BEAUTY

長井かおり式「眉の描き方」シリーズ

「眉の描き方」シリーズ・その1 その心得から/長井かおりさんのメイク再入門

  • 長井かおり

2020.11.16

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長井かおり式「眉の描き方」の心得

みなさんこんにちは。長井かおりです。いつもみなさんからたくさんのご質問をいただく眉のこと、今回から集中連載にてお届けいたします!

さて、具体的な眉の描き方をレクチャーさせていただく前に、その「こころ」というか、長井かおり的・「眉メイクの定義」をお伝えしたいと思います。
まずは、その1、じゃん!

美人眉なんてない!

これ…雑誌なんかでもよくこの言葉を見かけますよね。「美人眉」とか「ゴールデンバランス」とか「平行で……」とか。長井式では、そういうルールは忘れてください。よくみなさんにお会いすると、「美人眉ってどういうのですか?」聞かれるんですけど、美人眉なんてものはありません! だから、そういうルールを探したり調べたりしなくって大丈夫なんです!

POINT! マイロード(素の眉)を生かす!

「じゃあ、ルールがないのにどうやって眉を描けばいいの?」と思うでしょ? これです。じゃん!
マイロードを生かす!
マイロードというのは素眉のことです。つまりご自身の眉の生え方が、あなたの眉の行先です。

仮に、「ツリ気味なのがイヤ」「下がり眉で」とか、自分の素眉の場所や形が気に入らなかったとしても、それがご自身のマイロードです。全くその通りに沿って描く必要はないけれど、生かすことを忘れないで。まずは自分のマイロードを受け止める、それからそれを生かすようにするのが素敵だと思います。

POINT! マイロードを生かすには…抜かない・切らない・剃らない

マイロードを生かす……そのためには、これです!
抜かない!切らない!剃らない!

マイロードというあなただけの道路を、わざわざ工事(抜いたり切ったり剃ったり)してなくしてしまい、誰かの眉を持ってくるようなことはやめましょう。昔、抜いてしまって眉が生えてこないという人もいるかもしれません。でも、その先に産毛の一つや二つは生えていませんか? それを見つけて、眉が生えようとしている流れに沿って、描くことが大切です。

でも、今後そうならないためにも「抜かない、切らない、剃らない!」を心がけてください。ただし、上まぶたに1本だけ生えてる、とか明らかに道路外に出ちゃっている毛は処理してもOKです。



POINT! 眉山は無理に決めない! 毎日違う形の眉だっていい

眉山の位置を捉えに行かない!

「眉山がわからない」という方も多いですね。実は眉山って、はっきりある人とない人がいるんです。でも長井式では単純に毛がないところを埋めるだけなので、眉山があろうがなかろうが関係ありません。

もともと眉山がない人は、わざわざ探したり作ったりしなくていいんですよ。ないならなくて問題なし! まずは、ブラシを手にとって、生えているところに粉を乗せて描いてみましょう。何度もトライしているうちに、わからないなりにも「こんなもんかな」という眉が見えてくるはずです。それが仮に毎日違う形の眉であっても大丈夫。マイロードさえ生かせていれば、それが一番あなたらしい眉なのですから!

誰かの真似ではなく私らしい眉が一番ステキ!

次回からは、マイロードを生かした眉の描き方を解説していきますね。お楽しみに!

 

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次回も長井かおりさんのテクニックをお楽しみに!

text/伊熊奈美

長井かおり Kaori Nagai

Hair & Makeup Artist

1979年、山形生まれ。各雑誌のビューティ企画で活躍する傍ら、多くの講演会やメイクレッスン、イベント、コラボコスメ"N by ONLY MINERALS"開発もこなすヘア&メイクアップアーティスト。著書は『世界一わかりやすいメイクの教科書』など多数。

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