いつのまにか半袖姿が当たり前になって、本格的な夏もすぐそこまで来ています。今回ご紹介するのは、フローリングの床を素足で歩きたくなる床拭きロボットの決定版、アイロボット社のブラーバジェットm6です。同社の床拭きロボットは、これまでブラーバ380j、ブラーバジェットと愛用してきて、こちらで3代目。どれも皆、利点があるのですが、m6の賢さは別格です。その使い方やお掃除力のすごさをお話ししますね！

4種類のクリーニングパットがあって便利＆経済的

アイロボット「ブラーバジェットm6」アイロボットストア価格 ¥76,868

私がアイロボット社の床拭きロボット、ブラーバシリーズを歴代愛用している理由は、1つ格上のフローリング掃除ができるから。子どものころ、夏休みのお手伝いで家の廊下などの水拭きをしたものですが、汗びっしょりになって床拭きが終わった後のキュッとした足の裏の気持ちよさは忘れられません。あの気持ちよさをロボットにおまかせできるなんて、いい時代になりました。

さて、ブラーバジェットm6の使い方をレクチャーしましょう。m6には水拭き用（ウェットパッド）とから拭き用（ドライパッド）があり、それぞれに使い捨てパッド、洗って繰り返し使えるパッドとが用意されていて、全部で４種類があります。うれしいのは、これをブラーバの底面に取り付けると、清掃モードが自動的に選択されること。ドライパットを付けたのに、間違えて水拭きボタンを押してしまって、水タンクの水がシューッと出てしまう…なんていう心配はありません。

クリーニングパッドは全部で４種類。水拭き用とから拭き用があり、それぞれに使い捨てパッド、洗って繰り返し使えるパッドとがあります

取り付けたクリーニングパッドの種類によって、運転モードを自動で切り替えるので、本体の「CLEAN」ボタンを押すか、アプリで運転開始ボタンを選ぶだけと簡単に使えます

普段は、ちょっとした汚れなら、から拭きモードで掃除をするとドライパットがゴミやホコリ、髪の毛、ペットの毛などをキャッチしてきれいになりますし、キッチンまわりのベタベタ汚れが気になる、来客が来るのでとことんきれいにしたいというような時には水拭きというように使い分けて掃除ができるのが便利です。

ちなみに使い捨てのパッドは水拭き、から拭き用ともに、7枚入りで968円（アイロボットストア価格）なので、1枚140円弱。洗濯OKのほうは2枚で3300円（同）。どちらもそろえておいて、汚れ具合やお疲れ具合に合わせて選択すると良さそうです。

水タンクに水を入れ、ボタンを押せば水拭きスタート！

水拭きをする場合、本体天面中心部のフタを開けてタンクを取り出し、タンク側面にあるキャップを外して水を入れます。タンク容量が大きくてたっぷり水が入るので、複数の部屋を掃除する場合でも途中で水を足さなくてもOK。あとは水拭き用のクリーニングパッドをセットしたら、本体にある「CLEAN」ボタンを押すか、アイロボット社のアプリ「iRobot Home」から操作してお掃除をスタートさせます。

m6の天面を開けると簡単に取り出せる水タンク。側面のキャップを外して水を入れれば準備OK

本体前面から水を吹き出して、その上を人が雑巾を使って、手で掃除するときのように、前後に動いて丁寧に拭き掃除してくれます。シューッと水を出す音などがしますが、ルンバのような吸引タイプのロボット掃除機とは異なり、とても静か。センサーで障害物（家具）などを見極めながら掃除をするので、壁や家具に向かって水を拭きつけることがないのがすごいなと思います。もちろん、キッチンマットやラグのようなところに乗り上げてしまうこともありません。

水拭きモードの時には、本体前面から水を吹き出して、その上を前後に動いて丁寧に拭き掃除してくれます

シューッと水を出す音などがしますが、ルンバのような吸引タイプのロボット掃除機とは異なり、とても静か

汚れやすいキッチンの床も水拭きですっきり。キッチンマットやラグは避けて通ります

アプリで「すべてのフロアを拭き掃除する」を選んでおくと、家全体の間取りを学習・記憶して効率的に動いて、ソファやワゴンの下などにも潜り込んですっきりときれいにし、いつのまにかホームベースを目指して帰っていく様子に思わず拍手。ロボット掃除機ってホームベースに戻るのが下手だったりするものもありますが、ブラーバジェットm6は、迷子になることもなく、いつも玄関に置いてあるホームベースにきちんと帰れるので賢いなあと思います。

一通り掃除が終わるとホームベース（充電ステーション）を目指して一目散に帰っていきます。ホームベースを認識すると青く光るところが賢い感じ

息をするように光りながら充電中

アトリエの間取りを正確にマッピングできていてびっくり

ホームベースに100％帰れると喜んでいる場合ではありません。だってね、アプリでお掃除の履歴を確認すると、それはそれは見事に間取りを把握できていて、中央部の作業スペース（ここにはテーブルや椅子、届いたばかりの段ボールなどが置いてありました）以外は、本当にきれいに掃除をしていることがわかります。

家の間取りを学習して記憶するため、掃除する場所と時間などを指示したり、ライフスタイルに合わせてスケジュールを組んでおくこともできるんですよね。そのほか、進入禁止エリア機能で見えない壁を作り、ブラーバの進入を防ぐことも。

アプリのお掃除の履歴で確認すると、驚くほどにアトリエの間取りを正確に把握していて、しかも丁寧に掃除をしていることがわかってびっくり。家全体の間取りを学習・記憶できるので、掃除する場所と時間を指示することもできます

こんな賢いブラーバジェットm6ですが、やっぱり試してみないことには使いこなせるか不安だという人には、2980円で2週間おためしができるサービスがあるのもアイロボット社ならでは。おためしの後で購入を決めた場合は、おためし分の価格を割り引きしてくれるというのもうれしいですよね。購入を勧めるコラムではないですが、思わずお知らせしたくなりました。

こまめに掃除をしているはずが、換気のために頻繁に窓を開けることもあり、こんなに真っ黒に！

エアコンを使い始める夏の間でも、換気のために窓を開けることがニューノーマルになった今、なんとなく砂ぼこりでザラつきがち。ロボット掃除機初心者の方にも使いやすい、ブラーバジェットm6、いいですよ。

DATA

• ブランド：アイロボット
• 商品名：「ブラーバジェットm6」
• 製品詳細

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月２回更新。次回もお楽しみに！