子どもたちの習い事がスタート
ゴールデンウィークがやってきましたね! 入園入学や進級から約1ヵ月、新生活が軌道に乗ってきた、という方も多いのではないでしょうか? わが家の兄妹は、小学3年生と年中になり、生活にちょっとした変化が。2人の習い事によるものです。
▼習い事の体験や見学についても振り返った、新生活シーズンの記事はこちら▼
子どもの習い事を決めるまでには、いろいろ悩むことがありますよね。そこで今回は、わが家が習い事を選ぶ際に意識した5つのポイントをまとめてみたいと思います。
わが家の習い事選びの5つのポイント
①体験や見学をして子どもの意見を聞く
この春、わが家では2人が新しい習い事に挑戦することになりました。新生活準備の時期に重なって大変ではあったのですが……それでも体験や見学には、行ってよかった!
子どもたちが、習い事の内容についてはもちろん、レッスンの流れ、教室の雰囲気、先生と生徒さんとのやりとりなどを直接知ることができるのは、この機会ならでは。
どんなに魅力的な習い事でも、本人たちが嫌がってしまったら続けられないので、体験や見学の後は、子どもたちに「楽しかった? 習ってみたい?」と聞くように。途中で壁にぶつかることもあるとは思いますが、ひとまず、ここで目を輝かせて「うん!」と返ってきたら第一関門突破。候補がいくつかある場合は、「どっちが好き? どうしてそう思った?」と聞き、その“内容というより熱量”にも注目するようにしました。
ちなみに今回、息子は書道、娘はチアダンスを習い始めることになったのですが……。
選んだ理由を聞いてみると、息子は「部屋から電車が見えたから!」、娘は「お友達と一緒だから!」……(笑)。「そんな理由~!?」とツッコみつつ、やっぱり本人たちのモチベーションは大事かな、と、今年度はそれぞれの希望の教室に通うことにしました。
②近さ重視! 通いやすさ、送迎のしやすさをチェック
習い事選び、ここからは親目線のポイントになってきます。
わが家で、子どもたちの意見の次に重視したのは、“近いこと!”。
習い事を続ける上では、送迎も1つのハードルになってきますよね。「なんとか連れて行けるかな?」という場所だと、親の体調がよくない時や雨が降った時につらくなることが(経験済みです……)。また、1人の送迎の時間に、もう1人の下校や降園などの予定が重なるといった、“もう1人はどうする問題”にも頭を抱えがち。
そこで重要になってくるのが、通いやすいこと。具体的には……
・自宅の近くで教室を探す。
・徒歩で通えるのが理想。フラットな道ならベスト。
・いずれは1人でも通えるように校区内であることを優先。安全なルートも確認。
・自転車や車で通う可能性もあるところは、駐輪場や駐車場の立地や広さもチェック。
・送迎の間も現地にいなくてはいけない場合、効率よく&楽しく待てるように、周辺にスーパーやカフェや書店があるとうれしい(笑)。
といったところを考えてみました。
③曜日や時間を比較。なるべく余裕のあるスケジュールに
希望の教室を絞り込んでから、問題になってくるのが曜日や時間。
今回は平日の習い事を考えていたため、月曜日から金曜日まで、息子と娘がどの教室に通うとどんなスケジュールになるのかを、表にしてシミュレーションしてみました。
2人の予定を固めたほうがいいかな? とも思いましたが、仕事後に送迎×2をするのは大変そう。何かイレギュラーな予定が入った場合も対応が難しくなりそうで……ここは、効率より余裕をとることに。
結果、1日に入れたのは、1人の1つの習い事のみ。週に何度もちょこちょこと送迎をする生活になり、これはこれで余裕があるとは言えないかも(苦笑)。でも今のところ、子どもたち1人ずつと、その日習うことに意識を向けながら通うことはできていて、気持ちの面では落ち着けたかな、と思っています。
④費用を検討。続けやすい制度かどうかを考える
習い事を考える上で、現実的に考えなくてはいけないのが費用。
お月謝の金額だけでなく、入会金は必要? 教材費や道具代は? 発表会や展覧会の費用はどれくらい? など、あわせて確認したいことがいっぱい。細かい点はHPなどに載っていないことも多いので、体験や見学の際に質問してノートの1ページにメモしておきました。
この時、必ず確認したのが、時間の変更や振替ができるかどうか。多少、お月謝が高くても、「この曜日なら何時に来てもOK」「お休みした場合も振替が可能」というように融通が利くなら続けやすいかな、と考えたんです。
続けやすい制度といえば、子どもたちが未就学児の間には、「定額制で通い放題」「参加時だけの都度払い」のようなシステムの習い事をしていたことがあるのですが……どちらもおすすめ!
定額制のものはベビースイミングと体操だったのですが、「行けば行くほどおトク!」という呪文で、サボりたくなる自分を奮い立たせることができました(笑)。
そして、未就学児とのおでかけ場所を探していて見つけたのが、子育て支援やプレ習い事のような形で体験できる、ワンコイン(!)の都度払いの教室。リトミック、バレエ、英語、フラダンス……いろいろお気に入りができて、定期的に通っていました。“習い事”というより“親子時間”という感じの、気軽な教室。育児時間にメリハリもつき、子どもたちの興味の対象を見つけるきっかけにも。何より、小さかった2人とのいい思い出になっています。もし、これから初めての習い事を検討するなら、こういう気軽な教室から試してみてもいいかもしれません。
⑤先生との相性は? 子どもの様子に注目する
先生との出会いも、習い事の醍醐味。私自身も、いくつかの習い事を通していい先生に出会うことができたので、子どもたちにもそんな経験をしてもらいたい! そこで、体験や見学の際には、先生と子どもたちとの相性にも注目してみました。
憧れを感じている? 萎縮しすぎていない? 楽しく続けられそう? 真剣に質問できそう? などなど。
幸い、周りには素敵な先生が多く……わが子たちにとっていいと思ったポイントを言葉にするなら、“情熱があること・指導が丁寧なこと・褒めて伸ばしてくれること”でしょうか。余談ですが、私自身は“言葉遣いがきれい”な先生に惚れ込みやすい、という傾向にも気づきました。
習い事をする目的は?
1つ選ぶにも、考えることがいっぱいの習い事。体験や見学をして検討していた間は、「決められない~!」と思ったことも。今振り返ると、ちょっと考えすぎていたのかもしれません。
そんな時に、原点に立ち返って考えたのが、習い事をする目的。
わが家の場合、「習い事をする理由は?」と聞かれたら、「子どもたちに“好きなもの”を見つけて欲しいから」。ーーとってもシンプルです(笑)。もちろん、趣味や特技と言えるものになればうれしいけれど、始めてみないとわからないこともたくさんあるはず。2人がそこにたどり着くには、まだ時間がかかりそう。
そう考えると、「最初から考えすぎず、子どもが楽しめるものを選んでもいいんじゃないかな?」と、ハードルを下げることができました。なんとなく「一度始めたら長く続けてほしい」という気持ちもあったけれど、そこにもこだわりすぎず、「たとえば1~3年単位で、続ける、やめる、増やす、変える……いろいろな選択肢を含めて見直すのもありなのかも?」とも思うように。
そうする中で、いつか本気で打ち込めるものを見つけてもらえたらーー。今は、そんな風に考えて、2人の習い事を応援しているところです。
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藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。