好きなことを通してゆるやかに人と繋がりながら自分らしく過ごしている場所をご紹介!
東京都美術館×東京藝術大学と市民が作る「とびらプロジェクト」で、魅力的な人に出会い続けています!
LEE編集部 オダッコ
美術館や建築巡りが大好き。1児の母。LEE100人隊というコミュニティでキラキラ輝いている読者にサードプレイスの魅力を教わる日々。
冊子を作る『開扉ラボ』という「とびラボ」のミーティングで、本というメディアへの思い入れを再確認。
好きな人が増えて年を重ねるのが楽しみに
東京都美術館を拠点に、一般から集まったアート・コミュニケータ、通称“とびラー”と学芸員や大学教員などの専門家が、人と作品、人と人、人と場所を繋ぐ活動を行う「とびらプロジェクト」。オダッコはとびラー2年目。
「育休中に美術展を調べていてこのプロジェクトを知り、活動1年目はほぼ毎回子連れで参加していました」(オダッコ)
年齢も職業も経験もバラバラな個性的な人とのゆるやかなコミュニケーションが楽しい。
「とびラーは、まず『基礎講座』を受講するのですが、印象深かったのが講師・西村佳哲さんの『きく力』の講座。『きく』とは、相手に関心を持ち続けることだと教わって。その後、とびラー同士で相手の話を『きく』ペアワークを実践。学生から年配の方まで普段出会えない人の話をじっくりきく経験が新鮮でした。
以来、日常生活でも人と接するときに、ステレオタイプで判断せず人のいろいろな面を見たい、自分がどうきくかを意識したいと思うように」(オダッコ)
とびラー同士が自発的に開催するミーティング「とびラボ」もにぎやか。
「私は、子連れの来館者をサポートする『ベビーとゆったり美術館』ラボや、その年のイヤーブック的な冊子を作る『開扉(かいぴ)ラボ』などに参加。そこでもベースはオープンなコミュニケーションと対話。私はアイデアを立ち上げるより、立ち上げた人に協力したいタイプだと気づくきっかけにも」(オダッコ)
活動を通して好きな人が増えた。
「皆さん、本当にパワフルでおもしろくて! 60代でも元気にプログラムを考えている人や3人の子育てを終えてイキイキしている人を見て、年を重ねることに希望が持てたり、子どもたちの未来を信じたくなる。そんなコミュニティに参加できてありがたいです」(オダッコ)
3年の任期を終える“とびラー”の開扉式で全員集合。
オダッコが参加した『ベビーとゆったり美術館』ラボのなごやかなオンラインミーティング。
【特集】「人と繋がるサードプレイス」で私らしさ、再発見!
取材・原文/佐久間知子
こちらは2022年LEE10月号(9/7発売)「「人と繋がるサードプレイス」で私らしさ、再発見!」に掲載の記事です。
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