2022秋トレンド色【赤コーデまとめ】スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」
2022.11.03
誌面に掲載されたりインスタに写真が上がるたびに大きな反響がある、スタイリスト石上さんの〝赤〞を効かせたコーディネート。
「着てみたいけれど気恥ずかしい」「自分には派手すぎて似合わない」なんて思っていませんか?
実は赤は、流行に左右されずに誰にでも似合ううえ、カジュアルをもっとおしゃれに楽しめる、LEE読者にとっていいことずくめの色なんです。
寒さが増し、あたたかな色が恋しくなるこれからの季節は、まさに赤のハイシーズン。大胆に取り入れたり小さく効かせたり……赤を着てみたい気持ちに背中を押してくれる石上さんのメソッドで、素敵への一歩を踏み出して。
目次
- シンプルなニットとパンツの気負わないワンツーも、ぬくもりと強さのある赤で存在感たっぷりに!
- 石上さんと赤の可愛い関係
- トレンドに左右されず、ずっと愛せる「グッドガールに着る赤」
- 照れずに可愛くさしたい「小さく効かせる赤」
- 首元に効かせる「赤」
- 手元に効かせる「赤」
- もっと仲よくなりたい!「自由に遊ぶ赤」
- 秋冬のスタイリングに欠かせない「スタイリスト 石上美津江さん的、赤」
スタイリスト 石上美津江さん
「私が赤を好きな理由」
Mitsue Ishigami
Instagram:ishigamimitsue
『LEE』『MORE』をはじめ、さまざまな女性誌やカタログ、広告で活躍する人気スタイリスト。ベーシックさの中に旬感と可愛げを忍ばせたカジュアルコーデは、モデルやスタッフにもファン多数。
「幼い頃、母がよく着せてくれた赤いカーディガンと赤い靴。大好きな映画『四月物語』の赤い傘に、『パリ、テキサス』の古びた赤い野球帽。そしてスタイリストになる夢をくれた、スピッツのCDアルバムジャケットに写る赤いワンピースを着た女の子……。あらためて振り返ってみると、私が心惹かれたものや大切な思い出の中には、必ず〝赤〞がありました。
そんな不思議な縁を感じる赤は、おしゃれをするうえでもなくてはならない色です。赤と言っても、発色によって印象はさまざまですが、選ぶのは〝可愛らしさ〞や〝やんちゃっぽさ〞を感じる赤。そういう赤はベーシックなカジュアルにぴったりで、甘さだけでなく、いい意味でコーディネートに強さをくれるんです。そのうえトラッドやフレンチ、アメカジとどんなテイストにも合うし、年齢問わずどんな人にも似合う色だとも思っています。
今回は、いつもスタイリングとプライベートで実践している取り入れ方、そして愛してやまない赤アイテムを紹介させてもらいました。
今季はトレンドとしても注目されている赤。LEE読者の皆さんが〝自分らしい赤〞と出会えるきっかけのひとつになれたらうれしいです」(石上美津江さん)
シンプルなニットとパンツの気負わないワンツーも、ぬくもりと強さのある赤で存在感たっぷりに!
「洋服で赤を取り入れたいとき、私は真っ先にニットを選びます。その理由はニットのやわらかな風合いが赤の強さをほどよくやわらげて、ぐっと投入しやすくなるから。流行り廃りのないきれい色でありつつ、今季はトレンドカラー。私服では小さく取り入れることの多い私も、この秋冬はこんなふうに主役として楽しむ予定です」(スタイリスト 石上美津江さん)
石上さんと赤の可愛い関係
01.アエタのスーパーエーマーケット別注モデル
「辛口カジュアルにほんの少し可愛らしさを足したいときは、小さな赤ポシェットを頼りに。今はアエタのスーパーエーマーケット別注モデルを溺愛」
02.アメリカの写真家スティーブン・ショアの写真集
アメリカの写真家スティーブン・ショアの写真集。「雰囲気が好きで買ったのですが、さりげなく赤が効いた写真が多くて。無意識に惹かれていたみたいです(笑)」
03.おばあちゃんになっても履き続けたい永久定番
