宝塚歌劇団男役スターが登場する人気連載の第2弾、「TAKARAZUKA STAR INTERVIEW ココロの景色」がスタート！ あのとき、あの瞬間、その目で見た、忘れることができない風景とは？　そこから紐解く、タカラジェンヌの大切な思い出、美学、人生の歩み。

LEE2024年7月号にインタビュー（P.88〜・カラー4ページ）が掲載されている宝塚歌劇団花組トップスター・永久輝せあさん。LEEwebでは本誌未公開の写真＆未収録コメントをお届けします！

SPECIAL

花組トップスター

永久輝せあさん

2011年、宝塚歌劇団に入団。雪組に配属され、その後花組へ組替え。芝居、歌、ダンスと三拍子揃った確かな実力で、早くから注目を集める。明るく華やかな存在感と、どこか愁いを帯びた眼差しが多くの観客を魅了。この春、花組トップスターに就任。

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スペインで見た、サグラダファミリアの美しい木漏れ日

Sea Towaki

宝塚に関しては忘れられない景色が本当にありすぎて。沢山の想いが詰まった稽古場、初めての舞台の幕が上がったときに見た観客席、尊敬する上級生たちの背中……素晴らしい風景に出会いすぎただけに、ナンバーワンを選ぶことができません。なので、あえてプライベートで見た景色、スペインを旅行したときに見たサグラダファミリアの美しい景色を挙げたいと思います。

スペインを訪れたのは約8年前。『哀しみのコルドバ』『ドン・ジュアン』とスペインを舞台にした作品が続き、実際にその地を訪れてみたいと興味を持ったのがきっかけでした。ガウディによる建築であり、今もまだ建設中のサグラダファミリアの全体像はそれまでも様々な写真で目にしていたのですが、屋内の写真は見たことがなくて。実際に中に入ったときはその美しさに感動。木々の隙間からさしこむ木漏れ日をイメージして作られたそうなのですが、本当にそのような感じで、まるで森の中にいるような気持ちになれたんです。その美しい景色の写真は今もスマホに残っていて。ふとしたときによく見返すんです。すると、日常からふっと離れることができるというか、なんだか旅をしたような、気持ちがリセットするような感覚になるんです。

バルセロナだけでなくずっと行きたかったヴェネツィアまで行くことができた、その旅はとても楽しくて。私にとってスペインはもう一度、訪れたい場所。『哀しみのコルドバ』の舞台になったコルドバや、『ドン・ジュアン』の舞台になったセビリアにもまたいつか行ってみたいですし、2026年には完成するというサグラダファミリアの姿も見届けたいなと思っています。

NEXT STAGE

ファンタジー・ホラロマン
『エンジェリックライ』

レヴュー グロリア
『Jubilee（ジュビリー）』

永久輝さんと相手役の星空美咲さん、花組新トップコンビの大劇場お披露目公演。類まれなる美貌と聡明さを持つホラ吹き天使アザゼル。天帝の怒りを買い力を奪われた彼は力を取り戻し天界へと帰れるのか……。主演：永久輝せあ　星空美咲

宝塚大劇場
9月28日〜11月10日

東京宝塚劇場
12月7日〜2025年1月19日

公式ウェブサイト＞＞

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