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FOOD

LEE DAYS club clara

収穫したレモンで作る焼菓子~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvo.24~【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2023.02.10

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春を待ちわびながら、今年もチューリップ、フリージア、ヒヤシンスなどの水耕栽培を楽しんでいます。ぎゅっと固く身を守るようにしていた球根たちも、穏やかな日差しを浴び、するすると芽が伸びてきました。まだまだ本当に寒い毎日ですが、植物たちのささやかな成長を日々眺めていると、春ももうすぐそこまで来ているのを感じます。

レモンの実が成りました

さて、わが家のベランダ栽培のレモン(マイヤーレモン)、大事に育ててきた(いえ、ほぼほったらかしでした)5つの実がようやく色づき収穫の時を迎えました。

写真:レモンの木

市販のものよりひと回り小さく可愛らしいサイズのレモンです。

「実がなったらお菓子作りに使いたい」というささやかな願いをようやく叶えるタイミングが……!

ちょうど大きな仕事がひと段落した週末、レモン尽くしの焼菓子をあれこれ作ってみました。

妄想スイーツビュッフェ

写真:手作りレモンスイーツ

久しぶりに好きなだけ時間をかけてお菓子作りを楽しみました。こんな時間が私にとっては最高に贅沢で楽しく、幸せなひと時です。

・Lemon curdレモンカード

鮮やかなレモンカラーと甘酸っぱさがが印象的なレモンカードは、国産レモンが出回る季節になると無性に作りたくなります。

レモンカードの存在を初めて知ったのは、お菓子作りに夢中だった20歳頃手にした、福田里香さんの著書『果物を愉しむ100の方法』でした。うっとりとするような素敵な写真と見たこともないレシピの数々に魅了され、幾つもの新しい果物の楽しみ方をこの本から学びました。

写真:レモンカード

今回使ったマイヤーレモンは普通のレモンに比べて酸味が穏やか。八百屋さんで購入した国産レモンも少し加えて程よい酸味に仕上げています。



・スコーンに添えて

とある小さなお店で焼いているスコーン(焼き色が優しく、ほろほろっとした食感)が大好きで、私の中のベストスコーンはもう何年も前からこちらのもの。時々無性に食べたくなり車を走らせます(久しぶりに行きたいなぁ)。そのスコーンにお店自家製のクロテッドクリームとレモンカードをたっぷり挟んだスコーンサンドがメニューにあるのですが、それが本当に! 劇的に! 美味しいのです(あぁ書いてるそばから食べたくなる〜)。

写真:全粒粉入りスコーン

この日のスコーンは「シノノメ」さんのレシピ本を参考に、全粒粉の入ったザクザクとした食感のものを焼きました。素材や配合で違う風味を楽しめるのが焼菓子のおもしろさですね。

そんなわけで、レモンカードを作る時はいつもスコーンを焼いて一緒に食べるのがお気に入りです。

・Lemon Pieレモンパイ

レモンパイ。あぁなんと可愛らしい響きなんでしょう。ピーチパイも、アップルパイも、パイと名の付くものはなんとも魅力的(竹内まりやさんの『不思議なピーチパイ』がふいに降りてきて、口ずさみながらパイを焼きました。名曲です)。こちらは薄く焼いたパイ生地に、たっぷりのレモンカードと、さらにメレンゲを乗せて焼くレモンパイ。

写真:手作りレモンパイ

メレンゲのふわふわ感と甘酸っぱいレモンクリームのハーモニーがとても美味しい、この季節になると食べたくなるパイ(いいことありそうな気分はレモンパイ〜♪)。

・Weekend citronウィークエンドシトロン

レモンをたっぷり2個分使って作るウェークエンドシトロン。生地に加えたレモンの香り、分厚めにかけたグラスアローのシャリシャリとした食感が愉しい焼菓子です。

写真:ウィークエンドシトロン

ジェノワーズ法で作るパウンドケーキは生地がキメ細かく、くちどけが良いのが特徴。バターの風味が豊かに感じられます。

・Sabre citronサブレシトロン

わたしのサブレ作りでのささやかなこだわりポイントは、生地の厚さを整えること。見た目はもちろん、同じ焼き加減に仕上げるためにもこのひと手間を大事にしています。アイシングをするサブレは5㎜が好み。少ししっかりめの厚さのサクサクとしたサブレの歯ざわりと、薄めにのせたアイシングのマリアージュがちょうどいい具合かなと思います。専用のルーラーを使うときれいに均一の厚さに伸ばせて便利です。

写真:レモンサブレ

レモン型で作りたかったのに見つかりませんでした……。

レモンの鮮やかな色が映える様、白いリネンの刺繍が入ったアンティークのテーブルクロスと、白い食器をあわせました。

写真:スコーンとレモンカード

春らしい鮮やかなヴィタミンカラーは元気がでますね。

写真 post coffee

コーヒーはpost coffeeから届いた、ブラジルの農園の中煎りのもの。ローストナッツの風味が焼菓子によく合いました。

自宅でお菓子を焼いていると、いつもは自室にこもりがちな子どもたちも「いい匂い!」とキッチンに集まってくるのも嬉しいひとときです。週末にのんびり家族でおやつを囲む時間も本当に久しぶりでした。

実家の母の「子どもたちが大きくなるほど、毎日のごはんやたまの手作りのお菓子くらいでしか親の愛は伝えられなくなるのよー」と言ってた言葉が、最近になってしみじみと身に沁みます。本当にそれくらいしか、してあげられることってないのかも……と思い、リクエストをもらえるうちは、せっせと好きなものを作ってあげたいと思うわたしです。

立春を迎え、少しずつ空気も春めいてきそうですね。穏やかな春の訪れが待ち遠しいです。

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LEEとともに歩んできて、子育てが一段落。自分に目を向ける余裕の出てきたLEEの姉世代の方に、日々の“ほんとうに好きなものと心ときめく時間”をお届けします。

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