固形コンシーラーでシミもニキビ跡もなかったことに!/長井かおりさんのメイク再入門【コンシーラーシリーズ④】
-
長井かおり
2021.04.23 更新日:2021.07.06
シミやニキビ跡におすすめのコンシーラーって?
みなさん、こんにちは、長井かおりです。
シリーズ2回目では、目の下のクマへの液状コンシーラーの使い方をご紹介しました。今回はこんな場合のコンシーラーの使い方です。
(cacoさん・37歳)
はい、シミやニキビ跡には固形コンシーラーがぴったりです。
固形のコンシーラーとは、パレットに入っているものや、繰り出し式のスティック状のものをいいます。カバー力が高いのが特徴で、濃くて狭い範囲の点在している影、つまりシミやニキビ跡に向いています。
液状に比べると、テクスチャーが硬いのですが、これを例えば目の下などの広範囲に伸ばすと、ちょっと乾燥してしまいますよね。でもしっかり隠せるという長所があるので、小さくて濃いシミにはベストなんです。(液状タイプとの詳しい違いは、コンシーラーシリーズ①②を見てね!)
使うアイテムはこちら!
(左)どんな色ムラにも対応できる絶妙な3色のバランスで、超ロングセラーのコンシーラーパレット。クリエイティブ コンシーラー e ¥3850/イプサ (左下)大きさの違う2つのチップがひとつに。ロージーローザ ミニアイシャドウチップ(ダブル)6本入 ¥308/シャンティ (右)毛穴や色むらをカバーし、しっとり均一に整える。アドバンストエシリアル スムースオペレーター ルースパウダー 01 ¥6050/THREE
簡単です! アイシャドウチップの「置き去り」テク
なぜアイシャドウチップがここにあるの? と思った人もいるかもしれません。それは、コンシーラーを「置き去り」にするのにぴったりのツールだから!
コンシーラーって、つけてもつけてもうまくシミが消えない…なんてことはありませんか? 狙った場所にちゃんとコンシーラーを置きたいのに、指やハケを使うと、肌の上に置いたそばから取り去ってしまうんです…。
そこでオススメはアイシャドウチップ! 未使用のものや、使い切りのアイシャドウチップを用意しましょう。
最後にパウダーでむぎゅっとふたをすることで「置き去り」が完成されます。
それでは固形コンシーラーの使い方、レッツスタート!
Step-1 アイシャドウチップでコンシーラーを乗せる
チップにコンシーラーを取り、シミの上に乗せてシミを消す。
Step-2 色を混ぜて調整する
コンシーラーを乗せた場所の色が周囲の肌と合うように、さらに重ねて調整します。明るい色と暗い色をチップで混ぜては乗せ、肌の上で最適な色になるまで繰り返して。
Step-3 肌色になじんだらOK!
周囲の肌色と違和感なくなじめばOKです。数色あるパレットでは、この色はシミ用、ニキビ跡用、と決める必要はありません。混ぜていくうちに必ず「これだ」という色が見つかります。
Step-4 コンシーラーを塗った部分の境目をぼかす
チップを裏返してきれいな面でコンシーラーの周囲をぼかします。中央のシミ部分には触れないようにして。
仕上げにパウダーを重ねたら完成。パフで上からムギュッとフタをするように押さえておけば、ヨレにくくなります。
コンシーラーって不自然になったり、よれてしまったりしやすく、やや上級者向けのアイテムではあります。でも、形状での使い分けさえ覚えれば、後は少しの練習で慣れるだけ!
マスク生活で上半分しか顔が出ない今だから、ぜひスキルアップしてみてくださいね。
長井かおりさんへの質問募集中!
以下のフォームからぜひ質問を送ってくださいね!
次回も長井かおりさんのテクニックをお楽しみに!
text/伊熊奈美
長井かおり Kaori Nagai
Hair & Makeup Artist
1979年、山形生まれ。各雑誌のビューティ企画で活躍する傍ら、多くの講演会やメイクレッスン、イベント、コラボコスメ"N by ONLY MINERALS"開発もこなすヘア&メイクアップアーティスト。著書は『世界一わかりやすいメイクの教科書』など多数。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。