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Sayaの12星座 星占い「星ごよみ」

<5月21日~6月20日のあなたの運勢>努力に結果がついてきた手応えを感じるとき【12星座別 星占い】Sayaの星ごよみ

  • Saya

2023.05.21

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SUN SIGN IN GEMINI(太陽がふたご座に)

ふたご座

5月21日に太陽がふたご座に、行動や戦いの星・火星がしし座に入ります。これまでは太陽はおうし座に、火星はかに座にあり、女性星座の組み合わせ。受け身で保守的、安全志向なところがありました。でも、太陽がふたご座に入ると、新しい世界を見たくなりますし、火星はしし座。楽観的で、自信たっぷりに動くところが出てくるでしょう。

6月に入ると、4日にいて座で満月があります。火星とも連動し、旅がしたくなる人も多そうです。夏休みの予定を立てて、久しぶりの海外旅行へ出かける人も多いかもしれません。5日には愛と美の星・金星もしし座に。しし座には金星、火星が入ることとなり、この頃は、おひつじ座、しし座、いて座という火のエレメントの星座の人たちはとても元気に。今まで自分が働きかけ、がんばってきたことに結果がついてくる感覚がありそうです。

11日には思考や伝達の星・水星もふたご座へ。太陽と水星がふたご座に揃い、活発な会議や議論が行われるとき。仕事に限らず、ボランティアやPTAといった活動の場でも、さまざまな話し合いが行われるでしょう。

ただこの日には変容の星・冥王星がみずがめ座を去り、やぎ座に戻ってしまいます。3月24日に冥王星がみずがめ座に入ったときには新しい時代が来たと思っていたのに、また古いやり方に戻るという感覚があるかもしれません。保守的、支配的なやり方が力を取り戻すこともあるかも。ただ、2024年の1月にはまた冥王星はみずがめ座に入るので、一時期のことでしょう。うお座では現実化とルールの星・土星が18日に「逆行」を始めます。この頃から、気持ちの面では通い合わなさを感じることもあるかもしれません。心の潤いを求める人が多くなりそうです。

 

今期読みたい おすすめブックガイド

太陽がふたご座に入ると、多くの人が新しい世界を見たくなるでしょう。火星もしし座に入りましたから、新型コロナウイルスが5類に移行しても、まだしばらくは様子を見ていた人たちも、今までより大胆に動き始めるかもしれませんね。

ふたご座の好奇心は、“広く、浅い”という特徴があります。軽やかでありたいので、深掘りしすぎたり、極めすぎたりして、マニアックになることを嫌います。それによる偏狭さの危険を誰よりもわかっているので、バランスよく物ごとを知りたいというのがふたご座の太陽の時期です。

つまり、さまざまな新しいことを知りたくなるけれども、すぐに資格を取るとか、仕事にするとかいうのでもない。教養として楽しむ。それが本来のふたご座のあり方ですね。

ふたご座に土星をもつわたしも、7年前に京都に住んで以来、ずっと習いごとをしている気がします。初めは、有機農法の週末農学校に1年通い、それが一段落ついた2018年からは、以前から興味のあった茶道を習い始めました。英会話やピラティスまでやっていた時期がありますが、今は、お茶がメイン。裏千家のお稽古場にお邪魔しているのですが、正座ができないので、テーブルや立礼で。それでも、豊かな茶道の世界を垣間見ることができています。初めは月に1回、途中から月に2、3回。お茶のお稽古が生活のちょうどよい句読点になり、大げさでなく、人生の色が変わって見えるようになりました。

さらに、お茶の先生が毎回、素敵にきものを着こなしているのを目にするうちに、これもまたずっと興味のあった着付けを習い始めたのが2021年の春。コロナ禍で旅にも行けないなか、京都暮らしを楽しもうと思ったのですが、自分できものを着られる喜びがどれだけ助けてくれたでしょうか。

入ってみると、それほど敷居が高くないのに、入るまでは入り口がよくわからないのがお茶やきものの世界。「ああ、こんな本にもっと前に出会っていたらなあ」という入り口となる本を2冊、ご紹介したいと思います。

