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くるり『thaw』想定外の状況でもたらされた 未発表曲たちの「解凍」

2020.07.18

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くるり『thaw』

想定外の状況でもたらされた 未発表曲たちの「解凍」

3月にライブツアーの公演中止を発表したくるり。同時に伝えられたのは未発表曲を集めたアルバムをリリースすることだった。タイトルの『thaw』には「解凍」の意味が。1997年から現在までの未発表曲を中心に全15曲を収録。1曲目の『心のなかの悪魔』から、こんな名曲が日の目を見ていなかったのか!と驚き。くるり officialのnoteでかなり濃厚なセルフライナーノーツが綴られているので、ぜひ読みながら聴いてほしい。(スピードスターレコーズ)

おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)『よろこびあうことは』

ユニット結成14年目にしてリリースされる初のアルバム。初のオリジナル曲で宮沢和史がハーモニカで参加する『星たちの物語』、結成当初から歌い続けてきたエルヴィス・プレスリーのカバー『Can’t Help Falling In Love』など全9曲。アコースティックな音色と優しい歌声に心が浄化されていく。(two springs)

ノラ・ジョーンズ『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』

前作リリース後、アルバム制作から遠ざかっていたという彼女。4年ぶりとなる今作は、音楽の作り方に対する考えを根底から変えたとか。収録11曲すべての作詞作曲を手がけ、9曲のプロデュースも。初のセルフプロデュース作品といえる美しく、切なく、力強い作品が完成。(ユニバーサル クラシックス&ジャズ)



氷川きよし『パピヨン-ボヘミアン・ラプソディ-』

デビュー満20年を迎えた氷川きよし、初のポップスアルバム! 昨年末の紅白歌合戦でも披露した『限界突破×サバイバー』、湯川れい子訳詩による『ボヘミアン・ラプソディ』、タイトル曲『Papillon』など全14曲が。蝶のように妖艶かつ表現力豊かな歌声はさすが。ますます目が離せない!(日本コロムビア)


取材・文/古川はる香

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