょっとしたトーンの違いで、帯の表情がガラリと変わったりします。日本の色の豊かさの背景には自然の豊かさもあるわけで、美しい国に住んでいることに改めて感動するとともに、また悩み始めるというわけです。1枚では素敵な柄の帯揚げも組み合わせると、あまり合わないこともある。また帯揚げは、夏はやはり絽や麻でないと暑苦しいので、単衣や袷の時期とは分けるとなると数が欲しい。それをわかっているメーカーさんも、素敵なものを出してくださるので、次から次に欲しくなる……という具合で、物欲との戦いという面もありますね。でも、そんなすべてがなぜかきものに関しては愛おしくなるのですよね。楽しくも悩ましい趣味を見つけてしまったものだなあと思います。
きものWARDROBE 「白露」
きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616
まだまだ暑いですが、それでも秋が近づいた気がして、
9月になると、ホッとしますね。
でも、この暑いのに秋という季節が
きものを着るうえではなかなか難しいのです。
本来は、6月と9月が単衣と言って、裏地がないきもの。
7月と8月は、麻や絽など透けるような、涼しい素材を着る。
それがセオリーなのですが、
年々、暑くなるなかで、
今は5月や10月も単衣を着る方も多いですし、
9月の初旬となると、まだとても単衣を着る気にもなれないし、
麻でも厚手のものなら着てよい。
ただあまり盛夏の雰囲気でも違うということで、
初心者としては悩んでしまうのですね。
こちらのたまご色の小紋は、堅絽(たてろ)という素材。
目が縦方向なので、絽と言ってもあまり透けないため、
盛夏も含め、6月から9月にかけて長く着られるのだそうです。
全身に柄が入る小紋はあまり得意ではなく、
そんなにもっていないのですが、
こちらは、柄が控えめで長く着られそうで、気に入っています。
楓の葉っぱの名古屋帯は、絽のすかし織。
白地に水色と茶の変わりひもに絽の帯揚げを合わせました。
きものも帯も、銀座かわの屋さんのセールで購入したものです。
銀座かわの屋 https://kawanoya.buyshop.jp/
Staff Credit
photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya
■Sayaさん著書情報
『占星術ブックガイド 星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集』
Saya・著 ¥5500 説話社
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。
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