「レペットの赤いエナメルのバレエシューズは、私の好きな〝可愛らしさ〞の象徴」
04.インバーアランのニット
「ケーブル編みと赤。大好物同士の組み合わせに展示会で一目惚れ!」 ニット¥63800/ビショップ(インバーアラン)
05.バッグの中の荷物も気がつけば赤ばかり
「スマイソンの手帳をはじめ、名刺入れやキーホルダー、ハンカチなど自然と赤が大集合」
06.実はギンガムチェック柄。セラードアーのフレアスカート
セラードアーのフレアスカートは、無地見えするほど細かい赤と黒のギンガムチェック柄。「ソフトな印象なので、04.のニットと合わせてワントーンで着るのもいいかも」
07.褒められアイテム、キュアバザーのネイルカラー
「オレンジ混じりの朱赤っぽい色がタイプ。つけているとよく褒められます」 ネイルカラー ボヘミアン¥2530/フォルテ(キュアバザー)
08.このアルバムとの出会いがスタイリスト人生の原点
大ファンのスピッツが1995年にリリースしたアルバム『ハチミツ』。「ジャケットとブックレットに出てくる女の子のスタイリング、世界観に強く引き込まれてスタイリストになることを決意。このアルバムに出会わなかったら、今の私はないと言っても過言ではありません」
09.愛用歴10年!ジョンストンズ オブ エルガンのストール
「10年以上愛用しているジョンストンズ オブ エルガンのストール。秋冬は毎日のように持っているので、トレードマーク化しています」
トレンドに左右されず、ずっと愛せる
「グッドガールに着る赤」
石上さんが思うグッドガール像は「きちん感がありつつも、小さな遊び心を忘れない人」。そんなバランスを簡単に叶えてくれるのが〝可愛い赤〞と〝シックな黒〞をメインにした着こなし。さらにトラッドorフレンチシック、どちらかのテイストに落とし込むことで、ブレない品のよさも手に入ります。
TRAD-style
「トラッドが持つきちんと感で赤を少しハンサムに引き寄せて」(石上美津江さん)
プレーンな赤と、華やかなチェック。小粋なレイヤードで深みのある装いに
「ニットとストールの〝赤レイヤード〞がほどよい華やかさに落ち着くのは、どちらも優しい風合いだから。ボトムはベージュのチノパンでも素敵なのですが、より大人っぽいトラッド感を出したくて、グレーのヘリボーン柄パンツを選びました。一体何が入るの?ってくらい小さなかごバッグと黒リュックを2個持ちしたり、あえてヒールパンプスを合わせたり、遊びも忘れずに」
FRENCH CHIC-style
「赤を思いきり効かせても、上品。これぞフレンチシックの真骨頂」(石上美津江さん)
赤と黒。どちらもインパクトの強い色ではありますが、〝フレンチシック〞というフィルターを通すと、上品な可愛さが倍増。たとえ赤の分量が多くてもその効果は変わらないので、今季は大胆に取り入れるのもありだと思います。
赤いコートとモノトーンの柄ワンピース。相思相愛の組み合わせをとことん堪能
「ロングコートなどで赤を大きく取り入れる場合は、ドラマティックな真紅よりも、ヴィンテージライクな朱赤寄りの発色を。肌色にも、合わせるアイテムにも上手になじんでくれるので、カジュアル派のLEE読者も照れずに着こなせると思います。黒を基調にした刺しゅうの柄ワンピースにラフにはおり、レザーのポシェットやローファーで端正さを加えつつ、ニットキャップで抜け感を。ただパパッと合わせただけなのにカッコいい、そんな自然体のパリジェンヌをイメージしてみました」
照れずに可愛くさしたい
「小さく効かせる赤」
石上さん自身も頻繁に実践してるのが、足元、首元、手元に小面積で赤を取り入れる方法。どのアイデアもタイムレスで使えるのが魅力です。「たとえコーディネート全体の1割に満たないとしても、ハッとする存在感を与えてくれる。強さのある赤だからこそ成立するんだと思います」
FOOT
足元に効かせる「赤」
