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注目インテリアショップに聞きました!「ステイホーム中に売れたモノ」6選

2020.10.16

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注目6ショップに聞きました「ECとインテリア」って、実は相性いいんです!

EC一筋のショップから、自粛中にECをスタートしたお店まで。人気店にこだわりと通販活用術を取材!

1.別注や復刻多数、独自のセンスが光る

スコープ

https://www.scope.ne.jp

ステイホーム中に売れたモノ

アルテックの
915 サイドテーブル

¥110000

自粛中、ソファでくつろぐ時間が長くなり、サイドテーブルが欲しくなった人も。物を置いても美しいデザイン。バーチ天板タイプは、スコープ別注。

思いを「100%」で届けるECならではの直球接客

平井千里馬さん

平井千里馬さん●1999年にスコープを設立、2000年よりスタッフ4人でECをスタートさせる

「インテリアの通販サイトをやりたい」という思いから会社を設立、EC一筋で20年たちます。2010年にはマンション一部屋を借り、スタッフが実際に暮らしながら商品を使って撮影する「スコープアパートメント」をスタート。自分たちが本当にいいと思うポイントを伝えるため、暮らしの中で提案するというスタイルを確立しました。

ECの長所は、売り手側の思いや商品の背景を、店員を介さず=薄めずに伝えられるところ。だからこそ商品の紹介文やインスタ、開店当初からある掲示板の返信も、主には僕自身が行っています。人気アイテムの別注や復刻も行い、新商品は送料無料や値引きをすることも。発売したばかりの商品を買ってくれるお客さんを大事にしています。

購入を迷ったときは、商品ページをじっくり読んでみて。そこに商品の魅力や伝えたいことが詰まっているので、共感できたら“必要なもの”として買っていただくことをおすすめします。

売り手からアドバイス!

商品ページをじっくり読む! 共感できたら買って



2.ECに使いやすさと企画力をプラス

アクタス

https://online.actus-interior.com/

ステイホーム中に売れたモノ

K22 サイドテーブル

キャスター付きが新登場!

¥72000

自粛中のテレワークにより、最も売れたサイドテーブル。人気のサイドテーブルにキャスター付きが新登場。移動がスムーズでワゴントロリーとしても便利。

店舗で見て、購入はECで。大型家具ほど利便性高し

小島恭輔さん

EC事業室 小島恭輔さん●前職のアパレルECからアクタスのEC事業を担うリーダーとして2019年入社

ECは2009年からスタートしていましたが、昨年12月から家具の販売を開始しました。自粛期間中はEC売上が大幅にアップし、多くの方にご利用いただきました。中でもテーブルウェアやフラワーベースなどの暮らしを豊かにするアイテムや、テレワーク向けのデスクやスツールが好調でした。

家具は、お店で見た後に熟考して購入を決めるケースが多いため、ECとの相性はとてもいいんです。実店舗で商品を見てプロに相談し、購入はECで。店舗とサイト、両方が身近にある使い勝手のよさがアクタスの魅力だと思います。

最近は、商品ページでインスタグラムの投稿が連動して見られるようになり、活用イメージがよりしやすくなりました。サイトでは最低週1回は編集記事を更新し、何度も閲覧してくれている人も楽しめるコンテンツ作りを心がけています。アクタスで人気のオーダー家具の受注をEC上でも始めることが、今後の課題ですね。

売り手からアドバイス!

大物家具は、搬入経路のサイズ確認を忘れずに!

3.店頭販売からEC中心にシフトチェンジ

オルネ ド フォイユ

https://https://www.ornedefeuilles.com

ステイホーム中に売れたモノ

アスティエ・ド・ヴィラットの食器

(各)¥40420

購入しやすい食器や雑貨、スツールが人気。普段使いのマグカップをとっておきにチェンジ。

感度の高い商品力で集客。動画やSNSもフル活用

佐藤由比乃さん

プレス 佐藤由比乃さん●ECは2004年からスタート。昨年ショップを東京・不動前に移転したばかり

昨年の店舗移転後、販売の主軸をECに切り替えました。商品在庫はECがメイン、店舗はショールーム的な立ち位置でしたが、予想以上に多くの方が足を運んでくれるので金土日のみで営業中。

最近では「#オルネpic」というSNSのタグを活用し、購入客が実用例を紹介することで、さらなる購入のきっかけにも。海外のスタイリングを意識した日本でもまねしやすい提案をして、刺激やアイデアのきっかけになるお店を目指しています。

売り手からアドバイス!

