時を経て気づく、四季のある風情、丁寧な手仕事 大人はそろそろ「和」を楽しみたい
野花と茶花の専門店「野の花 司」ありのままの姿が季節の移ろいを教えてくれる<東京“和”散歩>【LEE DAYS】
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LEE DAYS リーデイズ
2021.12.13
昨今、改めて日本ならではの色や風情に親しみを感じるようになったという平澤さん。控えめながらも上質で、美しい調和が心地いいお気に入りの場所へ案内していただきます。
イラストレーター
平澤まりこさん/Mariko Hirasawa

ひらさわ まりこ●版画、装画や広告、パッケージ、絵本など創作活動は多岐に渡り、旅のエッセイも刊行。著書『イタリアでのこと』(集英社)、『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)、絵本『ねぶしろ』(millebooks)ほか多数。2021年10月25日まで岐阜県「ギャルリ百草」にて、安藤雅信さんとの陶製作品展「動物たちの宙」を開催。@mariko_h
■『イタリアでのこと』の詳細はこちら
「野趣に富み、季節の移ろいを告げる山野草と茶花を扱う店」
部屋に飾る花を探しに時折訪れるというここは、銀座の中央通りから一本裏手に構える野花と茶花の専門店。畑や温室育ちではなく、自生する花々と枝ものが国内の産地から届きます。
花は鮮やかでいて、優しく品のある色合いと香りが魅力。おおらかな葉流れやうねる茎、虫がついて穴や欠けができた葉といったありのままの姿と響き合い、あしらいに素直な味わいが生まれます。
「普段花器として使うガラスのピッチャーや陶器の片口に手軽に生けられる、素朴でさり気ない草花が揃っています。あと、家の中に自然の風景を取り込んだ感じが好きなので、自然とサマになる枝ものが見つかるのもうれしいです」(平澤まりこさん)
切り花は選ぶのもアレンジするのも楽しい60種以上を集め、山野草の苗や草盆栽も充実。
アレンジメントや茶花、寄せ植え、苔玉はオーダーメイドだけでなく、各種教室も随時開催しています。
@銀座
野の花 司

店構えは古民家風の趣。山野草ならではの、日本各地の旬を映した品揃え。

片隅には伸びやかなつる梅もどきや野いばらが。

秋の訪れを伝える丹波栗が店先に。

キキョウやワレモコウ、フジバカマ、キンミズヒキなど数種で可憐な花束を
DATA
野の花 司
東京都中央区銀座3の7の21
☎︎03-3535-6929 10:00~19:00
日曜・祝日11:00~18:00
*’21年10/20現在は全日〜17:00 ㊡無
http://www.nonohana-tsukasa.com/
撮影/馬場わかな 取材・原文/髙井法子
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LEEとともに歩んできて、子育てが一段落。自分に目を向ける余裕の出てきたLEEの姉世代の方に、日々の“ほんとうに好きなものと心ときめく時間”をお届けします。
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