アナウンサーとして活躍した経験を活かして、今年の春、話し方講師として起業したばかりの岡田美咲さん。実はこの起業、コロナ禍の自粛期間で、自分を見つめ直す時間ができたことで、「自分の経験を活かして誰かの役に立ちたい」と強く思うようになったことがきっかけになったのだとか。そんな起業の話を中心に、趣味の資格取得や大好きな食やラジオのことなど、岡田さんが今、大切にしていることを教えてもらいました。

LEEキャラクター
岡田美咲さん

岡田さんを構成する5つのキーワード

1. 1. 「話し方講師として新たな夢に挑戦中」
   2. 「趣味は資格取得とラジオを聴くこと」
   3. 「クールなカジュアルスタイルが好き」
   4. 「メイクはヘルシー＆ナチュラルに」
   5. 「家事は効率よく楽しむ」

話し方講師として「新たな夢に挑戦中」

音楽大学で幼児音楽教育を学び、大学卒業後はNHK宮崎放送局でアナウンサーとして勤務しました。結婚を機に上京することになり退職を決断しましたが、新生活が落ち着いてから、NHK横浜放送局にアナウンサーとして再就職。4年ほど勤めたのち、フリーのアナウンサーになりました。

転機となったのは、新型コロナウイルスの自粛期間。取材などの仕事ができない中、このステイホームの時間に、どうすれば人の役に立つことができるだろう…と考えるようになったんです。思いついたのがこれからアナウンサー試験を受ける学生たちのための「how-to動画」を制作すること。それも、高学歴ではなく、自信のない学生に向けたもの。私自身、高学歴じゃなくても、ミス〇〇大学などの華やかな経歴がなくても、コネがなくても、アナウンサーになれたから！　その経験を活かしてYoutubeで動画を発信したところ、多くの就活生からお悩み相談や「励まされた」というメッセージが届くように。そのメッセージに、「これまで自分が悩んだことや悔やんだことは無駄じゃなかったんだ」と私も励まされたんです。同時に誰かの成長を支えるという仕事に、アナウンサーと同じくらいやりがいを感じました。

そして、この4月から自由が丘に教室兼オフィス用の部屋も借りて、本格的に話し方講師としての活動をスタート。これまでのアナウンサーとしての経験を活かして、発声や発音の基礎から、好印象を与える話し方、表情、身だしなみのポイントなど、生徒さん一人一人の要望に合わせたオーダーメイドレッスンを行っています。

教室では面接やプレゼン、スピーチなど、目的に合わせた話し方のコツをレクチャー。YouTubeの動画制作など、発信する仕事も続けていきたい！

仕事のときの必需品。手帳、ペン、電子辞書、時計、ストップウォッチ、喉スプレー、リップをミニショルダーに入れて持ち歩くことが多いです。

 

「趣味は資格取得とラジオを聴くこと」

1つ目の趣味は資格取得。これまでに、絵本専門士、整理収納アドバイザー、パーソナルカラリスト、骨格診断アドバイザー、秘書検定などの資格を取得しています。もともと、自分が気になったことを勉強するのが好きなんですが、資格取得は勉強した分が結果として返ってくるから楽しくて。知識が身につくのはもちろん、生活の中で勉強時間を抽出する工夫をしたり、試験を受けることでちょっとした緊張感を味わえたりと、いいことづくしなんです。
今はアロマテラピー検定の勉強をしていて、その後は食生活アドバイザー、ワインエキスパートの勉強をする予定です。

今はアロマテラピー検定の勉強中。コロナ禍のステイホーム期間に、気分転換やリラックスするためにアロマを使う機会が増え、本格的に学びたいと思うように！

 

これまで取得した資格の一部。資格取得は積み重ねたことが結果としてわかりやすいのもいいところ。

 

2つ目の趣味は、ラジオを聴くこと。オールナイトニッポンとTBSラジオが好きで、とくにお気に入りの番組は「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」「アルコ＆ピースのDCガレージ」など。もともとは仕事のお手本にするために聴き始めたのがきかっけですが、どんどんラジオ愛が深まっていて、今ではラジオのリアルイベントやポップアップに行くほど。最近は生活のほとんどの時間、ラジオのことを考えているかもしれません（笑）。

イベントやポップアップで集めたラジオ関連グッズ。コロナ禍で一時、モチベーションが下がっていたときも、ラジオ番組に励まされました。「自分の放送ももっとおもしろくするぞ～」という刺激にも。

