購入してから約1年半、使わない日は一度もない皆勤賞の家電があるんです。それはダイソンのスタイリングできるヘアドライヤー「エアラップスタイラー」。だってね、シャンプー後の濡れた髪から、フワッと軽い巻き髪に仕上げるのにたった15分でOKなんですから。ちょっと重くてもたった1泊の出張でも必ず持参している超重要アイテムがこれ。このエアラップがなかったら、50代後半で再び髪を伸ばすというチャレンジも挫折していただろうなと思います。ということで、今回はこの「エアラップスタイラー」での日々のスタイリングの様子などを詳しくご紹介しますね。
ダイソンのプレスイベントで試して即買い
2019年の10月の終わり、表参道にあるダイソンの旗艦店でプレス向けのイベントがあり、終了後に試してみたのがそもそもの出会いでした。「使い方が難しいのではないかしら」「6万円は高すぎるでしょ」「扇風機みたいな形をした、あのドライヤーはあまり好きじゃないし」……と、エアラップスタイラーの印象はあまりよくなかったのですが、この日は人数が少なく、気軽に試せそうだったので、ちょっと使ってみたんですね。そうしたら、あれ、熱くないし、簡単に髪が巻き付くし、もしかしてかなりいいのでは? とピンと来たわけです。
その時点では髪は肩先につくくらいのセミロングとボブの間くらいでしたが、朝シャン派の私は髪を全部乾かしてから、ヘアアイロンでスタイリングしていくのにかかる時間がトータルで40分くらいかかっていたんです。しかもヘアアイロンだと首筋やおでこなどにうっかり触れてしまって火傷をすることも度々。50歳の時にショートヘアにしたけれど、人生最後のロングヘアにもう一度挑戦しようかなと思っていたところだったこともあり、「乾かしながら、火傷の心配なく、スピーディにスタイリングができる」ことに惹かれたのでした。
この時点では高い出費ながら、仕事柄の「勉強代」と思って購入したのですが、翌朝のシャンプー後に初めて使ってみて、「うわー、巻けるだけじゃなくて、艶々になる!」と感動。その日から毎朝使い続けて今日にいたります。
まずは大きめブラシツールで全体をブロー
それではシャンプー後のいつものスタイリングの様子を順番にご説明しましょう。まずは、タオルドライした髪をドライヤーで3~5分程度乾かします。おもに地肌を中心に乾かすのがポイント。エアラップスタイラーにもヘアドライ用のアタッチメントも付いているのですが、風量や風圧が強すぎて髪が散ってしまうので個人的にはちょっと苦手で、手持ちのドライヤーを使っています。
地肌が乾いたら、付属の大きめのブラシツール(スムージングブラシ・ソフトタイプ)で普通にブラッシングするようにブローしていきます。特に頭頂部付近の髪の毛が割れてしまいやすいので、これでしっかり梳かすようにようにして流れを整えておくと仕上がりがきれいです。ストレートヘアの方なら、これでブラッシングしながらブローするだけできれいに整うのでないでしょうか。私の場合は、全体で1分未満の短時間でこのツールは終了です。
エアラップの真髄、カーラーでテンションをかけながら巻いていく
ここまでで土台が整ったので、ここからエアラップスタイラーの真髄、エアラップカーラーで髪を巻いていきます。エアラップカーラーには30mmと40mmの2種類の太さがありますが、私は最初に太いほうで全体を巻いて、細いほうで表面や動きをつけたいところだけを巻いて仕上げるというのが最近のスタイリングのやり方です。
太さ違いでそれぞれ2本ずつあるのは、巻きたい方向に合わせて用意されているから。カーラーに矢印がついているので、鏡を見たときに自分が巻きたい方向になっていればOKです。
今日はフォワード(内巻き・前に向かってカールさせる)のスタイリングでお見せしていますが、エアラップの向きを変えると後ろに向かって流すようなリバース(外巻き)も簡単にできます。その日の気分でスタイリングが手軽に変えられるのもエアラップのいいところだなと思っています。
エアラップスタイラーをもっていない方の手で、少しずつ髪を取りながら巻くのですが、スタイラーの位置は毛先でなく中間に置くのがポイント。こうするとスルッと手から髪が離れて毛先から自然にカーラーに巻き付いていきます。髪を一度に取る分量は髪質や長さにもよると思うので、少し慣れが必要かもしれません。
巻き付いたら、風の力に抵抗するように少し引っ張るようにして一、二度テンションをかけると艶感がアップするよう。風温を毎秒40回以上測定し、温度が150℃を超えないよう制御することで、過度な熱ダメージを防ぐように作られているので、使っている間に熱さを感じることがありません。
