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Sayaの12星座 星占い「星ごよみ」

<6月21日~7月22日のあなたの運勢>自分のやりたいことって?と問いかけてみて【12星座別 星占い】Sayaの星ごよみ

  • Saya

2023.06.21

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SUN SIGN IN CANCER(太陽がかに座に)

かに座

6月21日の夏至に、太陽がかに座に入ります。ひとつ前のふたご座では好奇心が旺盛になって、キャッチーなものに興味が向かっていたとしても、少し休みたい気持ちに。かに座が表すのは、「安全な居場所」。家庭や職場といった、なじんだところにいたくなるときです。ただ行動や戦いの星・火星はしし座にあるので、楽しんだり遊んだりしたい気持ちはまだあるでしょう。夏休みを前にした子どものように、はしゃぎたくなるのです。27日には思考や伝達の星・水星もかに座に。家族や職場のメンバーを守る意識が高くなりそう。

ただ18日には現実化とルールの星・土星が「逆行」していますし、7月1日には境界を溶かす星・海王星も、「逆行」を始めます。どちらもうお座で起こる惑星の動きですから、うお座的な、「相手のことも自分のことのように感じるし、相手にも自分に共感してほしい」という期待をしすぎると、がっかりしてしまうかもしれません。本当の意味でわかり合うことの難しさを痛感することもありそうです。

7月3日にはやぎ座で満月があります。6月11日に変容の星・冥王星がやぎ座に戻ってきているので、冥王星が本質をあぶり出し、解決すべき古い問題が見えてくるかも。そのうえで、10日には火星がしし座を去り、おとめ座へ入ります。しし座での火星は、自分のやりたいように自信をもって進める。そんな働き方をしますが、おとめ座では繊細さをもって、段取りを確実にしていくことが欠かせないでしょう。とは言え、11日に水星はしし座に入りますし、愛と美の星・金星もしし座にあるので、自分軸で考えたり、楽しんだりの傾向は変わらないでしょう。

18日にはドラゴンヘッド(太陽の軌道と月の軌道の交点)がおひつじ座に。この日はまたかに座の新月でもありますが、おひつじ座の「自分のやりたいこと、好きなことを自由にやりたい。ひとりで羽ばたきたい」という願いが広がりそうなタイミング。「よい母・よい妻・よい娘」といった女性に求められる役割を完璧にするだけでなく、「わたしはどうしたいんだろう」と考えてみたいとき。

 

今期読みたい おすすめブックガイド

太陽がかに座にあるひと月、気にかかるのは家族のこと。そして、家族が幸せに過ごせる住まいやライフスタイルに目が行く時期です。「自分にとって心地いい暮らし方とは? 生き方とは? 住まい方とは?」といったポジティヴな考えはもちろん、「今、心地よくいられないのは家族や生育環境のせい? 」といった少しネガティヴな考えまで、さまざまな思いが心に浮かんでくるかもしれません。

生まれたときの惑星の配置図(ホロスコープ)で、かに座に月を持つわたしも、昔からインテリアやライフスタイルが大好き。文化出版局の雑誌で、「アニエス・ベーのライフスタイル」という特集記事を熱心に読むような小学生でした。雑誌エディターになる以前から、ライフスタイル雑誌&書籍オタクだったんですね。20年前にフリーランスになってからも、初めの5年くらいは、婦人誌・生活誌を中心にお声がけいただいていたので、実は、もともとのアイデンティティとしては占星術家より、ライフスタイルエディターのほうがしっくり来るほどなのです。

そんなわたしがかに座らしいライフスタイル書籍を3冊選ぶとしたら何だろう、と今回改めて考えてみて、出てきたのがこちら。新刊ではないのですが、『小さな生活』(マガジンハウス)、『ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門』(小学館文庫)、『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』(春秋社)です。

『小さな生活』(マガジンハウス)

『小さな生活』は、インテリアプランナーとして長くお仕事をされている津田晴美さんの名著。1995年にマガジンハウスから出て、その後、ちくま文庫に収録されましたが、現在は、中古でしか手に入らないことに今回気づきました。とは言え、シンプルライフの走りのような本ですから、若い方にもぜひ読んでいただきたいです。

1994年に大学を卒業して、編集者になり、1995年には西荻窪でひとり暮らしを始めたわたしには自分らしい暮らしを作るための、バイブルのような本でした。インテリアや住まい方に関するエディターとしてプロフェッショナルになりたくて、ライフスタイル分野の海外提携誌に転職したのが1996年。憧れの津田さんにお願いして、イラスト付きのコラムを書いていただいたり、インテリアセンターオゾンで開催されたセミナーにお邪魔したりしたのもよい思い出です。

『ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門』(小学館文庫)

2冊目の、『ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門』(小学館文庫)は、イギリス人の風水師、カレン・キングストンさんの名著。断捨離本が日本で流行るきっかけになったのはこの本かもしれません。自分とつながりの感じられない不用品を捨てたり、風水方位盤に合わせたレイアウトを試してみたりといろいろ実践した記憶が。カレンさんが日本でセミナーを開催した折りには泊まりがけで出かけたこともあります。カレンさんの「捨て方」をアラフォーの知人に紹介したところ、まもなく結婚し、子宝にも恵まれていましたから、興味のある方はぜひお試しを。

『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』(春秋社)

最後に挙げた『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』(春秋社)は、臨床心理士の信田さよ子さんの名著です。「墓守娘」は、母親に期待を寄せられ、その価値観にとらわれているようなタイプを指しています。ホロスコープの個人セッションをするようになってから、「墓守娘」タイプばかりに会う時期があり、彼女たちにこの本をよく勧めていたものでした。夫婦の間に溝を感じ、娘に期待をかける母親は、現在もたくさんいるものですが、侵入してくる母親の思いに、「いい子」であるほど苦しむことになる。信田さんは、たくさんの家族にまつわる本を出されていますが、この本は、LEEの読者の方たちでも必要な方が多いかもしれないと取り上げさせていただきました。

どれも、さほど分厚くなく、一気に読めるようなものなので、通勤電車のなかなどで読んでみてはいかがでしょう。きっと人生の、生活のヒントになるはずです。


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2023年6月21日更新。次回の星ごよみは、2023年7月23日に更新します。
☆Sayaの「読む星占い」へのご感想やご要望は、専用アドレス「hoshi@lee.hpplus.jp」へお寄せください。


photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya

 

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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