はい！　フレームの形は、十数種類の候補の中から、100人隊の皆さんが「この形が欲しい！」と投票してくださったものをベースにしました。そこに、スタイリスト福田さんならではのセンスが重なって、これ以上ない仕上がりになりそうです。

メガネのフレームって、大体4色か3色展開で作ることが多いんです。色選びの際は、まず黒を入れて、次にブラウンを入れて、じゃあ最後は差し色に赤っぽいカラーを…みたいに、ある程度「定番色」というのがあって、ハズレがない色展開になりがちなんですよね。

でも、麻琴さんは、色をグラデーションで選ばれたんです。トーン違いのベージュを４～５パターン用意して色の違いを細かく見て、そこから少しマニッシュに振ってカーキを何色か、またもう少し濃い色味も足そうとしてブラウンも何色か…というふうに。

だから、メガネを並べたときに色味に統一感がすごくあって。でも、1本1本かけてみると印象がまったく違うんです。ファッションに精通している、スタイリストだからこその目線だなぁ、すごいなぁと感動しました。

30代、40代というのは、仕事や子育てに忙しく、自分がどうしても後回しになってしまう世代ですよね。だからこそ、毎日身に着ける洋服やアクセサリーは、好きなものを選んで気分を上げていきたいな、と思うんです。

洋服は、その年齢に合わせた最適なデザインやカラーが豊富にありますよね。でも、メガネ売り場に目をやってみるとどうでしょう。お洋服やアクセサリーのように、大人になった自分に合うものが幅広く用意されているのかな。私にはそう思えなくて、もっと大人が喜んで手に取れるような、素敵なものがあっていいはずだ！と考えたんです。

「かわいいな、素敵だな」と思うものって、年齢によって変わりますよね。大人になると、肌色や髪質など顔周りの印象が変化するので、顔色がぱっと明るく見えるような色がおすすめです。最適な色は人によって違うので、パーソナルカラー診断などを参考にするのもよいと思います。

ぜひ活用していただきたいですね！　あとは、フレームの形も重要です。私の場合は、スクエアすぎず、キャットアイみたいにフチがきゅっと上がっていると、顔自体も引きあがって見える気がします（笑）。

私のメガネ歴は30年以上です！　最初のメガネは、色はツヤなしのブラウンで、今でいう「ウエリントン」型でした。職業柄もありますが、度なし、度ありも含めて多い時は50本くらい所有しています。引っ越しを機に絞り込みましたが、今でも20本以上はあると思います。サングラスも、同じようにたくさんありますね。

写真右側の一番手前にある、「THROB」のthb-05デミブラウンを愛用中です。カジュアルにも、クールなスタイルにも合うし、セルのフロントときゃしゃなメタルテンプルがファッションの邪魔をせず、おすすめです。フロントのシェイプが少し上がったラインなので、フェイスラインがすっきりと見える効果があるのも、いいですね。

いいですね。私はレザーブルゾンなどの辛口カジュアルと組み合わせるのが好きなのですが、メガネ自体が細い曲線を描いていたりとフェミニンなイメージなので、女性らしさをキープしたまま、自分の好きなテイストのファッションを楽しめますよね。