LIFE

暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!

ダウンサイジングに成功したら、人生がどう変わりましたか?

住まいを90㎡→70㎡へダウンサイジング「小さく整う暮らし」を実践し続けている尾崎友吏子さんにインタビュー

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2024.06.09

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今、なぜ暮らしを「ダウンサイジング」?

ものを手放すことで人生が回り始めた人が増えています

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一念発起して持ち物の量を減らしたら、暮らしや心まで激変した、という声を最近よく耳にしませんか?雑貨や服が好き、子どものものが増えがち、やるべきこと・やりたいこともたくさん……そんな30代・40代こそ、体験談からダウンサイジングの効果を知って、実際に試してみる価値がありそうです。

『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)

『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)

『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)

著者・尾崎友吏子さんにインタビュー!ダウンサイジングに成功したら、人生がどう変わりましたか? 

尾崎友吏子さん

尾崎友吏子さん

1970年生まれ。ニューヨーク州立大学卒業。不動産業を経て、現在は建設業に携わる。ブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」主宰。3人の男児の母。



小さくした分だけ、家事や家計、時間に生まれた余裕。将来への不安も小さくなりました

夫婦と息子3人の5人家族。約10年前、住んでいたマンションの建て替えにより、90㎡から70㎡の中古マンションへとダウンサイジングを決行。持ち物も次々と減らし、「小さく暮らす」ことを長く実践し続けている尾崎さん。

私も以前は、『家は大きいほうが豊かで余裕を持てる』と信じていました。ところが今思うと、むしろ広い家に住んでいた頃のほうが余裕がなかったんです。まず、借金を返すために必死に働かなくてはならなかった。家が広いことで家事動線が長くなるから、効率も悪い。空間があるため、『まあいいだろう』と余計なものまで買ってしまい、家がごちゃついた結果、イライラする。広い家も、たくさんのものも、私には手に余る存在だったんです

尾崎友吏子さん

住んでいた家を売って得たお金で、借金を完済。さらに、家計に余裕ができたため働き方を見直し、仕事に追われる生活も手放しました。コンパクトな空間になれば動線は自ずと縮まり、家事に取られる時間も短縮。収納が少ないと自覚して、買い物もぐっと慎重になったそう。 
ちなみに、ものを手放すときの判断基準は、とにかく「使っているか否か」。迷ったときは「本当に残す価値があるか?」を自分に問いかけると躊躇がなくなると言います。

子どもが親元で暮らす年数は、思うより短いもの。子育て中のマキシマムな状態を基準にすると、夫婦2人に戻ったときなど、ライフスタイルの変化によってはムダが多く生まれがちです。ものを減らし、暮らしを小さく回すことで得られたのは、『私たちは、これだけあれば生きていける』という自信。現在は物価高が進んでいますが、その影響も少なく、将来への不安も減らせました。生活をダウンサイジングすることは、心や時間の余裕による豊かさを生むだけでなく、実は変化やダメージにも強い。大切な家族をしっかり守ることにもつながるのです

尾崎友吏子さん

Staff Credit

イラストレーション/佐藤紀子 取材・原文/福山雅美

こちらは2024年7月号(6/7発売)『暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!』に掲載の記事です。※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年7月号現在)です。

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