【注目の掃除機】約2か月もゴミ捨て不要！驚きの軽さでパワフルな吸引力の日立の「かるパックスティック」

神原サリー

2022.12.23

#52／日立
コードレススティッククリーナー「かるパックスティック」

大掃除シーズンがやってきました。となると気になるのが掃除機ですよね。そこで今回は、日立グローバルライフソリューションズから12月中旬に発売されたばかりの最新のコードレススティッククリーナー「かるパックスティック」をご紹介します。コードレススティックというとサイクロン式でダストカップを備えたものが多いのですが、こちらはなんと2か月もゴミ捨て不要の紙パック式。最近は、ロボット掃除機やコードレススティックにも充電台に自動ゴミ収集機能を備えたものがありますが、捨てずに済むならある意味便利さでは同じこと。「やや。その手があったか！」と思ってしまいました。さっそくお借りして使ってみたレビューをお送りします。

軽さは正義！そんな人に使ってほしいわずか1.1㎏のパワフルスティック

今年もたくさんの新製品が登場したコードレススティッククリーナー市場ですが、トリを飾ったのが日立の「かるパックスティック」。業界1位2位を争う1.1㎏という軽さで人気の同社のサイクロン式コードレス「ラクかるスティック」と同じ1.1㎏という質量と、モーター駆動式の自走機能を搭載したヘッドで、本当にスイスイ進む掃除機です。

わずか1.1㎏で驚くほど軽い掛け心地が光ります

全長がやや長めですが、ハンドルの前方を持つようにすると短くなって調整できる仕様に

ヘッドには、白色に加え、最も明るく感じる波長に近い緑色のLEDライトを採用して、白と緑の合計５灯の光でヘッドの前を照らすため、暗いところはもちろん、明るいところでもゴミが浮かび上がって見えます。

「ごみくっきりライト」を搭載しているので暗いところはもちろん、明るいところでもゴミが浮かび上がって見えます

アトリエの床を掃除している時にも、一見、きれいに見えたはずなのに、このライトで微細なチリやホコリが浮き上がって見えてびっくり。もしこれがなかったら、もうきれいになったつもりで掃除を止めていたかもしれないと思うと、ありがたいなあと思います。

拡大してみると、目で見たときには気づかなかったホコリが浮かび上がって見えるのがわかります

ヘッドも自在に曲がって取り回しがよく、ソファの下もライトでよく見えて、すっきりきれいに掃除ができるからラクチン。実は、全長がやや長めなのですが、ハンドルの前方を持つようにすると短くなって調整できるため、どんな身長（＆手の長さ）の方にも、自分に合った長さで使えます。

ヘッドも自在に曲がって取り回しがよく、ソファの下もライトでよく見えてすいすい掃除ができます

ハンディやアタッチメントを付けての掃除も軽くてスイスイ楽しい

その軽さと使いやすさに驚くのは、床の掃除だけでなくハンディやアタッチメントの２WAYすき間ブラシをスティックの先に付けて掃除するときも同じこと。いえ、もしかするとそれ以上の感動があるかもしれません。

ハンディにしたときの軽さにもびっくり。ふっくらして見える本体ですが、棚などにぶつかることもなくスムーズに掃除ができます

充電時は本体後ろの差込口にアダプターの先を差し込めばOK

ふっくらして見える本体ですが、絶妙な角度で設計されているため、ハンディで使用時にも棚などにぶつかることもなくスムーズに掃除ができます。また、ヘッドを外して２WAYすき間ブラシを付けると高いところのお掃除も楽々できて、大掃除に活躍すること間違いなし！　ちなみにアタッチメントはこの1種類だけなのですが、スティックスタンドには4つの穴が開いているので、好きなところに差し込んで保管しておいてくださいね。

回転ブラシに髪の毛がからまりにくい「からまんブラシ」を採用

付属の２WAYすき間ブラシはスタンドに立てておけます。穴が4つあるので、好きなところにどうぞ

ヘッドを外して２WAYすき間ブラシを付けると高いところのお掃除も楽々！

ゴミを自動収集⁉　いえいえ2か月間、捨てなくていいんです

この「かるパックスティック」の最大の特徴は、コードレススティックなのに紙パックフィルター（紙パック）を採用していること。市場には、いくつか紙パック式のコードレススティックもありますが、どれも小さな袋をセットするような方式で、こまめにゴミ捨てをしなくてはならない点ではサイクロン式のコードレススティックとあまり変わりません。

本体操作部の下にあるカバーを開け、紙パックフィルター（紙パック）をセットして使います

このモデルでは、小さく見えても集じん容積は0.4Lもあり、一般家庭の約2か月分のゴミを貯められる紙パックを採用しているから、約2か月間ゴミ捨て不要なのがすごいですよね。最近は、ロボット掃除機やコードレススティックに、充電台に自動ゴミ収集機能を備えたものがありますが、こちらは掃除が終わるたびに「ギュイーン」とゴミを吸い上げる音がして、「充電台にもう1つの掃除機がある」という感じです。

小さく見えても集じん容積は0.4Ｌもあり、一般家庭の約2か月分のゴミを貯められる紙パック。本体から引き出す際に吸込口をシール状のふたで密閉することができるのがうれしい

でも「かるパックスティック」はゴミの自動収集機能なんてなくても、そもそもゴミ捨ての必要がないのでもっとお手軽ですよね。しかも紙パックにゴミがたまって膨らんでくると、紙パックの上下を空気が流れるため、吸引力の低下を抑えられる構造になっているところもさすが。2か月後にゴミを捨てる時にも、本体から引き出す際に吸込口をシール状のふたで密閉することができる「こぼさんパック」構造を採用しているから、ホコリの舞い上がりなどの心配もなく、手も汚さずに紙パックを交換できるのがうれしいですよね。