刺し子や裂織の布製品で落ち着く空間を演出
大量に作り、大量に買い、大量に廃棄する──そんな布との向き合い方に疑問を感じませんか?
2023年11月より中川政七商店オンラインショップにて発売される「日本の工藝布」。日本に古くからある工芸の技を活かした、中川政七商店初のインテリアコレクションが登場します。
専任デザイナーは「割烹着」や「たっつけパンツ」をはじめ、今の暮らしの衣食住にあわせた衣類の開発を担当してきた、中川政七商店の河田めぐみさん。時の流れの中で消えゆく、日本伝統の工芸の技を生かした布づくりをテーマに、現代の生活にもフィットした「布の在り方」を提案してくれます。
独特の温かみがうれしい
手仕事が感じられるファーストコレクション
1つめのテーマは布地にひと針ひと針刺すことで、布を補強したり、文様を描く技法「刺し子」。東日本大震災をきっかけに生まれた「大槌刺し子(おおつちさしこ)」など、その他各地の作り手とともに生み出した、強く、美しい布を使ったアイテムが揃います。
もうひとつのテーマ「裂織」は、布を細く裂いてよこ糸を作り、一段一段織り込んで新たな布を作る技法。中川政七商店のアーカイブ生地を裂き糸にして作られたアイテムなど、単なるリサイクルを超えた新たな命を宿した全く別の布に生まれ変わっています。
その昔、大切な布を長く使うために生み出された知恵たち。作り手の温かみと、歴史の重みを感じられるアイテムで、生活を彩ってみませんか?
中川政七商店初のインテリアコレクション「くらしの工藝布」
販売開始:2023年11月1日
取扱店舗:中川政七商店 オンラインショップ
全ラインナップが揃う展示受注会も開催
期間:2023年10月12日(木) ~15日(日)
時間:10:00~19:00(最終日は17:00閉場)
場所:CASICA STUDIO(東京都江東区新木場1-4-6)
Staff Credit
取材・文/トミザワヒナ
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