一点ものも多数あり。ECならではの出会いを大切に!

4.ショップの世界観をサイトにも踏襲

レクトホール

https://rectohall.com

ステイホーム中に売れたモノ

作家ものの食器

¥1200

お皿やコップ類が人気だったそう。万能に使える池本惣一さんのそばちょこ。

店舗とECの両方から買える
オンリーワンのアンティーク

廣田佐知子さん

オーナー 廣田佐知子さん●恵比寿の古書店リムアートを経て、2012年にレクトホールをオープン

「家具は空間作りの重要なアイテム」という考えのもと、時を経たぬくもりのある家具を販売。装飾や汚れ、塗装をそぎ落とし、清潔感のある仕上がりにこだわることでテイストを統一しています。

店頭とECのラインナップはほぼ同じで、店頭で迷った方がECで購入することは多いですね。地方在住でもお店の世界観を気に入ってくれリピートされる方も。自粛中は食器や家具が好調で、店舗用など業者の方より個人購入が多く感じました。

売り手からアドバイス!

アンティークは仕上げがポイント。好みのテイストに仕上げる店で選ぶ!

最近EC始めました!
5.
店主の個性とセレクト力にファン多数

アウトバウンド/ラウンダバウト

https://mendicus.com

ステイホーム中に売れたモノ

ババグーリの銅鍋

¥55000

食事を作ることが多くなり、一生ものの道具を求める人も。銅製のハンドハンマーで仕上げた両手鍋。

ECとインスタライブ、新たな接客術で魅力を発信

小林和人さん

オーナー 小林和人さん●吉祥寺OUTBOUND、代々木上原Roundaboutの店主。インスタライブが話題

2つの店舗をひとつにまとめたECを4月にスタート。ラウンダバウトは日常使いのもの、アウトバウンドは個人作家や手仕事系の商品を取り揃えています。

ECでは、店頭で埋もれがちな商品や高額で即決しにくい商品の動きがよかったこと、遠方の方が購入可能になったなど新たな発見がありました。

ショップ経営の安心にも一役買っています。突発的に始めたインスタライブも好評で、オンラインでの接客や販売促進にもなっています。

売り手からアドバイス!

ECやインスタライブ、オンライン接客にも注目を!

最近EC始めました!
6.
アンティークの真の魅力を伝える

サムエル・ワルツ

https://samlwaltz.shop-pro.jp

ステイホーム中に売れたモノ

食器類

¥9500

自粛中は雑貨や食器、オブジェなど小物が好調。繊細なイラストが描かれたアンティークのプレート。

店舗への誘導を主軸に、インスタとECで販促をサポート

保里正人さん

オーナー 保里正人さん●吉祥寺のサンク、昨年10月に神宮前に移転したサムエルワルツの店主

自粛で店舗が休業している間にECをスタート。一点ごとに異なるアンティークの傷や風合い、経年変化などをきちんと見せつつ、それを含めた魅力や味わいが伝わるよう写真撮影や商品紹介にこだわっています。

自粛中は、皿やオブジェなどの雑貨、スツールやチェアなどが売れましたね。家具をECで購入する際は、実物を見られない分、遠慮なくお店に質問を。コミュニケーションを取ることでイメージどおりの商品と出会えるはずです。

売り手からアドバイス!

写真は拡大して、じっくり見て、気になるところは購入前に質問を!

【特集】ネットだから出会える素敵インテリアBOOK


詳しい内容は2020年LEE11月号(10/7発売)に掲載中です。

取材・原文/武田由紀子

※掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しています。掲載商品に消費税は含まれていませんので、ご注意ください。
※掲載商品は完売している可能性があります。

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