ずっと一緒にいるべき?昼夜逆転生活を放っておいても大丈夫?
【不登校のギモン Q&A】もしもわが子が不登校になったら?読者の不安に回答!
2023.10.03
読者から寄せられた
不登校のギモン Q&A
もしもわが子が不登校になったら? 読者の不安に、Q&Aで回答します。
学校に行かない子どもと、ずっと一緒にいるべき?
「小学校中学年以降でひとりで留守番ができれば、親は仕事などに行ってもいいと思います。むしろ、親の目を気にせずに家でのびのび過ごせるケースも。率直に親が一緒にいたほうがいいかどうか、子どもに聞いていいのでは。ただ、離れる際に泣く場合は親と離れる不安が強いと思うので、そばにいる選択をしても」(石井さん)
最近よく聞く起立性調節障害と不登校に関係はある?
起立性調節障害とは、自律神経の働きが悪くなり、立ち上がったときに血圧が下がったり、心拍数が上がる疾患。思春期に多く、朝起きられなくなることも。「確かに不登校、行き渋りをする子どもに増えていますが、原因より結果であることが多いと聞きます。ほかに何か悩みがあるからこそ、起立性調節障害になるようです」(石井さん)
不登校になったら将来が心配。進学はできるの?
「中3で不登校を経験した子どものうち、約85%は高校に進学しているということは、ぜひ知っておいてほしいです。高校には通信制などもあり、不登校経験者が自分に合った学校を見つけやすいことも。高卒認定試験を受けて大学に進むケースもあるので、不登校=進学できない、と悲観しすぎなくても大丈夫です」(石井さん)
不登校になって昼夜逆転生活になったら心配。放っておいても大丈夫?
「昼間だと外から子どもの声が聞こえたりして追い詰められ、夜のほうが安心するケースも。それだけ傷ついているということなので、一時期は昼夜逆転になっても見守って」(石井さん)、「ある程度心が回復したら『朝は起きて挨拶だけしようね』と声をかけたり、家事を任せたりすることで、日中の活動ができることも」(池田さん)
Staff Credit
イラストレーション/今 じんこ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2023年LEE10月号(9/7発売)「突然、子どもの“行き渋り”がやってきた!」に掲載の記事です。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。