15年以上にわたりLEEに登場し、明るく、気さくな人柄で、読者やスタッフから愛され続けているはまじこと、浜島直子さん。
今回、そんな彼女に聞きたいことを大募集したところ、たくさんの質問が届きました。その中から、40周年のLEEは〝40〞項目を厳選。仕事、子育て、プライベート…。みんなの〝親友〞的存在、はまじを丸ごと大解剖します!!
創刊40周年特別インタビュー
浜島直子さん
Naoko Hamajima
1976年、北海道生まれ。18歳でモデルデビューし、『LEE』をはじめ雑誌・広告などで活躍中。『CURIOUS HAMAJI』(bayfm)のラジオパーソナリティを務めるほか、〝あべはまじ〞名義で絵本『ねぶしろ』シリーズや、初の随筆集『蝶の粉』も出版。
『けだま』浜島直子 ¥1540 大和書房
今年4月に上梓した新刊『けだま』も好評。「服」を入口に、日常の何気ない風景を描いた随筆集で、みずみずしい筆致が光る。
Q1
いつもご機嫌でいられる、その秘訣は?
「ご機嫌でいようって決めてるから、かも」
この質問、夫に聞いてみたのね。「あなたから見て、どう思う?」って。そうしたら、「ナオは、『ご機嫌でいよう』って最近は自分で決めてるよね」って言われて、なるほどと思いました。
もちろん私もイライラすることはあります。「コラ~ッ、靴下、洗濯かごに入れろー!!」とかね(笑)。でも、心が乱れてると判断力が鈍るから、やっぱりいつもフラットな自分でいたいって思うことが増えてきた。特に子育てしていると、自分の思いどおりになんていかないから、成り行きに身を任せてみようって思えるようになって、以前よりニュートラルでいられるようになったかも。
不満を言い出したらきりがないけど、この年になって、こんな素敵なお仕事もいただけて、「今日も家族が無事で、ごはんがおいしく食べられた」と思えば、100点満点の一日だからね。
Q2
今、一番大事にしていることは?
「直感、かな。そのためにいいマインドでいたい!」
家族との時間、仕事の時間、友達との時間、全部大事だけど、その時々で大切にしているのは「直感」。昔は合理的に考えたり、
損得で判断することもあったけど、今は、その時々のひらめきを大事にしてます。
で、いい直感を呼び寄せるためには、常にいいマインドでいることが大事だと思うんですね。例えば何か嫌なことを指摘されたとき、心がくすんでると、「ムカつく」っていう直感になっちゃうけど、「そういう考え方もあるんだ。指摘、ありがとう」っていう直感につながるように、いつもいい心がけでいたい。感情的にならず、常に穏やかで、静かな湖のような気持ちでいたいなって思っています。
Q3
これから挑戦してみたいことは?
ギター!と言っても、まだ買っていないけど(笑)。
あるとき、仕事仲間で集ってたら、カメラマンSくんが、「はまじの記事に『私の趣味は晩酌です』って書いてあった」って(笑)。「ちゃんとした趣味を見つけなさいよ」って言うので、「じゃあ、ギターやろうかな」と私が言ったら、「じゃあ、みんなでバンド組まない?」っていう話に。演奏する曲も決まってるんです。プリプリの『M』。最初は『Diamonds』と言ってたけど、 みんな初心者だからテンポがゆっくりの曲のほうがいいねって(笑)。
1年後くらいにお披露目できるように頑張ります!
LEE100人隊&読者からも質問続々
【 子育て 】について質問!
Q4
子育ての大変なことも、インスタで愛情たっぷり笑い飛ばしているはまじさんに励まされます。どうしたらそうなれますか? (TB みぽぽさん)
「引いた視点で見て、ネタにするのが一番」
イラッとしたら1回飲み込んで、自分をまじまじと観察する。
「何でムカついてるんだろう?」って。で、それを自分ごとにすると不満が高まるから、他人ごとにするために人に話す。そうするとネタになって笑えますよ!
Q5
子育てに関して夫婦で決めていることは?(ミミコさん)
以前、さかなクンをモデルにした映画『さかなのこ』を観たときのこと。さかなクンが学校の先生から進路のことでアレコレ言われる場面で、井川遥さん演じるお母さんが、『先生、いいんです、これで。みんな同じだとつまらないから』っていうセリフがあって、うちもこれでいきましょうと(笑)。
息子は勉強が苦手だけど、「これが好き! わくわくする!」っていうものを自分で見つけられる子になるといいねって、夫とも話しています。
Q6
将来、息子さんがピアスや髪染めをしたいと言い出したら、どう対応しますか? (レラさん)
「わかる。お母さんもそういうときがあった」と1回は共感しつつ、「お母さんとしてはちょっと寂しい」という気持ちも伝えます。でも、判断は息子に委ねる。彼の発想や価値観を否定する権利は母親にもないと思うから。
LEE100人隊&読者からも質問続々
【 夫婦 】について質問!
Q7
けんかしたときの仲直りの方法はありますか? (紗希さん)
もともと夫は12歳年上で、大人でおおらかで、やさしいタイプ。私がガーッと怒ってると、「わかった、僕が悪かった」って謝ってくれるんです。私は意地が悪いから、「何が悪かったのか説明して!」と言うと、夫がちゃんと説明してくれて、ふむふむ、わかってるならヨシ、みたいなパターン。
大抵私のほうがちょっと悪いんですけど、彼が折れてくれるんです(笑)。本当にいつもすみません。
Q8
旦那さんにいつも言わないけど伝えたいことは? (まっつんさん)
I♥LOVE♥YOU♥
Q9
夫が便座のフタを閉めてくれません。はまじさんなら、どうお願いしますか? (maaminさん)
言ってもダメなら、ドアの内側にこのように貼り紙します。
『SHI♥ME♥TE』(笑)。座ったとき、正面に見えるから、けっこうな威圧感だと思う。やってみて。
LEE100人隊&読者からも質問続々
【 家族 】について質問!
Q10
浜島家のモットーを教えてください! (りんりんさん)
毎晩、楽しくごはんを食べること。
わが家は、夜ごはんを晩酌しながら、しっかりと時間をかけて食べるんですね。その日にあったことをお互いに報告しつつ、「今日も一日お疲れ様」って言うことができたら、毎日が幸せです。
Q11
ご両親とも仲よしのイメージがあります。実家との上手な付き合い方、教えてください。 (YUさん)
気をつけているのは距離感。親には親の生活があるから、あまり深入りしないようにしてます。
それと、「ありがとう」とか「大好き!」って素直に伝えるようにしてる。昔は、面と向かって言うのが照れ臭かったけれど、あるとき、自分は親に守られる立場から、親を守る立場になったんだなと感じた瞬間があって、それ以来、気持ちをちゃんと伝えようって思うようになりました。
「LEE創刊40周年特設ページ」はこちら!次回は、【今、はまじに聞きたい40のこと】ファッションや仕事、宝物などについて。Q12〜Q20までの質問にこたえてくれました!
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/赤松絵利(esper) スタイリスト/石井あすか 取材・原文/佐藤裕美 撮影協力/アワビーズ
こちらは2023年LEE6月号(5/6発売)「今、はまじに聞きたい40のこと」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年5/6発売LEE6月号現在)です。
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