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LEE DAYS club clara

~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.41〜

家族と初秋の尾瀬をトレッキング【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2023.10.17

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一年ぶりの尾瀬!

秋の日帰り尾瀬トレッキングに出かけてきました。

先日、家族で尾瀬のトレッキングに行ってきました。今年は久しぶりに初夏のお花がキレイな時期に行きたいなぁ〜とぼんやり考えていたのですが、あれよという間に季節は移り変わり、秋!!

家族の誰ともなく「今年の尾瀬はどうする?」と話した翌週末、みんなのお休みがそろったため、急遽日帰りで行くことに。当日は去年と打って変わり、秋晴れのお天気に恵まれ、気持ちのよい陽気の中、大自然を満喫しながらのんびりとトレッキングを楽しんできました。

写真 秋の尾瀬ヶ原トレッキング

控えめに言っても、去年とほぼ同じような内容で申し訳ないのですが……美しい(快晴の!)尾瀬の景色をシェアできればと思います。

写真 秋の尾瀬ヶ原
池塘に美しい青空がくっきりと。素晴らしい景色があちこちで見られました。

今回は、久しぶりに鳩待峠から山ノ鼻に降り、尾瀬ヶ原をぐるっと散策する王道ルートを歩いてきました。

どなたかの参考になれば……

今回のルートとチェックポイント通過タイム

3:00 自宅出発(夫運転、他は仮眠)→6:00 駐車場到着(ここよりバスで移動)→6:45鳩待峠(トレッキングスタート)→7:45山の鼻(トイレ休憩)→8:50牛首(朝食)→ヨッピ橋→東電小屋→11:00見晴(お昼休憩1時間)→竜宮(トイレ休憩)→山の鼻(トイレ休憩)→15:00鳩待峠→駐車場→温泉

総歩数:約30,000歩/総階段数:40階相当

9月後半の尾瀬は日が昇ると気温もかなり上昇、日中は汗ばむほどの陽気となり、日差し対策の長袖と帽子・サングラスが必須でした。日焼け止めもこまめに塗りなおします。

写真 秋の尾瀬ヶ原をトレッキング
キラキラの陽射しが眩しいほどでしたが、空気も空も秋らしく穏やかな陽気でした。


尾瀬ヶ原散策

尾瀬ヶ原ならではの池塘が点在する上ノ大堀辺りまで歩くと、至仏山の全景を眺められる絶景ポイントに到着します。

写真 尾瀬ヶ原散策
(ちなみにわが家の年賀状はほぼ毎年、尾瀬の写真です。今年はこれにしようかな?)

朝食は見晴らしの良い「牛首」周辺で。コーヒーを淹れ、持参したドーナツと一緒に休憩を取りました。ここはベンチが多くあり、広い尾瀬ヶ原のちょうど中間地点辺りにあるため、一休みするのに人気のポイント。この日も多くの方がのんびりと過ごしていらっしゃいました。

写真 尾瀬ヶ原でコーヒーブレイクタイム
遠くに燧ケ岳を眺めつつ、壮大な尾瀬の景色を堪能しながら飲むコーヒーは格別です。post coffeeから届いた豆を挽いて持参しました。

休憩後は分岐点を曲がり、通称「やまびこポイント」とわが家で呼んでいる場所に到着します。子どもたちが小さい頃はいつもこの辺りで「ヤッホー!」と叫びながらこだまが返ってくるのを飽きずにいつまでも楽しんでいました(もう誰もそんなことしなくなっちゃって寂しい〜と思いながら、昔の動画を見てたまらなく懐かしい気持ちになるわたし……)。

みんな生きている♪

尾瀬の生き物たち

またこの辺りの池塘ではサンショウウオやシオカラトンボなど様々な生き物が見られます。「何かいないかな〜」と覗きながら歩くのも楽しいですし、すれ違う方と、「○○の近くで△△を見ましたよ〜」と教えあったりすることも。

写真 尾瀬ヶ原のサンショウウオ
見えますでしょうか、左上にサンショウウオのファミリー。一緒に仲良く並んでいました♡

今回はこんな珍しいものにも遭遇!

写真 蛇の抜け殻
蛇の抜け殻ですね(苦手な方、ごめんなさい)。まるっときれいな形で残っていました。ご利益ありそう♡

草紅葉がキレイ。

秋ならではの風景

またこの季節は池塘に浮かぶ葉が赤く色づく様がとても美しく、草紅葉とともに秋の尾瀬の風物詩となっています。本当にとってもキレイ!

写真 尾瀬ヶ原の秋
絵画の様な風景に見惚れてしまいます……♡

特にわたしが好きな未草(ひつじぐさ)は、尾瀬ヶ原の池塘を彩るこの季節の代表的な花。花の大きさはとても小さく、500円玉くらいの可愛らしさながら、ばつぐんの存在感。

写真 尾瀬ヶ原の未草の花
可憐な白い花はパッと目を惹くので見つけやすいのです。蓮の仲間ですね。

未草はその名のおとり未の刻(12-16時頃)に開花をします。見られるのは、山の鼻〜竜宮のエリアを中心とした一帯。今回も午前、往路の尾瀬ヶ原ではまだ蕾の状態でしたが、午後の復路でようやく開花した花を見つけると嬉しくて写真に収めたり、近付いていつまでも眺めたり……存分に愛でて楽しみました。

