「干す場所までの移動が大変」「たたんだ衣類をしまうのが手間」洗濯にまつわるお悩み解決のヒントは洗濯動線の改善にあり! コンパクトな洗濯動線を実現している『toolbox』MD 竹沢愛美さんから、ストレス&無駄な動きゼロの洗濯ルーティンを教えてもらいました。
教えてくれたのは?
『toolbox』MD 竹沢愛美さん
インテリアパーツなどを販売するショップ『toolbox』でバイヤー、商品開発、執筆などを手がける。夫、長男(4歳)と3人暮らし。
家事室に作業を集約して干す、しまうをコンパクトに
3年前に新居のマンションをリノベーション、4畳の家事室を設けた竹沢愛美さん。スギ・ヒノキ・イネなどのアレルギーがあるため、洗濯はずっと部屋干しだったことが作った理由です。
「家事室の天井に幅1.5mのパイプハンガーを設置し、タオルハンガーと併用して干します。家事室のおかげで天候や時間を気にせず干せ、冬の寒い時期に外に出る苦労もありません。突然の来客でも洗濯物が見える心配がないのがうれしいです」(竹沢愛美さん)
東側に面した家事室は日当たりがよく、午後の早い時間に乾くことも。夫婦の下着と子どもの衣類は家事室内、夫婦の上下は寝室のクローゼットへしまいます。
「収納場所をひとつにまとめず、必要な場所に置くのがベスト。どこに置くと動線が短くできるか、家族や家事の動きを見直すことで移動が少なくできますよ」(竹沢愛美さん)
竹沢愛美さんの 1日の洗濯スケジュール
朝
前の日に干した洗濯物をたたんでしまう。ハンガーものはクローゼットへ。その後、洗濯機を回し、家事を済ませた後に干す。洗濯は基本、朝の1回だけ。
竹沢愛美さんの 愛用の洗剤
●緑の魔女 ランドリー(フローラルの香り)/ミマスクリーンケア
●エマール(リフレッシュグリーンの香り)/花王
●ランドリン 柔軟剤(クラシックフローラルの香り)/ネイチャーラボ
竹沢愛美さんの「洗濯動線」は?
4畳の家事室でほぼ完結する、無駄のない動き
築40年、69㎡のマンションをリノベーション。ランドリーから家事室へ最短で移動できる間取り。洗った洗濯物は、隣の家事室に干す。乾いたら、夫婦の下着やパジャマ、子どもの服は家事室内のラックやチェストへ。夫婦の衣類のみ寝室のクローゼットに収納。家事室は東向きで日当たりもよく、午前中が乾きやすい。
STEP_01 洗う
脱衣かごは家族ごとに分けて汚れの見逃しやネット入れ忘れ予防
夫婦の服はネットに入れて、洗濯機へ
「以前は夜に干すこともありましたが、リモートワークになってから朝余裕があるので朝干し派に」(竹沢愛美さん)。脱衣かごのバスケットを引き出し、洗濯機へ投入。子どもの服はそのまま、大人の引っかかりやすい服はネットへ入れて洗う。
家族それぞれの脱衣かごを用意
浴室の横にある『イケア』のベンチ下が脱衣かご入れ。『無印良品』のラタンバスケットを夫用、竹沢さん用と分けている。長男は一番右の小さなスチールバスケットへ。
洗剤は高い場所に置いて子どもの手が届かないように
光が入って気持ちがいい洗面スペース。洗剤は『monotone』のシンプルなボトルに入れ替えて、見た目もすっきり。「安全を考えて、子どもの手が届かない上の棚へしまいます」(竹沢愛美さん)。右側が家事室、左側にバスルームがある。
STEP_02 干す
ランドリーから家事室に移動するだけ。天候や時間を気にせずいつでも干せる
日当たりのいい窓ぎわが干しスペース
天井から吊るした幅1.5m×高さ42㎝の銅製パイプハンガーに掛ける。洗濯かごは使わず、タオルハンガーの上に洗濯物を置いて、順にハンガーやピンチに掛ける。ハンガーは『マワハンガー』で統一。
除湿機は通年使用で乾燥をサポート
梅雨時期は『ダイソン』ピュアホット&クール、サーキュレーターも併用。
STEP_03 しまう
干したそばに収納がある最短コース 家族の動きに合わせた収納を置く
パジャマや下着は洗面から近い場所へ
家事室内奥の白いチェストに夫婦のパジャマや下着を収納。手前のラックとラック下の引き出しに、子どもの服や保育園グッズを集約。「子どもはここで着替えと支度が完結します」(竹沢愛美さん)
夫婦のトップスやボトムスは寝室のクローゼットへ
「風を通したいアウターや一度はいたパンツは、家事室のラックへ仮置き」(竹沢愛美さん)
他にも「手間とストレスは『洗濯動線』で減らせます!」を公開中!
次回は「『洗濯動線』のストレス解消アイテム」をご紹介します。詳しい内容は2021年LEE7月号(6/7発売)に掲載中です。
撮影/木村文平 取材・文/武田由紀子
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年6/7発売LEE7月号現在)です。
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