そうそう、1つ使い方の大切なポイントとしては、巻いた後で必ず冷風にしてカールを安定(固定)させること。操作部の真ん中にあるスイッチ部分を指で上にスライドさせると冷風に切り替わるので、髪を巻いた後、10~15秒ほどこの作業をしてから、カーラーを下に向かって外してくださいね。
前から見えるところが終わったら、手を後ろに回してトップの髪を上から少しずつ取り分けて内巻きに巻き、最後は襟足の髪を巻きます。バックはだいたい4パーツくらいに分けています。
写真でもわかると思いますがエアラップを使ったところとそうでない髪では艶があまりに違うので、1年半近くたった今もで、毎回自分でびっくりしているくらい。スタイリングのためというより、艶々美髪のために使っているといっても過言ではないかも。
続いて反対側も。そして細いカーラーで仕上げます
さて、今度は反対側ですがここでカーラーを矢印が反対の向きについた方に取り替えます。濡れた髪の水素結合が切れている状態を利用し、コアンダ効果によって髪を乾かしながらスタイリングしていくのがエアラップスタイラーの特徴なので、途中で毛先が乾いてきてしまったら、霧吹きなどで髪を濡らしたほうがしっかりとカールできるし、髪のためにもGoodなのです。
私の髪は細くて乾きやすいこともあり、途中での水分の補給(補充?)は必須。後半の反対側のスタイリングの際には、顔にも使っている水素還元純水潤い炭酸ミスト「URUON」をシューッとしてから巻くようにしています。
残りの髪を5パートくらいに分けて巻いたら、ここでほぼ終了。あとは細いカーラーに付け替えて髪の表面に動きをつけます。濡れ髪で情けない感じの私が、いつもの神原サリーに生まれ変わりました! ここまでにかかった時間は最初のドライヤーでのヘアドライの時間も合わせて約15分ほど。ね、すごいでしょう?
ちなみにかなりカールが付いているように見えますが、高温のヘアアイロンで巻くよりは持ちがよくないというか、艶感が残ってゆるりといい感じに落ち着くので、しっかりカールが付いていても大丈夫。逆にカールをしっかり残したい場合は、ヘアスプレーが必須かもしれません。私自身は、いつもは巻いた後、カールヘア用のクリーミーワックスを毛先にもみ込むだけですが、撮影などがあるときにはさらにへアスプレーをプラスしています。
お手入れ簡単! ショートヘアやボブの髪にも
お世話になっている美容師さんにも言われることですが、私の髪はとても細くて元から色素の薄い髪なので欧米の方の髪質に似ているんですよね。それがもしかすると最高にエアラップスタイラーと相性がいい理由なのかもしれません。それと、直営店限定の「ロングカーラー」を購入したため、一度に巻ける髪の量がたっぷりで、それが「濡れ髪から15分で巻き髪へ」の後押しをしているようにも思います。
とはいえ、細い髪質のロングヘア用なのかというと決してそうではなくて、豊富なアタッチメントが付属しているので、ショートヘアの毛先のカールやボリュームアップ、ボブヘアの毛先カールや艶のあるストレートなど、どんなヘアスタイルにも使える万能選手。ダイソンのプレスイベントでもヘアスタイリストさんが男性のスタイリングの様子を披露していました。
何回も書いたように、巻き髪にしたいというよりは「乾かす=スタイリング」というふうに一体になっていて、しかも艶々の美髪に仕上がるところが魅力で愛用しているんですよね。だから、今日は1日家から出ないという日でも、もちろんこうして仕上げています。最初は夫に「どうしてどこにも行かないのにそんな髪なの?」と言われましたが、今ではこれが当たり前に。
最後に、もう1つ、ダイソンが偉いなあと思っていることを書き忘れました。Cの字型の内側に短いブラシが付いたお手入れツールが付属していて、これを使うとホコリのたまりやすい吸気口のお手入れが簡単にできるのです。2~3週間に1回くらいこれを使ってお手入れすると、一気に巻き付く力が強くなってうれしくなります。こうしたところまで行き届いているところ、さすがダイソンですね。
DATA
- ブランド:ダイソン
- 商品名:Dyson Airwrap™スタイラー
- 製品詳細
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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