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ラジオが忙しい私たちのカルチャー欲を満たしてくれる!

【だからラジオは素晴らしい!】TBSラジオ『アフター6ジャンクション』準レギュラー、しまおまほさんに聞きました

2021.02.08

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時間がないあなたこそ!聞くだけで“世界”とつながれる ラジオが忙しい私たちのカルチャー欲を満たしてくれる

毎日多忙で、なかなか新しい情報をインプットをする余裕がない! そんな人にすすめたいのが「ラジオ」。耳を傾けるだけでイキのいい情報と出会えるメディアなんです。

ラジオとともに生きてきたコアリスナー しまおまほさん

「聞いてます」と言われると読んでいる本まで見られたよう しまおまほさん

profile

’78年、東京都生まれ。’97年に発売された『女子高生ゴリコ』(扶桑社)でデビュー。イラストレーター、作家として活躍。「震災のときもコロナ禍でも、変わらず楽しい話をしてくれるラジオにほっとしました」



ラジオに出る人かつヘビーリスナーに聞きました 「だからラジオは素晴らしい!」

リスナーになると出演者のすべてを知ってる気に!? この独特の距離感はなぜ?

過去には一日12時間ラジオを聞いていたというヘビーリスナーであり、現在はTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の準レギュラーでもある、しまおまほさん。長年聞き続けているからこそ、ラジオを取り巻く環境の変化も感じるようです。

「少し昔は“ラジオ聞いてます”って言うとマニアックな印象を持たれましたよね。特にAMは(笑)。それが最近ミュージシャンでも“リスナー”を公言する方が増えてきて、ラジオの地位が上がった気がします」

長年ラジオを聞くしまおさん。ラジオに求めるものは?

「昔はよくあった、ユーモアを交えながら社会情勢に対する視点や捉え方を話してくれるような番組が好きでした。今だと『荻上チキ・Session』や武田砂鉄さんの『アシタノカレッジ』はそういうテイストに近いのかな。そんな番組がもっと聞きたいなあと思っています」

出演もするようになってあらためて感じるのは“距離の近さ”。

「リスナーと出演者も、出演者とスタッフも近い感じがあって仲間意識が強いですよね。

人から“テレビ出てましたね”って言われても“街で歩いてるのを見かけた”くらいの感じですが、“ラジオ聞いたよ”って言われると“あの店にいて、こんな本読んでたでしょう?”って言われるような、細かいところまで見られたような気になるんです。

それだけラジオって素が出てるってことなんでしょうね。リスナーも出演者のことをよく知っている気持ちになるし」

出演者に合わせてリスナーも番組も育つ

昨年12月に代役として『ジェーン・スー 生活は踊る』に出演したしまおさん。そこでスーさんの話し手としての能力を痛感したとか。

「『生活は踊る』は、かなり細かく進行が決まってるんですよ。そこでスーさんが自分らしさを出せているのは、進行と進行の隙間に自身のエッセンスを織り交ぜた強いひと言を繰り出しているから。毎日すごいことをやられているんだなと思いました。

普段、与えられた時間で自由に話している私には本当に難しかった。ラジオってメインパーソナリティに合わせて番組も変わっていくし、リスナーも育つものなんだと思います。だからそれぞれに個性が出ておもしろいんですよね」

しまおさんのおすすめ番組はぜひ聞きたいところ。ところがこの質問に対しては予想外の答えが!

「ヘビーリスナーにおすすめ番組を聞くのはあまりよくないかも。思い入れが強すぎるので(笑)。ラジオの好みや聞き方って人によるところが大きいんです。

ラジオ好きで趣味もよく合う友人がいるのですが、私がTBSラジオの番組をどれだけすすめても『やっぱりJ-WAVEから離れられない』と言われます。人によって心地いいラジオとの関係性がそれぞれあるんですよね。

いきなり芸人さんの番組を聞くのは濃く感じるかもしれないので、まずはながら聞きから始めてみるのもいいと思います。NHK、あと意外と放送大学とかは熱量がちょうどいいんです」

しまおまほさんのおすすめの番組 maho shimao

最先端の感性を学んでいける

TBSラジオ ジェーン・スー生活は踊る

コラムニストのジェーン・スーさんによる生活情報番組。悩み相談コーナー「相談は踊る」が人気。

「最先端の女性の感性を持って、先導もされている。ヘタな政治家よりも世の中を変えている方なのでは(笑)」(月曜~木曜11:00~13:00)

あの声でゆったりした時間を

TOKYO FM JET STREAM

耳から旅気分を味わう長寿番組を2020年3月から福山雅治さんが担当。

「好みが合う友達がすすめてくれました。まだ聞いていないのですが(笑)、ましゃ(福山さんの愛称)なら間違いないかと。肩の力を抜いて聞きたいときに」(月曜~金曜24:00~24:55)

LEE読者の深ーーいラジオ愛&私たちラジオに救われました!

  • 東海ラジオ『かにタク言ったもん勝ち』にハマり、グッズ欲しさにハガキを出し、ラジオネームを覚えてもらいました。つらいことがあってもラジオを聞いているときだけは楽しい時間です。(LEEメンバー じつさん)
  • 学生時代はAM、車を運転するようになってからはFM派。瑛人の『香水』など最新音楽はラジオからキャッチ。(LEE100人隊TB ゆかりさん)
  • コロナ禍で家に幼い子どもと2人きりだと煮詰まる一方。同じような思いをする出演者の方の話を聞いて安心できました。(LEEメンバー はなさん)
  • 関西のFM802をよく聞いています。夫の単身赴任中、子どもの夜泣き対応しながら真っ暗な部屋でラジオを聞いていると「ひとりじゃないんだ」と勇気が。(LEEメンバー まあこさん)

編集ぷーすけもラジオLOVE

編集ぷーすけもラジオLOVE

ステイホームのときにずっと音楽を聴いていたのですが、いい加減自分の選曲に飽きて、ラジオを流しっぱなしにするように。そしたら知らない音楽やカルチャーの話がたくさん入ってきて、家の風通しがすごくよくなった感覚があって。偶然の出会いって大事だなと。

おすすめ番組はJ-WAVE『TRAVELLING WITHOUT MOVING』(日曜20:00~20:54)です。


詳しい内容は2021年LEE3月号(2/5発売)に掲載中です。

撮影/yoshimi イラストレーション/Aikoberry 取材・原文/古川はる香

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