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「ヴィンテージラグ重ね」のススメ

インテリア上手6人のヴィンテージラグ使いを拝見! リビングに玄関に…

2021.04.28

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ぜひ見習いたい!インテリア上手たちのヴィンテージラグ使いを拝見

ヴィンテージラグ使い

やっぱり想像したとおり、おしゃれなあの人たちの自宅にはラグが!

ひと言で"ラグ"といっても個性はさまざま。それぞれ一点物の、自慢の品をうかがいました!

インテリア上手のヴィンテージラグ使い_01
20~50年前に織られたもの。地域により特色が!
「MAROC」 店主 川越 優さん

ラグに魅せられて現地へ。実際に織りを体験し、香川県・高松市でモロッコラグ専門ショップを営むこととなった川越さん。
数年前からインテリア好きの間で人気のベニワレンは、高地に住むベルベル人による希少なウールを使った織り物。

「部族ごとにウールの質が違い、良質な素材を使用したものは使うほどにウールから油分が出て、しっとりつややかになります。そのほか、色鮮やかなブジャドなど、モロッコには素敵なラグがたくさんあるんですよ」(「MAROC」 店主 川越 優さん)

リビングには、シックなベニワレンと小ぶりのアジラルを

リビングには、シックなベニワレンと小ぶりのアジラルを

床にはブジャド、壁にも色鮮やかなザンダクを組み合わせて

床にはブジャド、壁にも色鮮やかなザンダクを組み合わせて

玄関マットとして、小ぶりのベニワレンを敷いてお出迎え

玄関マットとして、小ぶりのベニワレンを敷いてお出迎え

「MAROC」SHOP DATA

☎︎087・805・3816 営)11:00〜16:00(火・木・土曜のみ・予約制)
https://maroc.jp.net/



インテリア上手のヴィンテージラグ使い_02
素敵なラグ選びは、実際に見て、触れることから!
「Brücke」 店主 橋本匠平さん

主な買い付けをドイツで行っているという「Brücke」。理由は、ヨーロッパには上質で状態のよい中東のヴィンテージラグが、たくさん渡っているから。オンラインショップは持たず、尾道の店舗や全国を回る展示会での対面販売がモットー。

「ラグはインテリアアイテムとしては後回しにされがちな存在ですが、低い位置に濃い色目のラグを持ってくることで目線が下がり、部屋全体を落ち着ける効果があります。ラグといってもいろいろ。お店に行って、実際に触れてみて」(「Brücke」 店主 橋本匠平さん)

デスク下には、アフガニスタンの100年ほど前のアンティークや、イランの1970年代のヴィンテージを

デスク下には、アフガニスタンの100年ほど前のアンティークや、イランの1970年代のヴィンテージを

廊下から見える場所にはトルクメニスタンの1960年代のラグ

廊下から見える場所にはトルクメニスタンの1960年代のラグ

「Brücke」SHOP DATA

広島県尾道市土堂2の6の13 ☎︎0848・29・9277 営)11:00〜18:00 休)木曜 https://anbrucke.com/

インテリア上手のヴィンテージラグ使い_03
パッチワークのように床を彩る楽しさ!
アクセサリー作家 山本亜由美さん

パッチワークのように床を彩る楽しさ!

持っているラグはイランものが多く、トルコ旅行の際もお気に入りを持ち帰ったそう。

「賃貸マンションのため、愛猫の足音などが気になるし、床のテイストもあまり好みでなく……隠す意味でもラグを敷き詰めていますね」(アクセサリー作家 山本亜由美さん)

最近は青系の毛足の長いラグや、茶系の柄の多いものに惹かれるそう。

「パッチワークのように敷き詰める、色合わせを楽しんでいます」(アクセサリー作家 山本亜由美さん)

「賃貸マンションのため、愛猫の足音などが気になるし、床のテイストもあまり好みでなく……隠す意味でもラグを敷き詰めていますね」(アクセサリー作家 山本亜由美さん)

インテリア上手のヴィンテージラグ使い_04
1枚手に入れると次々欲しくなるのがラグ
料理家 ワタナベマキさん

1枚手に入れると次々欲しくなるのがラグ(料理家 ワタナベマキさん)

2枚とも、東京・新木場の「カシカ」で購入。

「左の大きいラグは、昨秋の石井佳苗さんのイベントで見つけたもの。パッと手に取り、すぐに決めました。カラフルなものより、色数の少ないタイプがわが家には合うような気がして。最近は、ブルー系のラグも素敵だな、と思っていて……実は、オーバーダイも気になっています」(料理家 ワタナベマキさん)

ラグはまだまだ増えそうな予感。

インテリア上手のヴィンテージラグ使い_05
空気感の違うラグを、ヨーロッパ家具に合わせて
フードスタイリスト 黄川田としえさん

空気感の違うラグを、ヨーロッパ家具に合わせて(フードスタイリスト 黄川田としえさん)

鮮やかなラグはネットで一目惚れしたトルコのアナトリア半島のもの。

「わが家はヨーロッパの古い家具が多いのですが、ラグはそれらの国々とはあえて別の雰囲気を持つものを。それにより生まれる、おもしろい調和を楽しんでいます。食べこぼしが気になる場所なので、掃除が楽な毛足の短いラグを」(フードスタイリスト 黄川田としえさん)

ラグなど布ものは福岡の「ライトイヤーズ」でも見つけることが多いそう。

インテリア上手のヴィンテージラグ使い_06
ラグを敷くことで、仕事モードに切り替えます
料理家 堤 人美さん

愛用のラグは2枚ともインド生まれ

愛用のラグは2枚ともインド生まれ。古いサリーを重ねて刺し子刺繍を施したカンタ(手前)は、東京・経堂の「ルンタ」で購入。奥のチェック柄は、京都の「グランピエ」で。

「このラグは、仕事のときに敷くルールです。私にとっては、気分を切り替えるためのもの」(料理家 堤 人美さん)

ソファにはアクセントとして、服の端切れを素材にしたモロッコのボ・シャルウィットを。

ソファにはアクセントとして、服の端切れを素材にしたモロッコのボ・シャルウィットを。


撮影/松村隆史(堤さん宅) 取材・原文/福山雅美
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年4/7発売LEE5月号現在)です。

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