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AIからアドバイスが! 【フリマアプリ利用者に朗報】「メルカリ」の出品がより簡単に、より売れやすくなる?
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松崎のり子
2023.11.28
商品名の書き方、売れやすい値段を教えてくれる
使わないモノをフリマアプリで売ってお金に替えるのは、もう当たり前のこと。でも、出品はしたものの、思ったように売れないという悩みはありませんか?
フリマアプリの「メルカリ」では、出品済みの商品情報をAIが分析し、商品がより売れやすくなるように提案を行う機能を導入しました。
一定期間売れ残っている出品商品に対して、メルカリの過去の情報を元に商品情報の改善提案をしてくれる機能です。
例えば、商品名の書き方や、売れやすい値段の提案などをしてくれるそう。
追記すべき内容を提案するだけでなく、おすすめの商品名等を自動生成、出品者はそれを選んで変更するだけと手軽。
まずはキャラクターグッズ、邦楽やK-POPのCD、参考書・小説など20カテゴリが対象に。サービスの利用状況などを見て、他のカテゴリーにも広げていくそうです。
AIの提案が正確とは限らない
ただし、注意点もあります。
AIはこれまでの売れ行きデータなどから提案をしていきますが、必ずしもそれが出品者の希望に沿うものではないことも。AIの提案を受け入れるかは、あくまで出品者の判断です。
また、AIはまだ間違えることも多いので、提案の文面を自分の目でチェックする必要もあるでしょう。役割はあくまでアシスタントであり、人間が主体であることは変わりません。
とはいえ、出品初心者や、なかなか売れなくて改善のヒントが欲しい時には便利かも。
具体的な文章や文言を作って提案してくれる生成AIは、たくさんのデータを学ぶことでより精度の高いアドバイスができるようになるもの。多くの人が使うほど精度が高まることから、無料で利用できるサービスとして搭載されるのだとか。
メルカリ以外にも、手作りの雑貨やアクセサリーを販売したいときの価格設定とか、売れやすい曜日や時間帯のタイミングとか、そんなアドバイスをしてくれるAIがあると楽しそうですね。
他にも、買い物データから食材を組み合わせて、家族が好むメニュー提案をしてくれるAIなども増えてきています。生活サービスとして使うにはまだ過渡期ですが、今後も様々なアシスタントサービスが登場してくることでしょう。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
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