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Sayaの12星座 星占い「星ごよみ」

<6月21日~7月21日のあなたの運勢>「休みたい、リラックスしたい」という願望が強くなりそう【Sayaの星占い 今月の12星座運勢「星ごよみ」】

  • Saya

2024.07.05

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7.5up! 「わたしのきものSTORY」8 を更新しました。
column「運がよくなるおとなのきもの遊び」を読む

SUN SIGN IN CANCER(太陽がかに座に)

6月21日の夏至に太陽がかに座へ。実は、17日に愛と美の星・金星、思考や伝達の星・水星がすでにかに座に入っています。かに座には太陽、金星、水星が揃うことになり、「休みたい、リラックスしたい」という願望が強くなりそうです。それまでの、ふたご座に天体が多いときは、外交的に、外の世界に関心をもっていた人たちもぐんと内向きになるときなのです。

そのうえで、6月22日にはやぎ座で満月があります。実は、来月にもやぎ座で満月があるので、やぎ座の象徴するテーマ、たとえば、社会との関わりや自分が目指す道について、「本当にそれでいいの?」と宇宙から確認されるような、そんな感覚がありそうです。

30日にはやぎ座の守護星である現実化とルールの星・土星がうお座で「逆行」を始めます。外側だけの成功や達成を目指すのは、今もっともやってはいけないこと。と言うのも、9月2日には変容の星・冥王星がやぎ座にやってくるので、「形だけで本質を見ていない」ことがあると、ガラガラと崩れ去ってしまうでしょう。

さらに、7月2日にはうお座の守護星で、やはりうお座にある境界を溶かす星・海王星も「逆行」をスタート。土星と海王星の「逆行」によって、わたしたちの感情はかなり波立ち、先行きが不安になる人も多いのではないかと思います。実は、この日には水星はしし座に入るので、楽観的な考え方をする人も多そうですが、心のうちはモヤモヤでいっぱいのイメージです。6日のかに座の新月では自分が居心地よくなるために、何かケアをしてあげて。

12日には金星もしし座に入ります。水星、金星のしし座への到来は、楽しみたいという気分にわたしたちをさせるでしょう。せっかくの夏。無理をしないで、楽しむ。人間らしい生活を心がける。無理に充実させることもなく、ただ休む。そんな姿勢が必要なように思います。

運がよくなる大人のきもの遊び

6.21up!
「わたしのきものSTORY」07
まだまだ初心者。上級アイテムは封印しつつも、バッグはこだわりたい!

「月に2回のお茶のお稽古にきもので行く」と決心してから、リユース中心ではありますが、だいたい3年で、ワードローブができてきたというお話を前回はしました。よく「きもの1本に帯3枚」と言われるのですが、わたしは、割とどのきものと帯も合うようなセレクトをしているので、24コーディネートができると、実際にはどんどん掛け合わされて、無限大にコーディネートが広がっていきました。

 本当のきもの上級者さん、おしゃれさんというのは、きっとここから先。帯揚げ、帯締めもどこまでもこだわれますし、刺繍付きの半衿などにし始めたら、沼はどこまでも続いていくでしょう。

 ただ初めのうちは、年間を通して、きものや帯を揃えるだけでも、お金も時間もエネルギーは必要です。ですから、お月見の頃に兎柄の塩瀬の帯を締めるとか、お正月には駒と羽子板の刺繍にするとか、毎年、その時期にしか締められない季節のモチーフは憧れではありますが、わたしは今のところ、封印しています。干支も同様。12年に一度しか締められない帯は、究極の粋と言いますか、贅沢ですね。

 帯留めにもまだ手を出していません。帯留めは、洋服で言えば、ジュエリー的存在。素敵なものはたくさんありますが、これも沼に落ちることがわかっているので、今は見ないことにしています。長襦袢や半衿も、以前も書いたように、「き楽っく」というファスナー式にしていることもあり、洗える素材の白で通しています。草履も同様で、菱屋カレンブロッソさんのカフェ草履が定番です。

 そんなふうにいろいろ目をつぶり、「やる、やらない」を決めて、できる範囲できものを楽しんでいるわけですが、小物のなかでも、バッグだけはもたないわけにはいきません。初めの頃は、ネットで買える和装バッグをすべて見たのではないかというくらい、リサーチしたものです。でも、利休バッグと言われるオーソドックスなタイプやかごバッグなど、デザインが限られていて、なかなか気に入るものに出会えないんですね。

