【注目コーヒーメーカー】おうちカフェがここまで充実!ラテマキアートから、カフェモカ、ソイラテまで自在に楽しめる「ネスプレッソ アトリエ」
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神原サリー
2022.04.22 更新日:2022.05.13
ネスプレッソと言えばカプセル式のコーヒーメーカーのパイオニア。手軽に本格的なエスプレッソや湯量を増やしたルンゴなどが楽しめるのが魅力です。昨年の秋に登場した新モデル「ネスプレッソ アトリエ」が、わが家電アトリエにやってきました。“アトリエ”という名前に親近感がわく「ネスプレッソ アトリエ」は、なんとカプチーノからアイスフラッペまで9種類のメニューがワンタッチでできてしまう驚きの一台。使い方やその出来上がりの味わいなどをご紹介しますね。
「神原サリーの愛しの家電語り」
注目の新作から、長年使い続ける名品まで。家電ライフスタイルプロデューサーとして活躍する神原サリーさんが、本気でオススメの”愛用家電”だけをご紹介!バックナンバーはこちら
コーヒーチェリーの栽培から、飲み終えたその先まで
ネスプレッソ アトリエのご紹介の前に、ネスプレッソについて少しお話ししたいと思います。発売が開始されたのは1986年のこと。今年で36年になるのですね。コーヒー豆はテロワールといわれる標高、気候、土壌の厳しい条件を満たしたごくわずかな生産地を選択して栽培され、収穫や精製、選別を行っています。上質なコーヒー豆を安定的に調達し、生産者に対して経済的・環境的・社会的にポジティブな影響を与えることを目的としたサポートをしているのも特徴です。
ネスプレッソのコーヒーメーカーにはどれも最大19気圧の圧力ポンプが搭載されていて、これによりコーヒーの複雑なアロマを引き出しているとのこと。鮮度を守るアルミニウム製のカプセルの形は、抽出時に加圧された水流が挽いた豆の間をむらなく通るように特別に設計されています。温度と抽出時間もコーヒーの貴重なアロマがしっかりと引き出されるように設定されているから、いつも安定した味わいのコーヒーが淹れられるのですね。※同社の「オリジナル」のコーヒーメーカーについての説明です。
さらに使用済みのコーヒーカプセルは、回収ボックスを設置してあるネスプレッソブティックに持っていくことでリサイクルできる取り組みも。回収後、アルミニウムから分離したコーヒーかすは、培養土に生まれ変わります。他国では、バスで使用するバイオ燃料などの再生可能エネルギーとしても再利用が始まっています。また回収後のアルミニウムは、再生アルミニウム素材として二次利用されています。専用のリサイクルバッグはオンラインショップでもネスプレッソブティックでも「0円」で購入することができます。
ミルクフォーマーで楽しめる9種類のメニュー
ネスプレッソ アトリエの最大の特徴はスチーム加熱と攪拌機能を兼ね備えたミルクフォーマーによって、アイスもホットも幅広いメニューがボタン1つで楽しめること。本体の奥にはたっぷりサイズの水タンクがありますが、それを外すと「ミニサイズの泡だて器(ミルクフォーマー)」を収納できる仕組みになっています。ミルクレシピを作るときには、これを外して本体のヘッドを少し持ち上げ、コーヒーの抽出口の横に差し込んでセットすればOK。とてもシンプルです。
とはいえ、まずは基本のコーヒー(ルンゴ)を淹れてみましょう。電源プラグをコンセントに差し込んだら、メニューボタンのどれかをタッチすると予熱が始まります。ミルクフォーマーをセットしない場合はメニューボタンの左側の3つだけが点滅し始めるので、点灯に変わるまでお待ちくださいね。
点灯して準備が完了したら、本体天面のレバーを上げてコーヒーカプセルをセットし、左上のルンゴのボタンをタッチすると抽出が始まります。今回使ったカプセルは、お気に入りのエチオピア。コーヒーの上にヘーゼルナッツ色の泡「クレマ」ができるのもネスプレッソならでは。これは抽出時の圧力と豆の品質、鮮度が大きく影響するのだそうですよ。
まるでカフェで飲むみたいな、ふわふわミルクのカプチーノができた!
