8月5日は発酵の日! 「魚沼醸造」の糀甘酒オンライン工場見学に参加しました!【子どもの自由研究にも】
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飯田りえ
2021.08.05 更新日:2024.04.11
夏の暑さが本格的になってきました。みなさん、夏バテ防止&免疫力向上には発酵食品が良いことはご存知ですよね! 我が家でも腸内環境を整えてくれるヨーグルトだけでなく、キムチ、納豆、みそ汁などを積極的に摂るように心がけています。そんな中、今日8月5日は発酵の日ということで、マルコメ×SnapDishのコラボイベント『魚沼醸造 オンライン工場見学』に子どもたちと参加しました。
昔ながらの麹菌と同じ作り方を、近代的な工場で再現
魚沼醸造は新潟県魚沼市にある、世界最大級の米麹工場で2019年3月にオープンしました。通常であれば現地での工場見学やワークショップなどを実施しているのですが、コロナ禍ということもあり、現在は休止中。今回、初めてオンラインにて工場見学を実施するとのことで、米糀と糀甘酒の生産の様子をライブ中継されました。その後、糀甘酒の飲み比べや塩糀作り体験をして1時間半、夏休みの自由研究などにもぴったりなコースでした。
魚沼といえば日本屈指の米どころ。ここに伝わる、昔ながらの米糀と同じ作り方で工場で作られているそうです。ですから甘酒の原料も米と塩と米糀のみ。これだけシンプルな原料でも、美味しい越後三山の豊かな雪解け水と美味しい魚沼産のコシヒカリがあるからこそ、美味しい糀甘酒が作られるのですね。
まずは米糀の作り方から。
工程は水に米をたっぷり吸わせて蒸す→硬いぐらいに蒸したら、米を冷まして種糀を揉み込む→麹菌を育て(製糀)、米と麹菌と酸素を混ぜて米糀が完成。
こちらの工場には20tものお米を3日間発酵させる円盤型製麹装置(なんと直径が16mも)があり、テニスコートと同じ面積で常時発酵させているのだとか。その様子は、オンライン上で見ても圧巻でした!
作った米糀を使って、糀甘酒作りへ。ここでまた新たに洗米し、吸水して米をたく→じっくりと蒸らして水を加え、60度まで冷ましてから米糀を投入→米と糀を混ぜて糖化させ→保温して甘みを出す→裏ごしすると滑らかな舌触りの糀甘酒の完成。
なんとこちらの魚沼醸造、毎日20tの米から25万本の糀甘酒が作られているのだとか。専用工場というだけあって、規模は非常に大きくて機械も近代的だけれども、素材も作り方もシンプルなのが印象的でした。
熱中症対策にも糀甘酒がおすすめ!さまざまな甘酒を飲み比べ
糀甘酒は「飲む点滴」と言われるぐらい栄養が豊富で、日本では江戸時代から親しまれていました。アルコール0%の甘酒で砂糖を使わない天然の美味しさ、赤ちゃんから大人まで安心して飲むことができます。早速、3種類を飲み比べをしてみました。
・プラス糀 糀甘酒(プレーン)→塩が入って甘みを感じやすくしたタイプ
・プラス糀 糀甘酒 糀リッチ粒→粒が残っていて甘味もしっかり感じるタイプ
・プラス糀 糀甘酒素→2倍の濃度で料理や甘味に使える調味料タイプ
どれも濃厚で優しい甘さが体中にしみわたりました。今の季節はプレーンの糀甘酒をトマトジュースと1対1で割ってジュースにしたり、ブルーベリーなどのフルーツとヨーグルトと糀甘酒をミキサーにかけてスムージーにしたり…ひんやりスイーツ的にもアレンジ広がることを聞いて、毎日暑いしステイホームなので、あれこれ試したくなりました。
簡単すぎる!塩糀の手作り体験まで
塩糀はお肉を焼くときや野菜炒めをするときの万能調味料として、パウチ型のを購入していましたが、作ったことはありませんでしたが、すごい簡単にできるのですね!
<材料>
米こうじ300g、塩100g、水370ml、米麹を入れるボール、塩麹を入れる保存容器など
- 乾燥の米こうじをボールに入れて、塩とスプーンでしっかりとかきぜる
- 水を入れてスプーンで混ぜ、塩が溜まりやすいので底の方からしっかりと混ぜる
- 保存容器に入れ、米糀が給水するのを待つ。1〜2週間でマイルドになってきたら完成。
<ポイント>
・蓋をきっちり閉めないで軽く閉め、常温で1〜2週間保存します
・毎日かき混ぜて育て、出来上がったら冷蔵庫で保存して1週間を目安に使い切る
・お水は足さない、減塩にしたいという人も塩の量は減らさないで
塩糀を使った鶏ハムや、キノコの塩麹漬けなど美味しそうなレシピをたくさんおいしえてもらいました!同様に、以前しょう油糀を作ったこともありますが、あれも豆腐や炒め物などおしょうゆの代わりに使えて万能です。マルコメさんのHPやInstagramにレシピが載っているのでぜひこちらもチェックを。
あっという間の1時間半でしたが、工場見学あり、飲み比べあり、塩糀作りの体験あり…と盛りだくさんの内容でした。オンラインでもこうして飲み比べをできるキットや、手作りキットが事前に手元に揃えていただけたので臨場感があって、子どもたちもとても楽しんでいました。何よりも糀甘酒の美味しさにハマったようなので、これからの夏休み中もいろいろなスムージーレシピを試してみたいな、と思います。皆さんも発酵の日に、ぜひ糀甘酒を使っておうち時間を楽しんでみてください。
魚沼醸造HP
*魚沼醸造では感染予防のためシアター上映および工場見学を中止中、再開につきましては未定ですが「魚沼 糀サロン」は通常営業。オンライン工場見学も次回開催未定とのこと。
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飯田りえ Rie Iida
ライター
1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。