現在LEEwebでは、 私も部員として参加している「LEEクルマ女子部」によるホンダ「新型ステップ ワゴン」の 試乗レポートを掲載中です。
「LEEクルマ女子部」による試乗レポートはこちらここでは、自動車業界で働いた経験があるママライター石川が、クルマ通の視点で数日間試乗をしました!
おもしろい仕掛けや使い方の提案など、気になるあれこれを深掘りします。
※試乗した車種は、新型ステップ ワゴンの「SPADA」です。
【新型ステップ ワゴンを深掘り1】
リビングのように居心地がよくて疲れ知らずの快適インテリア
ファミリーカーとは思えないぐらい、SPADAの内装にはラグジュアリーさを感じます。プライムスムース(合皮)とふっくらとしたキルティングシートを組み合わせた、ソファのようなファブリック。おうちのリビングのように快適です。
2列目には無段階に調整できるアームレスト付き。長距離ドライブや、車内で休みたいときに最適。
わが家のあるある「子どものお迎えで20分ぐらい待つ(待たされる)」ときにも、このシートならリラックスできました!
【新型ステップ ワゴンを深掘り2】
大人も子ども思わず笑顔に。車内に「隠れステップ ワゴン」マークが!
「新型ステップ ワゴンの内装には、隠れステップ ワゴン(マーク)があるらしい」と聞き、探してみました。
助手席の目の前にあるトレーの裏を見ると、なんと歴代モデルのボディデザインが隠れていました! 乗る人により楽しんでもらうための仕掛けで、開発に携わった皆さんのステップ ワゴン愛を感じます。長年にわたり多くのユーザーに愛されてきたことへの感謝の気持ちも「隠れステップ ワゴンマーク」という形で表れているのかもしれませんね。
ほかの場所でも見つけましたが、ここにはあえて書かないでおきます(笑)。
【新型ステップ ワゴンを深掘り3】
頼りになるボディデザインで、家族みんなの相棒に認定
大きなサイズのクルマって、威圧感のあるデザインも多くて、女性としては見た目で圧倒されてしまうものもありますよね。
でも、新型ステップ ワゴンはひと味違います。まず、フロントフェイスのデザインにかわいらしさを感じます。カタマリ感はあるけれど、全体的に角が丸くなっていてやさしい印象です。
そして、2つのモデル(AIRとSPADA)でボディーカラーのラインナップが異なる点にも選ぶ楽しさが。「LEEクルマ女子部」の座談会ページでは、AIRの「フィヨルドミスト・パール」とともに撮影して、北欧風のライトブルーのカラーにほっこり癒されると話題になりました。
【新型ステップ ワゴンを深掘り4】
どこに座っても心地よい温度に調節可。外より車内のほうが空気がキレイ!?
新型ステップ ワゴンのエアコンには、運転席・助手席・後席の3つのゾーンそれぞれに吹き出し口があり、お好みの温度設定ができる「トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)」付き。どこのシートに座っても心地よい温度に調節できるというから、季節を問わずドライブを楽しめますね。
PM2.5等の微小粒子物質を検知し、フィルターで空気を浄化するシステム「Clean Air」も標準装備。車内の清浄度は、エアコンパネルまたは、対応するナビゲーションディスプレーに表示されます。
エアコンの吹き出し口にも注目! ワイドな吹き出し口から出る風は体に直接当たりにくくすることもできて快適です。
【新型ステップ ワゴンを深掘り5】
リモートワークまでできる! 多彩なシートアレンジが楽しい(実演レポ)
リモートワークが定着して、ミーティングやPC作業など、集中して進めたい仕事も家で行うようになりました。そこで問題になるのが、リモートワークしたいのにひとりになれない場合もあることです。
新型ステップ ワゴンでは、3列目シートの半分を床に格納、もう一方をフラットになるように後ろに席を倒すと、なんとデスクのように使えるんです!
この状態ではリアテールゲートを完全には閉められませんが、パワーテールゲート(※タイプ別設定)を装備していると、途中まで閉めたところで止め、明るさをある程度取り込みながら作業ができます。
家のリビングだと家族の気配があって集中できない、出先で少し仕事をしたい、ひとりで考え事をしたいetc. レンタルオフィスよりも手軽に使えますね。
【番外編】
乗り物酔いしにくい理由をさらに深掘り!
