芸能界やスポーツ界で活躍するスターがノートに記録して自己実現をしていたり、ジャーナリングなどの書くメソッドが話題になったり。デジタル化が進み続ける一方で、〝書く〞行動が注目を集めています。
今回は書く習慣を持つ、ウェルネスメンターの吉川めいさんに、そのスタイルや〝書く〞ことの効果について教えてもらいました!
お話を伺ったのは?
Veda Tokyo主宰 ウェルネスメンター 吉川めいさん
ヨガ歴21年、日本人女性初のアシュタンガヨガ正式指導資格者。13年間インドに通い独自のメソッドを開発。息子2人を育てながら、「書く瞑想」講座などを開催中。
●Instagram:maeyoshikawa
●Twitter:maeyoshikawa
●公式サイト:https://vedatokyo.com
“書く瞑想”=ジャーナリングで今の気持ちを知り、思考のクセに気づく!
自分軸を取り戻し、楽に生きられます
子育て、夫婦・家族の悩み…ジャーナリングで問題を解消
吉川さんは、15歳で両親が離婚。感情を吐き出す安全な場所としてノートに書き始めたそう。現在でも自分の心に向き合う大切な時間として、“書く瞑想”と言われるジャーナリングを続けています。
「瞑想は心を静かに集中させて自分を観察し、内なる声に耳を傾けること。ジャーナリングは今の気持ちをありのまま書き出すことなので、とても近い行為なんです。まずは格好つけず素直に、すっきりするまで書き出すのがポイント。続けることで自分の思考のクセがわかります」(吉川めいさん)
そのクセを探れる、吉川さん流のジャーナリングの深め方が次の3ステップ。
①今の気持ちを自由に書く→②なぜそう感じるか、その前提を問いかける→③2が固定観念だったとした場合、視点を変えるとどうなるか?を考える。
「例えば誰かと不仲になって落ち込んだとき、自分の中に『誰とでも仲よくせねば』という前提があるだけかも。固定観念を手放すことで視点や思考が変わって、楽になれたり、生き方を変えるきっかけにもなります」(吉川めいさん)
2年前に始めたオンラインの「書く瞑想」プログラムでは、子育てや夫婦関係、不妊治療などの悩みを解消できたという受講者も多いそう。
「私もモヤモヤがあれば、24時間以内にジャーナリングするようにしています。LEE世代は家族や仕事優先で、周りに合わせながら生きている人がほとんど。自分と向き合い、次のチャプターに進むためにもぜひ試してほしいです」(吉川めいさん)
20年以上続けているジャーナリングは生活の一部
15歳から今までの、28冊のジャーナリングノート。デザインはさまざまで「私はその時々で気分に合うノートを選ぶのが好き」(吉川めいさん)
バイリンガルの吉川さんは、英語と日本語を交えて、表現にしっくりくるほうで書いている。
体調管理、アイデア帳、勉強…書くことが自分を整えるベースに
ジャーナリング以外でも、書いて考えるタイプ。体調記録(中央)は1年間続け、悩まされていためまいを克服したそう。スケジュール帳はモレスキン(左)、執筆用のメモ(右)にはミニサイズのスケッチブックを愛用。
吉川さんが実感している“書く効能”
1_ありのままを書き出してから集中して自分を観察。"今の私"の本音に気づく
2_自分の思考のクセを知り固定観念を手放せると、悩みごとから解放される
他にも「ブレない自分をつくる『書く習慣』」を公開中!
次回は「OURHOME Emiさんに聞く“書く習慣”の効果とは?」をご紹介。
撮影/名和真紀子 ヘア&メイク/麻生ヨウコ(ilumini.) 取材・文/武田由紀子
こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「ブレない自分をつくる『書く習慣』」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
▼「体と心」関連記事はこちらもチェック!
LIFEの新着記事
-
2024【無印良品】で、私たちの暮らしと心が”ととのう”理由、そしてベストバイアイテムは?
2024.12.03
-
【菊池亜希子さん連載】file.24 「CIRCUS」古今東西のアノニマスなものたち
2024.12.03
-
【夫婦で考える「PMS」】生理前の不調とうまく付き合うため、二人で生活習慣やコミュニケーションを見直してみませんか?
2024.12.02
-
1つあるだけで“クリスマスっぽく”なる植物って? 花屋ウヴルさんに聞きました!
2024.12.01
-
「手編みのハンカチ ニッタオル」「西村知子さんデザインのカーディガン」を作りました!LEE100人隊手づくり部部員の2作品を紹介♪【2024】
2024.12.01
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。