『京都はお茶でできている』(暮らす旅舎)

ひとつは、『京都はお茶でできている』(暮らす旅舎)。最近になって、古本屋さんで出会ったのですが、京都のフリーランスのライターさん、カメラマンさん、デザイナーさんが集まって作った、とってもよい本です。お茶栽培についての記事もあれば、若手が集まるお茶のコミュニティの紹介も。若手の焼きもの作家さんたちを応援する、下鴨神社近くの美術商さんと作家さんたちの仕事ぶりも取り上げられています。

わたしもお茶やきものを始めてから、素敵なリユースきものを扱う骨董屋さんと仲よくなったり、都をどりや祇園茶会、帯のブランドのイベントに誘っていただいたり、きものイベントで知り合った方と仲よくなったりと、世界がぐんと広がりました。お茶やきものと親しむと、京都がずっと身近になる。そのことがよくわかるのがこの本だと思います。

また、京都ではお茶もきものも、東京などで考えるより、ずっと気軽で生活になじんだもの。「リユースがダメ」なんて誰も言わないし、むしろ「お金をかけずにセンスで勝負する」人のほうがリスペクトされるような気がします。タクシーの運転手さんがもともと西陣で仕事をしていたなんてことも多く、きものを着ているだけでみんなが喜んでくれます。実際、街中、タクシーの車中、美術館などで褒めてもらえるのですよね(普段は、承認欲求がないわたしも、コーディネートを喜んでもらえると嬉しくて。着るのに弾みがつきます)。

『きものが着たくなったなら』(技術評論社)

もう1冊は、山崎陽子さんの『きものが着たくなったなら』(技術評論社)。『LEE』でも長くお仕事をされていたファッションライターの山崎さん。お目にかかったことはないものの、さすがわかりやすく、そして楽しく、きものについて教えてくださる本です。トレンドやベーシック、ブランドもの、工芸ものなどのバランスやコピーの付け方などもお上手! 同じ技術評論社の山崎さんのご本、『きものを着たら どこへでも』『おとなの浴衣、はじめます』も素敵です。きものの本は眺めているだけでも幸せになれるので、疲れているときもおすすめです。わたしは夜寝る前に読みたいので、枕元にきもの本を並べています。

『老後とピアノ』(ポプラ社)

最後は、お茶やきものから離れますが、フリージャーナリスト、エッセイストの稲垣えみ子さんの『老後とピアノ』(ポプラ社)。実は、もう30年くらいピアノを習いたいなあと思っているのですが、なかなか踏み出せないでいるんですよね。過去生やサイキックの取材などはどんどん出かけてしまうわたしですが、不器用で運動神経やリズム感がないので、憧れつつ、手が出せないでいます。稲垣さんの本を読んで、自分も習っているような気分に浸っているところです。

30代、40代の女性は、仕事も家庭も、本当に多忙なものです。わたし自身、ずっと締め切りに追われてきた人生です。時間がちょっとできても、心に余裕がありませんでしたから、習いごとをこんなにできるようになったのは40代半ばを過ぎてから。ある程度、自分の裁量でスケジュールを調整できるからです。大学が多いせいか、そもそも「教える」「学ぶ」ことに熱心な土地柄なのか、伝統的なものも新しいものもよい先生と出会える京都に住んでいるのもあると思います(しかもリーズナブルに! 東京の相場感とは全然違います)。

わたしよりずっと若い読者のみなさんが実際に時間を作るのはなかなか難しいかもしれませんが、興味のある習いごと、興味のある世界について垣間見せてくれる本を通勤電車のなかやお子さんの習いごとの付き添いの間などに1冊読むだけなら、できるかもしれません。本のなかだけでも、そうした世界とつながり、“私”を思い出すことで、きっと普段の生活にもよい循環があるはずです。

 

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2023年5月21日更新。次回の星ごよみは、2023年6月21日に更新します。
☆Sayaの「読む星占い」へのご感想やご要望は、専用アドレス「hoshi@lee.hpplus.jp」へお寄せください。


photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya

 

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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