「赤い靴と正反対のテイストのボトムを合わせるのがマイ定番」(石上美津江さん)
辛口ボトムには赤いバレエ靴、甘いボトムには赤いスニーカー。これは私が公私で数え切れないほどやっている鉄板の組み合わせです。赤の魅力が引き立つだけでなく、甘辛バランスも大人にちょうどいい塩梅へ。赤初心者の方も挑戦しやすいと思います。
BALLET SHOES
バレエシューズの“可愛い赤”で武骨なカーゴパンツにひとさじの甘さを
「周りの人たちから〝見ただけでガミちゃんのスタイリングだとわかる〞と言われるほど、何度となくリピートしているカーゴパンツ×赤エナメルのバレエシューズ。足元につやっとした可愛い赤があるだけでボトムの辛さがやわらいで、全身の印象が大人の可愛げに着地。これからも末永くお世話になります(笑)」(石上美津江さん)
SNEAKERS
甘いスカートの洗練見え&こなれ感UPは“やんちゃな赤”のスニーカーで実現
「コーデがぐんとキャッチーになり、ボトムの甘さを中和してくれる赤いスニーカーは、カジュアル派のLEE読者が一番取り入れやすい〝小さい赤〞ではないでしょうか。私はハイカットを愛用していますが、ローカットももちろんOK。ただデザインは、ハイテクよりもオーセンティックなタイプのほうが幅広い着こなしに使えるかなと思います」(石上美津江さん)
NECK
首元に効かせる「赤」
「なんとなく物足りなさを感じたら、“巻き物”の出番です!」(石上美津江さん)
ベーシックなカジュアル好きに起きがちな〝無難見え〞を瞬時に解消してくれるのが、赤いチェック柄のストールとスカーフ。ルールはありません、ただ巻いてください(笑)。顔まわりはもちろん、遠目から見た印象も華やかに。
STOLE
あえてきれいに巻かないことが、おしゃれ上手なムードを後押し
「首に垂らしたストールの両端を左右にぐるりと1周させて、斜め前で結ぶだけ。シンプルな巻き方だからこそ、無造作感を大事にしています」(石上美津江さん)
SCARF
首元からTシャツをのぞかせるくらいさりげないのがカジュアル派の最適解
「スカーフってすごく便利なんですけど、色みや柄によっては老けて見えてしまうことも。真っ赤なチェーン柄といったクラシカルなものよりも、ニュアンスのある朱赤系で、モダンさを感じる絵柄がおすすめ。首元からほんの少し見せるだけでも効果絶大です」(石上美津江さん)
HAND
手元に効かせる「赤」
「持つだけ、塗るだけなのに、ひと手間かけたような装いに」(石上美津江さん)
「手元は自分が思っている以上に周りから見られているパーツで、そこにポイントをおくと、絶対に手抜きに見えないんです。言い換えれば〝細部までおしゃれに気を使っている人〞に見える。こんなときも、赤の持つ強い存在感は味方になってくれます」(石上美津江さん)
NAIL
ボーイッシュなコーデに赤いネイル。そのギャップで洒落感が倍増!
「スタンダードな白シャツに、スタジャンとベースボールキャップ。思いきり男の子っぽいカジュアルに仕上げても、〝ネイルが赤〞というだけですべてが逆転するというか。指先の女性らしさのほうが強く印象に残るんですよね。短く整えた爪と、オレンジやブラウンをほんのりと感じる色合いの赤いネイルカラーの組み合わせは、ここ数年の私の定番。ベーシックコーデにも似合うし、視界に入ると気分が上向きます」(石上美津江さん)
BAG
赤いミニトートで茶目っ気を足せば、親近感のある辛口カジュアルが完成
「赤って簡単に〝コーデを考えて選んでいる感じ〞が漂うんです。こういう辛口な装いに手でちょこんと持つバランスも大好き!」
もっと仲よくなりたい!
「自由に遊ぶ赤」
「赤ってどの色にも負けないインパクトを持ちながら、対応力もあるんです」とスタイリスト 石上美津江さん。それを簡単に、わかりやすく楽しめるのが配色と柄。
赤の新たな一面に出会える石上さん流のプレイフルな着こなしで、さらにおしゃれの幅を広げてみませんか?
