Interview
編集者・文筆家 小川奈緒さん
暮らしをメインとした著作活動のほか、書籍や雑誌等でインタビューやライフスタイル記事の執筆と編集を手がけている。Voicyの内容をもとにした新刊を現在準備中。
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公式サイト:Table Talk
想いや考えをダイレクトに伝えられるのが魅力
──今年1月からVoicyを始めた小川さん。声だけの発信とは意外な気も。その理由は?
「昨年末に初めてラジオ番組にゲスト出演させてもらったとき、私のことを知ってくれる人が増えたり、本を手に取ってくれる人が増えたり、と今までと違う反響の広がり方を実感したんです。
そのラジオ出演がきっかけで(音声配信を)『やってみたら』と言っていただくことも増えて。今年の初めに、“求められていることをやる”という目標も立てていたこともあり、軽い気持ちで始めてみました」(小川奈緒さん)
──反応はいかがですか?
「思った以上に反響は大きくて。今まで本やブログなど文章を介してつながっていた方が、私の声や考え方を聴いて、“イメージが変わった”“身近に感じた”と言っていただいて。文章からは“堅そうな人”と思われていたみたいです(笑)。
自分のキャラクターが声を通してダイレクトに伝わることは予想外の出来事だったので、やってよかったです。また、声だと自分の話す内容に対して熱量をストレートに出せて、聴いている側にも伝わりやすいのかなと思います。
それから、今までは同世代の人が私の本やブログを読んでくれることが多かったのですが、Voicyの番組は20代、30代と少し下の世代の方も聴いてくださって、年齢層の広がりを感じられたのもうれしかったです」(小川奈緒さん)
普段会えない人のそばで話を聴いている感覚に!
──聴く側としての意識にも変化はありましたか?
「自分が音声を発信することで、聴くときも、話の仕方やトークの構成なども気にするようになりました。私は、“起承転結”のある内容が好きなので、自分が発信するときも、ある程度台本を作って、それを見ながらお話をしています。聴く番組の好みも絞られてきましたね。
今、私自身がよく聴いている番組は、西野亮廣さんの『#キンコン西野さんの朝礼』。ランキングに入っていたのが気になっていて、たまたま聴いたらハマりました。“こういう世の中にしたい”などのトークは熱いけど、笑いも交えていて重たくない。そして毎回、言葉がすごく心に刺さるんですよね。
あと、耳活の魅力は、普通に生活をしてたら出会えない人の話を聴けることだと思うんです。会えないような人が、自分のそばでしゃべってくれてるような感覚になる。そんなおもしろさがあると思います。だから、純粋に話を聴いてみたいって人の番組から試聴してみると、耳活が楽しめると思いますよ」(小川奈緒さん)
Voicy
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詳しい内容は2022年LEE7月号(6/7発売)に掲載中です。
取材・原文/宮平なつき
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