※尾瀬ヶ原の奥にある山小屋泊だと近くに池塘がないので、花咲くタイミングを見逃してしまうのです。日帰りならではのお楽しみです。

その他にもエゾリンドウやウメバチソウなど、穏やかな秋の尾瀬をひっそりと彩るこの季節らしい花々たちもあちらこちらでみることができました。どの花も慎ましく、とても可愛らしいです。

写真 尾瀬ヶ原のウメバチソウ

昼食はいつもの見晴、弥四郎小屋前の休憩場所をお借りしました。日陰のベンチが空いていたので、少しゆっくりお昼ご飯を食べながら過ごしました。

写真 尾瀬 見晴 弥四郎小屋
弥四郎小屋併設のカフェでは美味しいコーヒーや手作りドーナツなども食べることができます。カラフルなベンチシートはいつも人気です。

どこまでも広がる高い空、遠くには鳥たちの囀りも聞こえ、気持ちの良い風を感じながらいっそこのまま昼寝でもしたいところですが、残念ながら今回は日帰り。しぶしぶ帰りの最終バスに間に合うよう時間を調整して出発します。

壮観です!

金色の草紅葉

秋の湿原は、草の先端からオレンジ色に染まっていきます。午後の日差しに向かって湿原を見ると、湿原全体が金色に光り輝く、素晴らしい風景に出会える瞬間があるのです。広大な風景に何度も足を止めながら、つい見入ってしまうほど。

写真 絶景 秋の尾瀬ヶ原トレッキング
風が凪いで広大な草原が静寂に包まれたかと思えば、ざっと風が吹き一気に雲が動くことも。刻々と表情を変える雄大な尾瀬の景色に今回も魅了されっぱなしでした。

疲労こんぱいの登り坂

最後は山ノ鼻から鳩待までの登りが待ち構えています。20キロ近く歩いた脚にはなかなか堪える、地味に長い登り坂……。途中からは息も上がり、額にも背中にもじっとりと汗をかきながら、なんとか歩みを進めるわたし。こんな時、いつも隣でサポートしてくれるのは下の子です(小さい頃も、しばしばカメラ撮影で遅れをとるわたしをいつも気にかけてくれていました)。「もー疲れた」と、弱音を吐きまくる母を見捨てず傍についてくれます(いい子だなー)。上の子はマイペースに登り切り、ぐったりと疲れ切った母の姿をスマホに収めていました(カメラを向けられても笑顔を作る余裕もなく、憔悴しきった己の姿をのちのち後悔するのですが……)。

写真 尾瀬トレッキング
山の鼻から鳩待峠までは緩やかな木道の登りを経て、途中から勾配のある階段が長く続きます←ここが苦手。ぶーぶー言いながら何とか歩き切れたことがささやかながらも自信に繋がり、最後には「また来シーズンの尾瀬も元気に歩けるといいな」と思えるから不思議。

家族の時間を振り返る

今年もわが家の尾瀬トレッキングが無事に終了しました。来年は上の子もいよいよ大学生(順調にいけば、ですが)。ここまでありがたいことに反抗期らしきものもなく、比較的兄弟仲良く育ってきたわが家の子どもたち。今回の尾瀬行きもふたつ返事で「行くよー」と言ってくれましたが、いつまで一緒に出かけてくれるのかは正直分かりません。

最近は当然ながら親よりもお友達と過ごす時間のほうが圧倒的に多くなりました。学校帰りに家の前で夜遅くまで話し込んだり、休みの日に楽しそうに出掛けていく様子を昔の自分と重ねると、なんとも微笑ましく感じたりもします。

また家族みんなが健康でいられることは決して当たり前のことではないし、子育てが新たな段階へと進む中、子どもたちの巣立ちもあまり遠くない未来のことなのかもしれない、そんなことをふと考えるようにもなりました(ミワコさんもそんなこと書かれてましたよね)。

未来のことはわからないけれども、だからこそ家族で過ごす時間を大切にしたい。ささやかな毎日をお互い思いやりをもちながら穏やかに暮らしたい、と普段忘れがちなことを、毎年尾瀬に来るたびにわたしに思い出させてくれる機会でもあります。

家族とはいえ普段はそれぞれの日常があり、いい時はもちろん、そうでない時もある中で、どんな時も心の拠り所であってほしいのは家族の風景。その大切な思い出のひとつに家族で過ごした尾瀬の景色があるといいな、と願う母なのでした。

↓去年は雨の中のトレッキングでした

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おまけ…

LEE40周年記念イベント、わたしも短い時間でしたがお邪魔させていただきました。(MEGUMIさんに感化され、若玄米を早速食べてます!)

写真 Vapeurのお菓子
購入させていただいた、Vapeurかすみさんのお菓子。素材の風味が感じられるとっても優しい美味しさでした♡かすみさんとは昔LEEパーティーでプレゼント交換をした思い出も♡

LEE100人隊の皆さんたちの楽しそうな姿もあちこちで拝見し、わたし自身も昔を懐かしく思い出しました。100人隊のおかげで出会えたご縁は10年以上経った今も大事なわたしの宝ものです。また懐かしい歴代の表紙を眺めながら、暮らしを楽しむ原点はLEEを通して培われたことを改めて感じました。長い時代を経てなお多くの方に愛され続けているLEEにまたこうして携わる機会をいただいてることに、心からの感謝の気持ちを込めて。

40周年おめでとうございます!

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