COLOR
色で遊ぶ「赤」
「赤、もしくはベーシックカラーの延長線上にある色を掛け合わせる」(石上美津江さん)
ピンクは赤の、水色は赤と相性がいいネイビーの延長線上にある色なので、想像以上に掛け合わせがスムーズ。それにおしゃれのスキルが上がったような、小粋な着映えも叶えてくれるから、この機会にぜひトライしてほしい配色です。
RED×PINK
赤からピンクへ。グラデのような配色がゆるカジュアルに洗練ムードをプラス
「ワントーンとしてとらえると実は着やすい赤×ピンク。コツはシルエットにメリハリをつけず、各色の印象を均等にすること。やりすぎに見えず、リラクシーさが洒落感につながります」(石上美津江さん)
LIGHT BLUE×RED
“ネイビー×赤”の気分で、見た目は新鮮!ひときわの洒落感が漂うフレンチスタイル
「シャツ+タイトスカートの端正なワンツーが、たちまち今っぽいフレンチルックに。ちなみにタイトスカートはニット素材のくすんだ赤。発色が適度に沈んでくれるので使いやすいんです」(石上美津江さん)
PATTERN
柄で遊ぶ「赤」
「ベーシックカラーでおなじみの柄を、赤に変えてみる」(石上美津江さん)
ストライプシャツにボーダートップス、チェックのワンピース。ベーシックカラーでも十分華やかさはありますが、赤に変えるだけで印象がガラリ! 〝いつものコーデ〞に新しい風が吹き込みます。
STRIPE
どこか優しげな赤ストライプのシャツはきれいめコーデのこなれ見えに最適
「本来の清潔感や知的さに加え、こなれ感まで漂う赤いストライプシャツ。ダウンベストを合わせるような、今季らしいスポーツMIXにもしっくりとフィットします」(石上美津江さん)
BORDER
ボーダートップス+サロペット。大好きな組み合わせを赤でリフレッシュ
「この〝白のワントーンにちょっとの赤〞というバランスが好きです。もちろんボーダーはネイビーや黒でもありですが、赤にするとより今っぽいキャッチーな雰囲気になります。座って足を組んだときにだけしか見えないソックスにも、赤を仕込んで茶目っ気も!」(石上美津江さん)
CHECK
映え力バツグンな赤チェック柄は、ボトムで投入するといいテンションに
「くすんだ赤を基調にしたマドラスチェックのシャツワンピースをスカートとして使い、ネイビーのゆるタートルで落ち着きを添えたワンツーコーデ。服の色にしっかりとメリハリをつけた分、靴とバッグはカジュアルなベージュで抜け感を。赤いキャップとのさりげないリンクもポイントです」(石上美津江さん)
秋冬のスタイリングに欠かせない
「スタイリスト 石上美津江さん的、赤名品」
スタイリスト 石上美津江さんが公私でヘビロテする赤名品たち。そのこよなく愛する理由を、ブランドやアイテムの背景にあるストーリーとともにお届けします。
01.
Le minor(ルミノア)
のボーダーカットソー
「老舗でありながら、サイズ感やデザインをさりげなくアップデートしていて、定番のはずなのにいつも新しさを感じます。赤のパネルボーダーは体が泳ぐ大きさが可愛くて、レイヤードしやすいところがお気に入り」。
1936年、海で働く人たちへ向けたマリンセーターの製造がはじまり。〝made in France〞にこだわり、創業当初から自社工場での一貫生産を継続。身幅と袖幅にしっかりとゆとりを出したこのモデルは、ヴェリテクールの別注です。
02.
Johnstons of Elgin(ジョンストンズ オブ エルガン)
のチェック柄カシミヤストール
「25歳のときに初めて買ったカシミヤストールも、赤のタータンチェック柄でした。首元に巻いたり、広げて肩にかけたりといろんなアレンジができますが、ただ手に持ってるだけ、って日もあります(笑)。ほかの色もいくつか持っているけれど、出番が多いのはやっぱり赤」。
創業は1797年。220年以上の伝統技術と歴史を持つ、言わずと知れた老舗ファクトリーブランド。ストールに用いられるカシミヤは世界最高級と称され、一度触れてしまったら虜になること必至。
03.
Repetto(レペット)
のパテントレザーバレエシューズ
「私の好きな〝可愛い世界観〞がそのまま形になったバレエシューズ。つやめく赤と丸みを帯びたシルエットのバランス、足を入れたときの高揚感。おばあちゃんになっても履き続けたいと思う唯一の靴」。
1947年、ローズ・レペットが、振付師の息子の助言のもとにデザインをスタート。1956年にフランスの女優ブリジッド・バルドーがバレエシューズと同じくらい履き心地のよいタウンシューズをオーダーし、その後、映画『素直な悪女』で着用したことから注目の的に。
04.
L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
のキャンバストート
「LEE読者の皆さんならひとつはお持ちかも知れませんが、2個目に赤はいかがでしょう? 可愛らしいポイントになり、ダークカラーに偏りがちな秋冬の抜け感にも最適です!」。
1944年に氷を運ぶためのバッグとして誕生。水がしみ出しにくい24オンスのキャンバスが使われ、耐久性強化のため底部分の生地は二重になっています。
05.
CONVERSE(コンバース)
のキャンバス オールスター ハイカット
「やんちゃでいさせてくれるんです、この赤は。ボーイッシュな佇まいが、甘い服や大人っぽい着こなしのはずし役に重宝しています。カーキやイエローといった、定番色以外の色と合うのも好きな理由です」。
1917年、バスケットボール専用シューズとして生産が始まったコンバース オールスター。その機能とデザインは誕生から100年以上たった現在もほとんど変わらず、世界中のさまざまな世代から支持される不朽の名作。
06.