「クールなカジュアルスタイルが好き」

ファッションは、スカートよりパンツ派で、クールなテイストが好き。アナウンサー時代は髪を伸ばして、女性らしいフェミニンなスカートスタイルに挑戦したこともあったのですが、今思うと少し無理をしていた気がします。ここ数年は、パンツとスニーカーのカジュアルスタイルに、短めのショートヘアが私の定番スタイル。
ジャケットスタイルのときはインナーはＴシャツにしたり、デニムを合わせたり、きちんとしつつも抜け感も出るように意識しています。
服を選ぶときは、必ずお店で試着をしてから買うのがこだわり。肩幅が広く、たくましく見えがちなので、素材感や着たときのフォルムは気をつけて選んでいます。

 

ジャケット＆パンツはビーミングbyビームス、Tシャツはメゾンキツネ、バッグはバレンシアガ、スニーカーはコンバース。

ネックレスは手作り。貴和製作所で買ったパーツで作りました。アクセサリーは、理想通りのものが見つからないときは、自分で作ることが多いかも。

 

 

「メイクはヘルシー＆ナチュラルに」

ヘアメイクのこだわりは、爽やかさや清潔感を大事にすること。ショートヘアに合わせてキリっとした印象になるように意識しています。
もっとも重視しているのは眉メイク。「眉さえきれいにメイクしていれば、なんとかなる！」と考えています（笑）。自眉がしっかりあるので、たりないところをペンシルで自然に見えるように描き足し、マスカラやパウダーを駆使して明るい髪色に近づけるように。

アイカラーはベージュ系をメインに使い、ピンク系のラメを重ねてやさしい華やかさをプラスすることが多いです。

眉メイクのレギュラーアイテム。メディアやセザンヌのペンシル、キスミーの眉マスカラ、ケイトやキャンメイクのパウダー、ロージーローザのブラシ。

眉以外の定番アイテムはこちら。アルビオンの化粧下地、エムアイエムシーのチーク、ルナソルのベージュ系アイカラー、アディクションのピンク系アイカラー、ディーアップのアイライナー。

リップはイヴ・サンローランのコーラル系カラーがお気に入り。サッと塗って、ナチュラルな血色感をプラス。

 

「家事は効率よく楽しむ」

食べることが大好きで、量もたくさん食べたい派。お店で出てくる1人前では少しもの足りないし、かといって外食で満足するほど食べるカロリーもとり過ぎてしまうので、家で野菜多めの食事を作って食べることが多いです。汁物やサラダを用意して先に食べるなど、太りにくい食べ方も実践。料理も好きなので、ウィンナー、燻製、梅干し、味噌など、作れるものはなんでも挑戦しています。

家事の時短や効率化も日々研究中。日々の料理は保温調理をフル活用。煮込み料理は加熱したあとにお鍋を火から下ろし、「鍋帽子」をかぶせて保温。その間、キッチンから離れられるし、光熱費の節約にもなります。
なるべく物を増やしたくないので、洗剤はナチュラル系のもの数種類のみ用意。たとえばコンロのそばには重曹を水で溶いた重曹水スプレーを置いておくなど、汚れやすい場所に使いやすい状態でスタンバイしておき、汚れたらすぐ掃除できるように。整理収納アドバイザーの資格も持っているので、家事の導線が効率よくラクになるような収納を心がけています。床の拭き掃除にグレープフルーツのアロマオイルを使うなど、資格取得のために勉強したことを日々の生活に取り入れることも多いです。

 

重曹やクエン酸、酵素系漂白剤、ウタマロなど、愛用しているナチュラル系の洗剤たち。なるべく自然由来のものや、製造過程が想像できるものを取りれるようにしています。

 

自家製のウィンナー。手間はかかりますが、手作りはおいしい！

 

ある日の夕食。スパイスを使ったエスニック料理も大好き！  汁物かサラダは必ず用意します。

 

「梅仕事」も毎年恒例に。ラベルをつけて、わかりやすく。

 

外食で食べたものを家で再現するのも得意。最近は、ベトナム料理屋さんで食べたバインミーがおいしかったので、家でも真似して作っています。

 

食材はふるさと納税の返礼品として届く「岩手県のお野菜定期便」や「ワインとチーズのペアリングセット」がお気に入り。普段はお気に入りのスーパーや八百屋を巡ってお得な食材を買い込んで作り置きをすることも多いですが、”プチ贅沢”として夫婦でおいしいものを楽しむ時間も大切にしています。

 

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撮影／伊藤奈穂実　取材・文／渡辺有紀子

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