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農家の先生に野菜作りを教わる「体験農業」を満喫中。知りたいことを学ぶ喜びと出会いに感謝
料理家 ワタナベマキさん
旬の素材を生かし、シンプルな工程でおいしく作れる料理やおやつを提案。夫と高校1年生の息子、2匹の猫と暮らす。
Instagram:maki_watanabe
Twitter:maki_watanabe_
公式サイト:https://maki-watanabe.com/
広大な畑の一角を借りて、季節ごとにさまざまな野菜を育てて収穫。とれたての野菜の味は力強くておいしいと家族からも大好評。
「今日は畑に行けるかしら」と野菜の様子が気になるほど楽しい
ワタナベさんのサードプレイスは、週2、3回通っている体験農園の畑。
「料理を作るうえで、素材がどのようにできているのかを知りたくて、今春から、年間15種類くらいの野菜の育て方を教わる講習に参加しています。代々その土地で農家をされている先生が、畝作りから植えつけ、収穫までを丁寧に教えてくださるんです。
日々料理に野菜を使っていても、育てることに関しては素人。“里芋の成分は枝豆にいい効果があるので同じ畝に植える”など初めて知ることも多くて。年を重ねるにつれて人から教わる機会が減っていたので、とても満たされる時間です」(ワタナベマキさん)
一緒に学んでいるメンバーは、若いファミリーから年配の方まで幅広い。
「畑ですれ違ったときに挨拶をしたり、野菜の成長を見て『よく育ってますね』と声をかけあう程度の何気ない会話が楽しいです。畑の周辺が自然豊かな里山で、行くたびにストレスフリーに」(ワタナベマキさん)
学びや気づきを仕事に生かしたい。
「教わっている農業がすべて無駄なく循環しているんです。例えば、夏前に育てたブロッコリーの葉を刻んで土に混ぜ、次の白菜を育てる養分にしたり。体験農園を通してより生産者の方を近くに感じ、食材を無駄にしたくない思いが強くなりました。
これから私が料理を提案するうえで実になっていると感じています。教わった知識を料理教室で教える際に役立てたりも。今はまだ学びの途中。もっと学び続けたいです」(ワタナベマキさん)
収穫した夏野菜。農家ならではの「ナスを手で割って軽く塩でもむ」という食べ方を教わり実食。格別なみずみずしさだったそう。
野菜ごとにネットやビニールかけを。
とれたての甘い大根。
【特集】「人と繋がるサードプレイス」で私らしさ、再発見!
取材・原文/佐久間知子
こちらは2022年LEE10月号(9/7発売)「「人と繋がるサードプレイス」で私らしさ、再発見!」に掲載の記事です。
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