さあ、お待ちかねのミルクレシピを試してみましょう。ミニ泡だて器を本体にセットしたら、付属のヴュー マグカップに牛乳を入れます。取っ手の下のところまで入れると80ml、取っ手の厚みの部分まで入れると100mlというように計量カップ要らずなのが便利です。続いて、本体天面のレバーを上げて、お好きなコーヒーカプセルをセットしてください(ミルクレシピの場合、ミルクのことばかりを気にしてしまい、コーヒーカプセルをセットするのを忘れがちなので、注意してくださいね)。
ミルクフォーマーがミルクに浸るようにヘッドの位置を調整してから、カプチーノボタンを押します。スチームでミルクを温めながら攪拌し、ふわふわのフォームミルクを作った後、コーヒーの抽出が始まります。
ミルクチョコレートと牛乳で作るカフェモカが超美味
ネスプレッソのPR担当の方にも「これはおいしいのでぜひ試してみて!」と言われたのが、モカ(カフェモカ)。牛乳100mlにミルクチョコレート20gを小さめに割り入れてセットし、モカボタンをオン。チョコレートを溶かしながら攪拌していきます。チョコレートを溶かす分、カプチーノよりも少し時間が長くかかるかなあという感じ。その後でコーヒーを抽出していきます。
飲んでみると、甘みのバランスもバッチリのカフェモカの出来上がり。味わいがまろやかでちょっと疲れた時のコーヒータイムにぴったり。スイーツを用意しなくても、これ一杯で満足度の高い上質なカフェタイムになるなあと思いました。
ちなみにコーヒーカプセルを使わずに、ミルクとチョコレートをセットしてから「ホットフォーム」ボタンを押せばホットチョコレートも作れるます。ママはカフェモカ、お子さんはホットチョコレート…という楽しみ方もおすすめです。
モカを上回る感激度のカフェ・ヴィエノワ(ウィンナー珈琲)
ネスプレッソ アトリエにはミルク分量やカップの種類、どのメニューボタンを選んだらいいのかが一覧になっているレシピカードが付いているのですが、それを眺めていると一番下にカフェ・ヴィエノワというのが見つかりました。カップを2つ用意することや、生クリームを使うことなどが書かれていて、「ちょっと面倒?」と思ったのですが、じっくり眺めていたらわかりました。「あ、これってウィンナー珈琲!」だと。
コーヒーの上に軽く泡立てた生クリームがのっている、あれです。コーヒーのために生クリームを少量泡立てるのはなかなか面倒なものですが、それができるのはいいですよね。ということで試してみました。
生クリーム30mlに砂糖3gを加えてコールドフォームボタンをオン。ふわりとしたクリームを作ったら、別のカップにルンゴを淹れて、上にホイップクリームをのせます。これ、ラテマキアートやカプチーノ、モカのように温かいミルクが泡立っているのではなくて、ほんのり冷たい生クリームが熱いコーヒーの上にのっているので、まずはほの甘く冷たいホイップクリームが唇に触れて、その後で香り高いコーヒーが入ってきて、口の中でクリームとコーヒーが合わさるという流れなんですよね。それが絶妙においしくて、さきほどのモカを上回る、大人の味わいという感じです。最近、ウィンナー珈琲を出してくれる喫茶店やカフェが少ないので、ぜひぜひお試しくださいね。
豆乳やアーモンドミルクなど植物性ミルクもふわふわに
このネスプレッソ アトリエのすごいところはまだあるんです。泡立てるのが難しいと言われる、豆乳やアーモンドミルクなどの植物性のミルクにも対応しているので、ソイラテやアーモンドミルク仕立てのカプチーノなどもお手の物。特にアーモンドミルクの香ばしさやクリーミーさがコーヒーとよく合って、おいしいと思いました。
そのほか、アイスフラッペやアイスクリームフラッペなどのアイスレシピにも対応しているので夏に向けても大活躍すること間違いなし。それぞれのレシピも、コーヒーカプセルを替えることで味わいも変化するので楽しみ方は無限大と言えそうです。
DATA
- ブランド:ネスプレッソ
- 商品名:「ネスプレッソ アトリエ」
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