Vol. #
76
シャープ「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」&フェスティノ「ツヤモイストドライヤー」
一昨年、還暦を迎えましたが、人生で一番と言っていいくらい髪の調子がよく、艶髪を維持できているのは使っているドライヤーのおかげだなあと実感している毎日。年齢を重ねて顔にはシミやシワが目立ってきたけれど、ありがたいことに髪の毛だけはいつもほめられます。「後ろ姿は20代!」とまで言われたことがあるほど(笑)。そこで、今回は編集部からのリクエストにお応えして、私が愛用しているドライヤー2台をご紹介したいと思います。普段使っているシャンプーなどのヘアケアアテムや、スタイリングツールについても併せてご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
Item_01
まずはシャープのプラズマクラスタードレープフロードライヤーで根元から乾かす!
今ではロングヘアのイメージがすっかり定着していますが、実は50歳の時に一度、ショートヘアにしたことがあります。年齢的にロングは似合わないのではと思ったのと、髪がだいぶ傷んでしまった気がしたから。ところが5年ほど前、つまり50代後半になって何となく再び髪を伸ばし始めたら、ショートヘアよりもアレンジが出来て楽しいことに気づき、いつのまにかロングヘアになっていました。
冬になっても襟足の髪が絡まったりすることも少なく、元気な髪のままでいられるのはよくよく考えてみると格段に進化したドライヤーのおかげだと思うんですよね。速乾性を追求するあまりに高温になり過ぎることもなく、風量や風温、風圧などのバランスに優れたドライヤーが登場し、温度調節のプログラミングも進化して、とにかく髪にやさしく、しかもスピーディに乾かしてくれるようになったのが髪への負担を少なくしてくれているのだと思います。
そうした中で、昨年のLEE本誌12月号「人生が変わった家電」企画で掲載させていただいたシャープの「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」は、別格の感動がありました。誌面での「ロングヘアの髪が約 3 分でほぼ乾き、サラサラになってびっくり!吹き出し口の径が大きく、後頭部や耳の斜め後ろなど、乾きにくい部分にも風が行き渡るんです。 4つの吹き出し口から出る風が地肌まで風を届け、根元もふわり」というコメントのとおり、髪をかき乱すことなく、自然に持ち上げて地肌まで風を届けるため、根元がふわりと立ち上がり、ヘアドライの後は頭全体が軽く感じられるのですから感動ものです。静電気が抑えられるため、浮き毛も見られませんし、仕上げに冷風モードを選ぶと一気に温度が下がるところにも感動します。
距離センサーとAIで送風温度を調整して熱ダメージから髪を守るセンシングモードや、ドライヤー嫌いの子どもでも安心して使えるジェントルモードなど細やかなモードも備えてあり、ハンドル部にある操作部の使い勝手も素晴らしいなと思います。
私自身は、タオルドライ(後述の ヘアドライキャップが重要)の後、まずはこのドレープフロードライヤーで髪を根元から乾かし、ロールブラシを使って前髪の毛流れを整えるのがいつもの使い方。3分程度でほとんど乾いてしまいます。
Item_02
仕上げにフェスティノのツヤモイストドライヤー「温冷ツヤモード」でしっとり艶やかに
同じくらい溺愛しているドライヤーが、フェスティノの「ツヤモイストドライヤー」。こちらは重さが270gしかなく、見た目もコンパクトで握りやすいのです。一般的なドライヤーの半分程度の重さで驚くほど軽く、腕や手首が疲れにくいのに、大風量でしっかりと地肌まで温風が届き、速乾性に優れているのだからうれしいですよね。3つの風量調整ボタンや、4つのモード選択ボタンも、ハンドル部分にあるので使いながら親指で簡単に切り替えることができます。
まずは赤ランプの「スピードモード」で髪の表面を乾かし、オレンジランプの「スカルプモード」で地肌をケア、ある程度乾いたら緑ランプの「ツヤモード」に切り替えるのがおすすめの使い方。温風と冷風の自動切り替えで髪のクセを伸ばして整え、ツヤが出てくるから不思議です。手ぐしで髪をとかすようにしながら乾かすとさらに美しい仕上がりになります。
