「お礼の品がもらえる」「税金で得する」というポイントがクローズアップされがちなふるさと納税ですが、本当の魅力は納税による寄付で地方支援が手軽にできること。今だから、始めてみませんか?
神奈川県鎌倉市 ロミ・ユニのおいしいジャムと焼き菓子セットなど
「今年春、コロナ禍で遊びに行く予定を延期した鎌倉。少しでも遊びに行った気持ちになれたら……と、鎌倉市にふるさと納税をして、返礼品で『ロミ・ユニ』のジャムと焼き菓子のセット、鎌倉産の野菜詰め合わせセットをいただきました。
返礼品と一緒に届く自治体のパンフレットを眺めていると旅気分が盛り上がります。以前寄付をした波佐見町へも、いつか焼き物巡りに行くのが夢です」
東京都(住んでいる区) 水族館のパスポート
栃木県那須塩原市 温泉1泊宿泊券など
「5、6年前から利用し始めたふるさと納税。よく旅行していた那須塩原市は返礼品として宿泊券をいただくことで、再び訪れるきっかけになりました。
以前は住民登録している自治体も返礼品の水族館パスポート目的で寄付をしていましたが、ふるさと納税だと用途を指定できるのが最大のメリットと気づき、今も教育・子育て支援に使ってもらえるように指定をして返礼品なしで寄付を続けています」
新潟県燕市 金物3点セット
岩手県北上市 トイレットペーパーなど
「節税につながると知り、10年ほど前から利用。返礼品として印象に残っているのは、旅行に行って好きになった有田市の柑橘類の詰め合わせ、金物の本場・燕市のボウルのセット(上)、北上市のトイレットペーパー(下)など。用途は環境保護・自然保護、特産品の開発などその土地の魅力を守ることにつながるものを選びます」
熊本県日田市 炭酸水クオスなど
「当初は返礼品の梨や炭酸水に惹かれて寄付をしていた日田市。たびたび大雨など自然災害で被災しているのを知ってから、少しでも災害復興に役立ててもらえたらと、ふるさと納税では毎年必ず日田市に寄付するようになりました。普段からわが家で飲む炭酸水は、日田市の水を使った『クオス』と決めています」
福岡県宗像市 おせち、博多びーどろ、粋工房のガラス製鏡もちなど
「実家がある宗像市で沖ノ島や宗像大社が世界遺産登録された頃、応援の気持ちを込めてふるさと納税。おせち(上・写真は2020年のもの)や鏡もち形のガラスオブジェ(下)を頼んだら、お正月に助かりました。今は海外在住で寄付できませんが、帰省のたび街がきれいになっていくのを見ると、寄付が役に立っているなと感じます」
香川県高松市 「イサム・ノグチ庭園美術館」の写真集とカードなど
「気がつくと故郷・香川県の特産品から返礼品を選んでふるさと納税していることが多いです。『イサム・ノグチ庭園美術館』の写真集(上)は絶版になってあきらめていたら、返礼品としてまさかの発見。香川県三豊市の有機栽培ルイボス茶(下)など、ふるさと納税があらためて地元の特産品や魅力を知る機会にもなっています」
詳しい内容は2020年LEE12月号(11/7発売)に掲載中です。
イラストレーション/鈴木あり 取材・原文/古川はる香
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