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私の暮らしの中の「イッタラ」

別注・復刻したもの多数!

現地に通って、知るほどにイッタラファンに「scope」店主 平井千里馬さん

2023.09.17

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気取らず使えるふだんの器。なのにちょっと特別

私の暮らしの中の「イッタラ」

素敵な暮らしを楽しむ人の家でよく使われている、イッタラの食器や花器。

それは生活に自然に溶け込みながら、空間をさりげなく素敵に彩ってもいます。

今回はインテリア雑貨などのオンラインショップ「scope」店主  平井千里馬さんに、イッタラの魅力を語ってもらいました。

平井千里馬さん

別注・復刻したもの多数

平井千里馬さん

「scope」店主  

2000年にインテリア雑貨などのオンラインショップ「scope」をオープン。イッタラを始め、北欧のアイテムが充実。独自に復刻させた商品も多数。

イッタラとは…

フィンランドの南部にあるイッタラ村で、1881年に小さなガラス工場としてスタート。1930年代以降、当時ブランドを率いていたデザイナーのアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらの「デザインは思想であり、誰にでも手に入るものにすべき」という考えのもと、モダンで美しく、しかも機能性の高いデザインが生まれました。この哲学が今もブランドに息づき、時代や国境を越え、世界中の食卓で愛されています。

現地に通って、知るほどにどんどんイッタラファンに

いいデザインの家具や雑貨をどこからでも買えるように、とネットショップを立ち上げた平井さん。その時点ではイッタラは、扱っているブランドのうちのひとつ、という位置づけだったそう。

「その後買い付けでフィンランドに行ったら、人々がごく普通に日常の道具としてイッタラを使っていたんです。かっこつけるでも自慢するでもなく。それってかっこいいなと。向こうではヴィンテージも若い人たちからも人気で、つまりこの先も飽きて捨てるものにはならない、いいものである証明だと思うんです。そこから日本の暮らしにはこういうサイズもあるといいなと考え始め、イッタラに掛け合って別注を作るようになって……。どんどん現地に知り合いも増えて、一緒に商品を作ったり。気づけばイッタラにどっぷりです」(平井千里馬さん)

珍しいイッタラも!

「scope」店主  平井千里馬さんのイッタラコレクション

「うちの限定にしたい、というよりも、このサイズがあると便利、このアイテムがなくなると困る、今までどおり使いたいと思うと、別注、復刻を企画してしまう」と平井さん。

アルヴァ・アアルトコレクション ベース 120㎜クリア

定番のアルヴァ・アアルトコレクション ベース 120㎜クリア。

「フィンランドでチョコを入れて使っているのを見て、まねしています」後ろは木型を使ったスペシャルなもので、今後scopeで販売されるかも?とのこと。

直径8㎝のカステヘルミの復刻

直径8㎝のカステヘルミの復刻を依頼し、結果的に直径10㎝の新サイズが誕生。定番に。

ティーマのスクエアプレート 12×12㎝

ティーマのスクエアプレート 12×12㎝は、日本の食卓で便利なサイズ。定番品はホワイトのみだったので、別注で全6色を生産。

木製プラター

2019年に廃番になった木製プラター。「絶対に残したくて再生産してもらって2023年2月に発売。イッタラのオーナメントボール5個を置けば、クリスマスの演出は完璧」

ルッタのピッチャー

1968年に短期間生産されたフルッタのピッチャーもscopeで復刻して定番品になったもの。容量は約1リットル。「夏はこれで水出し麦茶を作ります」

オイバ・トイッカデザインのハサミ

「珍しいですが、イッタラにはオイバ・トイッカデザインのハサミもあるんです」

scope
20周年のメモリアルな別注のバード
撮影/平井さん

イッタラの中でも人気の高いバード・バイ・トイッカ。「オイバ・トイッカと一緒にいくつかバードを作ってきましたが、これはscope20周年のメモリアルな別注のバードです」

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Staff Credit

取材・原文/田中理恵
※紹介している器は私物のため、現在販売されてないものもあります。
こちらは2023年10月号(9/7発売)「私の暮らしの中の「イッタラ」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年10月号現在)です。

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