シャープのドレープフロードライヤーを使うようになるまでは、このツヤモイストドライヤー1台で髪を乾かしていましたが、今は、こちらを仕上げ用に使うという贅沢なやり方になりました。すでにほとんど乾いているので、温風と冷風をアトランダムに切り替える「ツヤモード」で2~3分程度使って、しっとり艶やかに整えるという感じです。
このツヤモイストドライヤーは、送風口の反対側に吸気口があるのですが、カバーをくるっと回して外すと網状になったフィルター部のホコリのお手入れがしやすく、そのあたりもよく出来ているなと思います(※ドライヤーは1か月に1回程度はフィルターのお手入れをしないと、ホコリがたまって温度が高くなり過ぎたり、風量が落ちたりするので、きちんとお手入れをしてくださいね)
Item_03
3COINSのヘアドライキャップやシルクの枕カバーも愛用しています
速乾美髪をかなえてくれる高機能ドライヤーの存在はとても大切ですが、それ以外にも髪のためにこだわっているものがいくつかあります。1つは、シャンプー後にバスルームの中ですぐに頭に巻き付けている3COINSの「髪にやさしいヘアドライキャップ」。繊維が細く、ふんわりとした柔らかな素材で出来ていて、髪の水分をしっかり吸収してくれるのでドライヤーを使う時間がぐんと短くなります。しかも身体を洗ったりしているときにも、髪が邪魔にならず一石二鳥。これがないと困るので、旅行や出張のときにも持っていくほど。
また、私は朝シャン派なのですが、愛用のシャンプー・トリートメントはYOLUの「ディープナイトリペアシリーズ」です。夜間美容とうたっているので、本当は寝る前に使えばもっといいのかもしれませんが、長年の習慣は変えられず。トリートメントの後にコーミングして歯磨きしながら5分ほどおいて流すことでちょっとは染み込んでいるかなあと言い訳していますが、指どおりもいいし、コシのある髪になるように思います。ドライヤーの前に、このシリーズのヘアオイルで毛先を中心にケアするようにしています。
そうそう、寝るときにはドレスハ―セルフの「シルクピローカバー」も手放せません。4,950円と決して安価ではありませんが、これを使い始めて3年半。肌や髪への摩擦がないので、本当に調子がいいのです。ブル―グレーのカラーが好きな私にとって、ミストブルーというカラバリがあるところも大切な要素かもしれません。
最後に、スタイリングツールも2つご紹介しましょう。フェスティノのツヤモイストドライヤーの後、アベンヌウォーターを軽く髪に吹き付けてから、ダイソンの「エアラップスタイラー」で毛先を巻いていきます。仕上げに、ヤーマンから昨年秋に発売された保水アイロン「スムースアイロン フォトイオン(32mm)」を160度にセットして、表面だけ巻いて出来上がり。こちらは保水アイロンというだけあって、低めの温度でもしっかり巻けるし、しっとりしたカールになるので気に入っています。エアラップスタイラーとヘアアイロンの両方使っても7~8分くらい。慣れもあると思うけれど、使いやすいものを選ぶとスタイリングもスピーディにできるのです。
スタイリングの仕上げにはリサーチの「ヘアソルベ」を手のひらに馴染ませてから毛先にもみ込むようにしています。いわゆるバームに近いものかと思いますが、ゼラニウムの香りがとても好きで気分が上がります。
ということで、長々と私のヘアケアアイテムをご紹介してきましたが、髪質の違いもあると思うのでこれが絶対!というわけではありませんが、気になるものがあったらぜひ取り入れてみてはと思います。髪が元気でヘアスタイルが決まるとその日1日が機嫌よく過ごせますよね。どうか少しでもお役に立てますように。
製品DATA
- ブランド:シャープ
- 商品名: 「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」
- ブランド:フェスティノ
- 商品名: 「ツヤモイストドライヤー」
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