今回のフルモデルチェンジでは、「3列目に座っても快適で”乗り物酔い”しにくいクルマ」というのがアピールポイントのひとつになっています。
そこに着目してくれたのね!と喜んだ人も多いはず。
先進技術など、性能を前面に押し出すことが多いクルマの開発において、なぜそこに着目したのか。車体研究開発責任者の中條康治さんに深掘り取材させていただきました!
ステップ ワゴンは代々「家族のためのクルマ」
開発にあたって、開発チーム内でさまざまな家族像を想定した「家族ごっこ試乗会」を繰り返したそう。家族みんなが快適にドライブできるよう考えたとき、”乗り物酔い”は天敵で無視できない問題だと、開発チーム全員の意見が一致。
わが家も、かつて息子の乗り物酔いに悩まされた経験があるので、これを聞いたときは「よくぞ着目してくれました!」と思いました。
——乗ってみると、他のクルマでは体が安定しなくて、乗り心地が決していいと思えない3列目シートの印象が変わりました。確かに走行中も安定していて視線が定まり、視界がすっきり見えて快適ですね。
「そうなんです。乗った人の快適性を目的に、”車両運動性能”と”デザイン”を”組み合わせた”点が最大の特徴。
ブレの少ないフラットな乗り心地を磨き上げたうえで、視界にともなう人の無意識の行動に着目したデザイン、この2つの相乗効果によって、乗り物酔いに至る前の不快感を徹底的に低減しました」(車体研究開発責任者 中條さん)
コーナーリングや横風での安定性がアップ、乗り物酔いしにくい走りにもかなりこだわった!
——昔サスペンションメーカーに勤めていたライター石川は、室内デザインだけではない、走りにも秘密があるのでは?と察知しました。
「まず乗り心地を左右するボディ剛性の改善や、アクセル・ブレーキによる加減速を最適にするなど、クルマの運動性能の総合力を上げることを徹底的に行いました。
走行評価を行い、3列目だけでなく、すべての座席で目標を達成するまで、幾度となく調整を繰り返したんです。最後にサスペンションの調整も。
操縦性と乗り心地を両立させ、かつ質感の高さにこだわりました」(車体研究開発責任者 中條さん)
——高速道路のコーナーでも、車体が変にブレたりせずとても安定していて乗りやすかった。これも車酔いのしにくさにつながっていますか?
「はい。操縦性と乗り心地のどちらか一方を優先するのではなく、乗り心地のよさを目指すならば、操縦安定性も重要、という考え方で開発しました。
車体の挙動が安定するとドライバーも安定して、より上手な運転ができる。上手な運転だとより車体が安定する、そうすると同乗者も快適、ということなんです。
サスペンションだけでなく、ボディの剛性、加減速コントロール、もちろんステアリングの制御も含め、すべてを用いて相乗効果を引き出しています」(車体研究開発責任者 中條さん)
開発チームから詳しい話を伺って、ますます新型ステップ ワゴンが気になった方も多いのでは?
最後に、ディーラーオプションで装備できるナビゲーションシステム「Gathers」について、石川が感動したことをひとつ紹介します。
一般的には、音楽を聴きながらエンジンを切ると、同時に音楽がブチっと切れます。しかし「Gathres」は、音がやさしくフェードアウトするんです! 最初に気づいたとき、子どもと一緒に「なんてやさしいの!」と感動。
ほかにも、新型ステップ ワゴンの至れり尽くせりな装備の数々に「こんな機能もあるの!?」「楽しい!」と、知れば知るほど驚きの連続でした。
近所の外出や、長距離ドライブ、運転がもっと楽しくなる体験をしてみませんか?
家族みんなが大満足できる新型ステップ ワゴン、ぜひチェックしてみてください!
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石川晴美 Harumi Ishikawa
ライター・消費生活アドバイザー
1975年生まれ、湘南在住。自動車業界、消費者センター勤務を経て、ライフスタイル誌ライターに転身。主婦のお悩み解決記事を数々執筆。日々の癒しは、カフェ巡りとアジアドラマとK-POP。