 そんななかで見つけたのが神奈川・武蔵中原に実店舗もある「千成堂着物店」さん。インスタグラムやブログのコーディネートが本当に素敵で、やはり夜な夜なオンラインショップをチェックしていました。そのうちに出会ったのがSHOJIFUJITAさんというデザイナーさんのグレーのバッグ。千成堂さんが和装用にオーダーした別注品のひとつをいただいたのですが、これがもう何にでも合うのです。

 このバッグにはエピソードも。京都・西陣の有名な手織りの帯のブランド、「渡文」さんのギャラリー、「手織りミュージアム 織成館(おりなすかん)」にお邪魔したときにも、「わ!」という感じで、褒めていただいたのですね。次に「渡文」さんのイベントでお会いしたときにも、「あのバッグの方」と覚えてもらっていたほどです。

 感じよくきものを着ていると、京都ではどこでも歓迎されるものなのですが、和装を見慣れているきもののプロの目に留まるのは、さすが千成堂さんだなあと思った出来ごとでした。ちなみに、「手織りミュージアム 織成館」さんも、京都に来たときにはぜひご覧いただきたい、小さなミュージアムギャラリー。全国の産地の紬や古い友禅のコレクションの他、工房見学では職人さんの実演もあり、たっぷり半日楽しめるので、とてもおすすめです。

 話を戻すと、この連載開始にあたって、千成堂さんの実店舗にもお邪魔し、代表の井上英樹さんにもお会いしてきたのですが、なんと呉服の経験なくお店を始められ、京都の問屋や産地の工房、作家の個展などに出かけては体当たりでやってきたというバイタリティのもち主でした。

 でも、お話ししているうちにわかったのは、文化服装学院のスタイリスト科を卒業後、古着やヴィンテージのバッグのお店を経営するなど、ずっと「美しいものを広く伝える、販売する」キャリアを重ねてきたということ。昨年まで二人三脚でお店を大きくしてきたお母さまは、美容のお仕事をされていたそうで、幼いうちから美的センスも養われているのでした。そんな井上さんの人生が凝縮されたような千成堂さんのきものや帯、小物たちは、「きものとはこういうもの」という既成概念がない分、とても自由で、ワクワクさせてもらえるのですね。

 このSHOFUJITAさんのバッグを初め、鶴田早苗さんというデザイナーさんのかごバッグ、andekundeさんの胡桃のかごバッグなど、今、わたしがメインで使っている和装バッグは、千成堂さんで購入したもの。また帯揚げや帯締めも、「和小物さくら」さん、「衿秀」さんなどの京都のブランドを中心に、モダンで合わせやすいセレクトで、よく購入させていただいています。井上さん初め、きものを愛するスタッフのみなさんが打ち合わせを重ねながら、選んだものだそうです。

 まだトライしたことはないのですが、帯揚げひとつからカラーオーダーも可能なのだとか。ひとりひとりの顧客、コーディネートスタッフを心から大切にお店を育てていく姿勢に、教えられる思いがしたことです。

千成堂さんでいただいた、大活躍のバッグたち。

千成堂着物店 https://www.sennarido-kimono.com/
手織りミュージアム 織成館 https://orinasukan.com/

二十四節気のきものワードローブ「夏至」

きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616

二十四節気の「夏至」と「小暑」は、
占星術で言うかに座の時期に当たります。

7月からは夏物になるので、単衣の時期は、この「夏至」でいったんお休みに。

水色がかった薄いグレーの本場結城紬は、京都・茶山の骨董屋さん、正尚堂さんに入ってきた古い反物から、マイサイズで仕立てていただいたもの。

御所車の車輪の文様がところどころにある、シックな柄も、微妙な色合いも、とても気に入っています。
昨年、NHK文化センターの京都教室で、トークをさせていただいたときにこれを着ていったのですが、いらした方みんなが御所車を「ホロスコープ(星の配置図)みたい」と喜んでくださって。
言われてみると確かにそうなのですが、長く着て洗っていくと、ふわりとやわらかくなるという結城紬。大切に着ていきたいなあと思っています。

沖縄本島、首里からもほど近い南風原町の、南風原花織の名古屋帯は、「野原織物工房」さんのもので、「京都きもの市場」さんのセールで、これもお安くいただいてしまいました。
「星空」という銘があって、夜空を模した薄い墨色に施された刺しゅうがとても細やかで、どんな紬にも合い、登場頻度が高いのです。
 
うすいピンクの水玉の帯揚げは、「和小物さくら」さんのもの。
水色の冠(ゆるぎ)の帯締めは、ノーブランドです。

正尚堂 @seisyodo
京都きもの市場 https://www.kimonoichiba.com/index.html



7.5up!
「わたしのきものSTORY」08
夏きものの揃え方の正解を京都のきもののプロに聞きました

暑い、暑い夏がやってきました。わたしが今住んでいる京都は、盆地だけあって、日中はもう外に出たくないほどの照り返しと蒸し暑さ。5年住んでいた沖縄のほうが涼しいと感じるほど。それでも、お茶のお稽古にはきもので行きたい。きものとなると諦めないので、夏ものについても、本を読んだりウェブを見たり、自分なりに調べて、リユースを中心に揃えてきました。

