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部屋干しの強い味方! 1年中カラッと乾かせるパナソニックの衣類乾燥除湿機

  • 神原サリー

2020.11.13

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「神原サリーの愛しの家電語り」が
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秋も深まって最近は晴れの日が続いていますが、秋の長雨で洗濯物が乾かなくて困った~とお嘆きの方、多かったのではないでしょうか。

今回ご紹介したいのは、パナソニックのハイブリッド式衣類乾燥除湿機。これまでにないコンパクトなサイズ感と「洗濯物の真下に置いて乾かせる」省スペース&効率の良さが魅力です。

ドラム式洗濯乾燥機を使っているから必要ない? いえいえ、おしゃれ着やランジェリーなどドラムの乾燥機を使えないものって案外多いのです。すべての家庭の必需品と言っても過言ではないのが、衣類乾燥除湿機。それではおすすめのポイントをたっぷりとお話ししましょう。

ハイブリッド式だから寒い季節でもスピード乾燥OK

わが家で衣類乾燥除湿機を使うようになって約10年になります。長年愛用していたものは、梅雨や夏に強いコンプレッサー方式でした。これはエアコンと同じような構造で除湿機に内蔵されているコンプレッサーで冷媒を圧縮し、熱交換器で冷却される際に空気中の湿気を水滴化して取り除く仕組みです。省エネで除湿力も高いのですが、気温が下がってくると温度差が少なくなるので冷却のパワーが落ちてしまい、結果として除湿能力が落ちてしまうのが欠点なのですね。

実は除湿の方式にはもう1つ、ヒーターを使うデシカント方式というものがあり、こちらは寒い季節に強いのです。このデシカント方式の除湿機は、寒さが厳しいけれど降り積もった雪による湿気も多い雪国などで愛用されてきました。

でね、パナソニックの衣類乾燥除湿機はエアコンみたいなコンプレッサーと、デシカント素子とヒーターをまるっとまとめて積んでいて、最適なバランスで働くように自動で判断する“ハイブリッド式”なのです。つまり、コンプレッサー方式とデシカント方式のいいとこどりをしてちょうどよく働くから、1年中パワフルに洗濯物を乾かしてくれるというわけ。

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHTX90 実勢価格4万円程度

洗濯物の真下に置けるから場所を取らずに見た目もスマート

もう1つ、これまでの除湿機のちょっとした欠点があるとすれば、大きくて場所を取るし、縦長のデザインが多いので乾いた風を洗濯物に当てるには、1~1.5メートルくらい離れたところに置く必要があったのです。

このF-YHTX90は、高さ335㎜×幅470㎜×奥行き250㎜という横長のコンパクトサイズなので、吊るした洗濯物の真下に置けるのが画期的! これは単に省スペースで見た目がスマートになるというだけではなくて、効率のいい衣類乾燥という観点からもメリットが大きいんです。というのも、水分は重力で下に移動するので下から風をあてると乾きやすくなりますし、両端に長い衣類を配置し、下部に空間を作る事で風を通りやすくする「アーチ干し」の利点を活かせるから。

わが家の使用シーン画像ではピンチハンガーに吊るしていますが、ハンガーラックを使えばもっとたくさんの洗濯物を干せます。洗面所などの狭いスペースに突っ張り棒を渡して洗濯物を干して「ランドリースペース」として活用すると、除湿効果が高まるのでこちらもおすすめです。

コンパクトなタイプなので1回に干せる洗濯物の目安は2.5人分くらい。こまめに洗濯をする少人数のご家庭向きといえるかもしれませんね。乾燥開始から、定期的に温度・湿度とその変化度合いをチェックして乾燥完了を見極めて自動停止する“カラッとセンサー”付きなのもパナソニックならでは。

留守中に使用するときなどには、衣類乾燥が終わったら、自動でお部屋を除湿して、衣類への湿気戻りとお部屋の湿度上昇を抑える“カラッとキープモード”を使うとさらに便利です。

タオル類をアーチ干しにして、真下に除湿機を置いたところ。ピンチハンガーではなく、ハンガーラックに吊るすようにするともっとたくさん干せます

 

本体の底にはキャスターが付いているので横方向に楽々動かせます。ちなみに前後に動かないのは、小さいお子さんなどが押したりして万が一、倒れたりするのを防ぐためです

達成感を感じられるのが「水捨て」の時!

さて、ここで改めて、扇風機やサーキュレータ―と衣類乾燥除湿機の違いをお話ししましょう。扇風機などで風を送っても、湿気は壁紙の裏などにこもったり、家具が吸い込んだり…。カビの原因になってしまいます。でも、衣類乾燥除湿機は除湿された乾いた風を洗濯物に送り、空気中に放出された水分をしっかり回収してくれるのが素晴らしいのです。

それを特に実感できるのが、使った後にタンクにたまった水を捨てる時。このF-YHTX90は本体の前面右下にタンクが搭載されていて、ここに除湿の際の水がたまるようになっています。乾燥がおわったときや、洗濯物が多めで途中で満水になったときにはこのタンクを手前に引き出して、水を捨てましょう。

使用後や満水のランプが点灯したら、手前に引き出して水を捨てます

 

タンクの容量は2.4L。ふたが付いているので流しに運ぶまでこぼれる心配もありません。ふたの右奥が斜めに持ち上がるようになっているので、ここを開けて流しに捨てればOK!

水がたまっているのを見ると、「もしもこの除湿機無しで部屋干しをしていたら、どこにこの水分が行っていたのかしら…」と心配になりますし、たまった水を捨てるときには達成感が感じられてすっきり。もちろん、洗濯物もすっきり乾いて「あってよかったー」とうれしくなること請け合いです。



「ナノイーX」でイヤなニオイを防ぐほか、寝具のケアも

“衣類乾燥除湿機”ではありますが、パナソニックならではのナノイーXも搭載されていて、寝具や衣類、お部屋の「ケア」モードもあるのがユニーク。ふとんをハンガーラックなどに掛けて、真下に置けば、寝具の気になるニオイや湿気を取ってくれますし、衣類ケアモードでは、花粉対策やニオイケアも。クリーニングに頻繁に出せないコートやワンピース、ジャケットなども帰宅後にこれでケアすることができて便利です。

引き続き、おうち時間が長くなる傾向になっているこの頃、どんなお天気の日でも洗濯物がカラッと乾き、部屋や寝具のニオイも気にならないで気持ちよく過ごせるアイテムとして大活躍すること間違いなしのハイブリッド式衣類乾燥除湿機、この秋冬のお買い物リストにぜひ加えてみてくださいな。

 

DATA

  • メーカー:パナソニック
  • 商品名:衣類乾燥除湿機 F-YHTX90
  • 製品詳細

衣類乾燥には「速乾」や省エネ運転の「おまかせ」のほか、夜にうれしい「音ひかえめ」も

衣類の部屋干し以外にも、部屋や寝具のニオイや湿気を取る「ケア」モードもあって大活躍の一台


「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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