SAINT JAMES(セント ジェームス)
のボートネック長袖シャツ
「朱赤でも真紅でもない絶妙な発色が、デニムやチノなどのカジュアルボトムと相性抜群。私がスタイリングで使うときは、おしゃれなリラクシー感が醸せる一番大きい『T6』サイズを選びます。この赤を〝チューリップ〞と名付けたセンスも素敵!」。
1889年、フランスのノルマンディ地方で、地元の漁師や船乗りのためのウエア製造からスタート。長袖シャツも彼らが着ていたものが原型になっていて、目の詰まったしっかりとしたコットン生地は洗濯機でガンガン洗ってもへたらないタフさが自慢。
07.
A PIECE OF chic(ア ピース オブ シック)
のシルクスカーフ
「首元からのぞかせたり、バッグに巻いたり。コーデの物足りなさをちょうどいい具合に補ってくれるスカーフ。こちらは〝自分には少しコンサバすぎるかも?〞と、スカーフに苦手意識がある人にもおすすめしたいブランドで、絵柄にクスッと笑えるシュールさがあるんです。レンガっぽい赤なので、気軽に投入できると思います」。
スカーフの製造で有名なフランスのリヨンで2012年に誕生。1930〜60年代のヴィンテージテキスタイルを現代的にアレンジした絵柄が人気。
08.
INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド シャツ)
のストライプ柄シャツ
「優しい発色でピンクのように見える赤×白のストライプ柄。正統派なボタンダウンシャツなので、一枚ではもちろん、はおったり巻いたりと着回し力も期待大! 一着持っているととっても便利です」。
1961年のアメリカ・ニュージャージー州で、二人のシャツ職人が創業。赤いベンガルストライプはブランドの黎明期からの定番であり、アメリカシャツを代表するテキスタイルです。着るほど、洗い込むほどに風合いが増し、〝育てる〞楽しさも。
09.
OLD SOLDIERの(オールドソルジャー)
のキャップ
「映画『パリ、テキサス』で、主人公のスーツ姿の男性がかぶっていた野球帽を彷彿とさせる、ヴィンテージライクな赤。ボルドーっぽい発色は肌なじみもよく、コーデのアクセントやはずし役にぴったりです」。
2013年に誕生し、ニューヨークの海の歴史や運河の文化を背景に、ウエアや小物を展開。生地にウォッシュ加工を施してクタッと感を演出したキャップは、幅広い着こなしに似合うと評判。フロントのフラッグの刺繍は、デザイナーの祖母が描いたイラストがモチーフ。
10.
Le Tricoteur(ル トリコチュール)
のウールセーター
「鮮やかさと落ち着きを持ち合わせた赤なので、オーバーサイズでも派手に見えません。本格フィッシャーマンズセーターならではの目の詰まった編み地と厚みに、職人技が光るディテール。差のつく大人のカジュアルスタイルが叶います」。
1964年にイギリス・ガンジー島で創業。伝統的な製法を受け継ぎ、今もなおハンドニッティングで仕上げられています。太番手のウール糸で編まれたニット生地は、耐久性と防湿性◎。
11.
Yarmo(ヤーモ)
のリブソックス
「仕事でもプライベートでも、一番よく登場する赤ソックス。しっかりとした厚手で、ローファーやブーツ、スニーカーにバレエ靴とどんな靴とも好相性。足裏のデザインまで可愛いんです」。
1898年にイギリスで創業した老舗ワークウエアブランド。コットンをベースにした厚手のソックスは、つま先から足裏の内側が厚みのあるパイル仕様になっていて、優れたクッション性&吸湿性を発揮。また足裏のロゴはグリップ機能も! 可愛らしさと実用性を兼ね備えた一足です。
12.
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
のバンブーアンブレラ
「バンブーハンドル、細身で小ぶりなサイズ感、可愛い赤。そしてさす姿にまで品が備わる、クラシックなデザインの大ファン! 雨の日も気分が上がります」。
1823年、ゴム引きの防水布『マッキントッシュ・クロス』の発明から始まった、イギリスを代表するアウターウエアブランド。近年はレイングッズも人気で、こちらの傘は全長73cm、直径92cmと十分なサイズ感ながら、重さ約210gと超軽量。共布の専用傘袋に入れるとステッキのようになるデザインです。
撮影/三瓶康友(人物) 森脇裕介(人物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) スタイリスト/石上美津江 モデル/竹下玲奈 比留川 游 取材・文/鈴木絵美 撮影協力/THE DECK COFFEE & PIE
※価格のないものはすべてスタイリスト私物です
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)『スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」』に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年10/6発売LEE11月号現在)です。
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