 ただ夏ものの季節は、7月と8月とされています。期間が短いうえ、絽、紗、麻など素材も多岐にわたるうえ、浴衣を夏きものとして着る方も多いので、何が正解か、初心者にはわからない点も多いのです。また、リユースを見ていても、出まわっている数そのものが少ないようにも感じます。

 そんなわけで、夏ものは初心者であっても、反物からおあつらえもいいのではと思っていたこともあり、「きもののプロはどんなふうに夏のワードローブを作っているんだろう」と、京都・烏丸御池で丸洗いと着付けをされている石原かおりさんにお話を伺いました。

sayaさん1
涼しげなしじら織の浴衣姿の石原かおりさん。
きもの丸洗い・着付け いしはら https://ishihara-maruarai.com/

「わたしは、夏ってあまり出かけないので、ちゃんとしたものは紗と絽の2枚しかないんですよ。普段のお教室ではしじら織の反物から、浴衣を何枚か作って愛用しています。広衿のきもの仕立てにしてね。しじら織なら、絽みたいに透けないので、衿だけでも不自然ではないでしょう。たかはしきもの工房さんの満点スリップ(綿楊柳タイプ)にうそつき衿を付けるだけだから涼しいんです。洗濯もご自宅でできるし、とてもおすすめですが、これに半幅帯のコーディネートが多いですね」

sayaさん2
こちらは、Sayaの私物。年上の知人の方にいただいた有松絞りの反物から仕立てた浴衣。半衿なしで着るのもよいとは思いつつ、半衿があるほうが好きなので、今年の夏は、たかはしきもの工房さんの麻の「うそつき衿」と合わせて着る予定。博多帯などを合わせましょうか。

「浴衣ではなく、絽や紗の夏きものを着るなら、先ほどのたかはしきもの工房さんの満点スリップ(綿楊柳タイプ)にうそつき衿だけでなく、うそつき袖を付けています。これが襦袢代わり。汗をかく時期で、洗濯しやすいようにポリエステルの絽の襦袢を選ばれる方も多いですが、身体に張り付いて、ものすごく暑いんですよ。夏こそ天然素材がいいので、ぜひ綿か麻を選んでほしいですね。また補正も、暑いからと言って入れない方もいるんですけど、しっかりタオルを入れたほうが汗を吸ってくれて快適ですよ」

 わたしの場合、今までは汗だくになりつつも、普通に夏の襦袢を着ていたので、今年は、「満点スリップ(綿楊柳タイプ)+うそつき衿+うそつき袖」で夏きもの、「スリップ+うそつき衿」で浴衣のきもの風をやってみたいと思います。

 次回は、石原さんに気になる「きもののお手入れの本当のところ」をお話しいただきます。

きものWARDROBE 「小暑」

きものWARDROBE 「小暑」

きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616

京都の7月は、じりじりと焼けるような暑さ。
二十四節気の「小暑」であっても、「小さい暑さ」なんて、とんでもない季節の到来です。

今回のコーディネートは、鮮やかなちゅら海のブルーが美しい、
沖縄・南風原の大城廣四郎さんの工房の絣のきものに、紅型の名古屋帯です。

実は、どちらも夫の母にもらったお気に入りで、
きものは30年以上、前のものですが、古さを感じさせません。
紅型は、数年前に亡くなられた伊差川洋子さんという沖縄の作家もの。
これも、同じくらい前のものかもしれません。
伊差川さんは浦野理一さんに師事された方で、
この帯を見せた正尚堂さんが「売って〜」と叫んだほどの可愛さです。
年数が経っても、まったく色褪せることがないのがこうした工芸品のよさですよね。

このコーディネートで京都のタクシーに乗ったところ、
降りる間際になって、ドライバーさんに、
「わたしは以前、きものの仕事をしていましたが、
とても素敵な装いで、お客さまに本当によくお似合いです」
と言われたこともありました
(ちょっと悲しい話ではあるのですが、京都でタクシーに乗ると、かなりの確率で、
以前は西陣にいらしたけど、廃業されたという方にお会いするのです)。

レースの帯締めはノーブランド、格子の帯揚げは、「和小物さくら」さんのものです。

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Staff Credit

photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya

■Sayaさん著書情報

『占星術ブックガイド 星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集』
Saya・著 ¥5500 説話社

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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