すっかり冬本番、熱々のお料理がうれしい時期になりました。今回ご紹介するエムケー精工の電気せいろ「TEGARU=SEIRO」は食卓でせいろを使った蒸し料理が手軽に作れる調理家電。通常、せいろを使うときにはサイズの合うお鍋にたっぷりお湯を沸かして、万が一焦がさないように時間を計って…とちょっとハードルが高い調理器具ですが、こちらはタイマーをセットしたら火加減など心配しないでおまかせで使えるのが魅力です。朝ごはんから、お手軽な昼ごはん、子どものおやつ、夕食や酒の肴まで一日中大活躍する電気せいろは大注目家電ですよ。
使い方は簡単!18cmの2段式せいろで作れるものいろいろ
今回のエムケー精工の「電気せいろ」ですが、そもそも「エムケー精工」のことをご存じない方のために、ちょっとお知らせしておきますね。
about エムケー精工
1945年に創業し、家庭用品や台所製品の製造を開始し、1964年には計量米びつを発売してヒット商品になりました。1976年には、“上蒸し式”の餅つき機を独自開発し、1988年にはパン焼き機(ホームベーカリー)がアメリカに進出、日本では1987年にナショナルから1号機が発売されていますから、ほぼ同時期ですね。エムケー精工のホームベーカリーはこね、発酵、焼きという工程ごとに独立して使えるのが特徴で、初心者からプロユースまで幅広いファンを集めています。今では自動車関連機器を大きく展開していますが、ライフ&サポート部門では、ホームベーカリーをはじめ、電気圧力鍋や精米機、餅つき機、ヨーグルトメーカーなどの調理家電などを扱っています。本社は長野県千曲市にあるんですよ。
そんなエムケー精工から9月に発売されたのが、この電気せいろというわけです。せいろを使った蒸し料理の良さは、蒸気でムラなく食材を加熱出来ることにだけでなく、水分をほどよく加えながら熱を入れるので肉や魚がジューシーに仕上がることにあります。100度以下でゆっくり加熱することで野菜の甘味や旨みを引き出すことができますし、冷凍食品や冷ごはんもしっとりふっくらと仕上がります。せいろというと点心を蒸している絵が思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、もうね、なんでもおいしく仕上げる魔法の調理器具なのです。しかも電気せいろは、タイマーで時間をセットしたら、火加減やひっくり返す手間などが不要で安心して使えるのがうれしいですよね。
冷凍の玄米おにぎりとお惣菜を一緒に蒸して、ホカホカ朝ごはんセット
まずは朝ごはんから。前の晩の残りごはんなどを握っておいて用意してもいいのですが、私のおすすめは玄米を握って冷凍しておいたものと、焼き魚や卵焼きやきんぴらなどのお惣菜を一緒にせいろに入れて15分ほど蒸した「和風朝ごはんセット」。お弁当のおかずの残りまで、なんでもせいろに並べて蒸し上げるだけで、なんだかご馳走に見えるから不思議です。
玄米も炊き立てのときよりもっちり感が増しておいしく感じられるし、何より器が不要なのがいいですよね。ちなみにせいろに敷くクッキングシートは、せいろが隠れるくらいの長さにカットして三角形になるように3回折ります。せいろの半径よりも少し大きめに丸くカットしたら、蒸気を通すための穴を開けて出来上がりです。
冷凍ブランパンの洋食朝ごはんも楽しくておいしい仕上がりに
和風だけでなく、パンを使った洋食の朝ごはんだってお手の物です。冷凍してあった低糖質の厚切りブランパン、ウインナーソーセージ、冷凍のミックスベジタブルをアルミカップに入れてバターをのせたもの、ココット皿に卵を割り入れて、塩コショウとチーズをのせたものを15分蒸しあげれば、ふわふわパンの朝ごはんの出来上がりです。厚切りパンで高さがあるときには、付属の延長輪を使うとつぶさずにフタをすることができます。
熱々の点心も鶏の塩こうじ蒸しも簡単&美味
電子レンジでの温めでは時間の調整が難しかったり、ふっくら仕上がりにくい中華まんも電気せいろならしっとりふかふかに蒸し上がります。少し時間を置いてもやわらかさが持続しているのは、水分を加えながら加熱しているからこそ。子どものおやつの時間にも活躍すること間違いなしの一台です。
蒸し時間は20~25分程度と少し長くかかりますが、塩こうじをもみ込んで下味をつけた鶏もも肉とカブを一緒に蒸す「塩こうじ蒸し」もおすすめの一品。鶏肉以外にもエビやホタテなどもよく合います。カブの葉は残り5分くらいのタイミングで鶏肉の上にのせるようにするとシャキシャキ感も残って色鮮やかに。
気になるお手入れ方法は?
せいろは洗ったら十分に乾かすことが大切!
使った後は、お湯が冷めてから残った水を水捨て口から捨てます。本体は水洗いNGなので、水を捨てたらキッチンペーパーなどできれいに拭き取るようにするだけでOK。受け皿や蒸気口は外して台所用中性洗剤で洗えます。
せいろは汚れが少ないようなら、お湯や水で湿らせた布で拭くだけでいいのですが、油汚れなどが気になるようならブラシとお湯で洗えばすっきりします。せいろにニオイが移ってしまうことがあるのでなるべく洗剤は使わない方がいいようですが、どうしても…というときにはしっかりすすぐようにしましょう。
洗った後は水気を切ったら、風通しのいいところで十分に乾かすことが長く使うポイントです。S字フックに吊るしておくと上下左右からまんべんなく風が通るのでおすすめの方法。ダイニングの一角にキッチン家電専用コーナーを作って、そこに電気せいろを並べておいて、いつでも使えるようにしておけば、せいろにカビが生える心配もないので是非そうしてくださいな。
DATA
- ブランド:エムケー精工
- 商品名:電気せいろ「TEGARU=SEIRO」
- 製品詳細
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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