みなさん、こんにちは。長井かおりです。
前回は、コンシーラーの使い分けについてお話ししました。隠したい悩みによって、違う形状のものを使うということでしたね。

コンシーラーの使い分け（前回のおさらい）

液状（チップや筆ペンタイプなど）

→クマや肝斑のような広い部分の影に！

固形タイプ（パレットやスティックなど）

→シミやニキビ跡など、範囲の狭い濃い影に！

液状コンシーラーでクマを消すのに最も大切なことは？

今回は、液状タイプのコンシーラーを使ってクマを消す具体的な方法についてお話ししますね。ちょうどこんなお悩みをいただきましたよ！

コンシーラーを使うときにもっとも重要なことは、色選びよりも消したい場所のすぐ上に「ほんのりと厚みをもたせて置くこと」です。せっかくつけたコンシーラーをなじませるときに、自分の手で取り去ってしまっていることが意外と多いんですよ。
オレンジ味は確かに影を隠すのに有効ですが、ファンデーションを選ぶときと同じように、肌になじむ色を選んでも大丈夫です。

クマを消すためにはツールが重要です！

今回使うアイテムはこちらです！　液状コンシーラーで気になる部分をしっかり消して効果を長持ちさせるためには、実はツールが重要です。コンシーラーとパウダーの他に、スポンジとブラシを用意します。

（左から時計回りに）アドバンスド エシリアル スムースオペレーター ルースパウダー02 ￥6050／THREE　ナチュラグラッセ ブライトタッチ リキッド オレンジベージュ SPF23・PA++ ￥2640／ネイチャーズウェイ　バリュースポンジN ウエッジ型タイプ 30個入 ￥440／ロージーローザ ブラシは長井さん私物（フライングタイガー コペンハーゲンのブラシセットより）（すべて税込価格）

液状コンシーラーでクマを消す手順

step-1

まずは、クマが気になる目頭の真下の三角ゾーンに、チップでコンシーラーを置くように乗せます。こんな風に鳥の足跡のようにつけてみて！

step-2

描いた足跡の上をスポンジで垂直にタップして、たたくようになじませます。このとき、スポンジでコンシーラーをズルズル引きずって伸ばしてしまうとクマが透けてしまいます！　範囲も広げすぎないようにしましょう。①でつけた鳥の足跡がひと回り大きくなった程度で十分。クマの真上にコンシーラーをしっかり定着させるつもりで行って。

step-3

目頭がコンシーラーで隠れたら、くずれ防止のためのパウダーをのせます。
このとき、パウダーについているパフではなく、チークブラシやハイライトブラシでつけることをオススメします！　パウダー用のブラシを持っていなかったら、高価なものでなくていいので、この機会にパウダー用のものを買ってもいいくらい。チークブラシを代用するのなら、きちんと洗って色を落として、パウダー専用にして使ってください。

この部分は皮脂の量がそれほど多いわけではないので、パフでパウダーをのせるとたっぷりつきすぎてマットになってしまいます。ブラシならふんわりとベールをかけるように適度な量をのせられるのです。
パウダーはなるべく粉っぽさのないものを選びましょう。上質なプレストパウダーやパウダリーファンデーションを使うのもおすすめですよ。

仕上がりはこちら！

仕上がりました。ほら、しっかりなじんで、質感も自然です。クマもちゃんと消えていますよ。

こちらの方法でぜひトライしてみてくださいね！

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次回も長井かおりさんのテクニックをお楽しみに！

text／伊熊奈美

2021年1月1日から11月30日まで、LEEwebで反響の大きかった記事を再配信します。（初公開日 2021年3月24日）