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LEEハピ家事大賞2020

【LEEハピ家事大賞2020】「やめ家事」がさらに加速! 暮らしの達人対談

2020.06.10

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神原サリーさん 家電+ライフスタイルプロデューサー 藤原千秋さん 住生活ジャーナリスト・ライター
家電全般に精通した神原さんと、日々より使いやすい日用品を追求する藤原さんが、「今年の大賞・入賞商品」「今後注目のアイテム」について語り尽くします。

やめ家事」がさらに加速!
ただデザインは妥協しない

「納得のラインナップでしたね」

「個人的には何年も前から押していた食洗機が、大賞をとってくれたのはいい流れだなと」

「実は私、食洗機に手を出せなくて……。やっぱりいいですか?」

「手を出しにくいのは、置き場所の問題ですよね。わかります! ただ一度使うと、手で洗うよりもきれいになるし、節水もできるので手放せなくなりますよ」

「そうなんですね。このパナソニックの食洗機はフラットでデザインもいいですよね」

「これ以外にシロカやアイリスオーヤマからも置きやすいサイズの食洗機が登場しています。設置工事のいらないタンク式もあるので、ぜひ検討してみてください」

「ありがとうございます! 日用品は家電よりもスピード感がありますね。昨年発売のアタックZEROがもう大賞ですから。新しいものをどんどん試していくっていうのはいい傾向だと思います」

「全体的に『やめ家事』の流れはますます加速しそうですね」

「時間と気持ちの余裕が欲しいというのはもちろんあると思うんですけど、みんな本当に忙しいから必要に迫られて……みたいなところも大きいのかも」

「確かにね。今までは家事に携わる時間を減らす流れだったけど、もう携わることをやめる流れ。ようやく家電の機能が安心して任せられるレベルに進化したっていうのは大きいかもしれません」

「ただ便利なだけじゃなく、デザイン的にも成分的にも洗練されているものが多いのも特徴でしょうか。特に洗剤系は、ファブリーズ ナチュリスやランドリンなど自然な香りのものや無臭のものが多く選ばれていますよね」

「確かに。デザインは家事分担の視点からも重要じゃないですか。私は『俺家電』って呼んでいるんですけど、例えばダイソンのクリーナーとかブラウンのブレンダーとか、男性が『使ってみたい』と思うようなデザインのものは今後も注目です」

「あとは、ラインナップを見ると、みんながどんな生活をしているのか、すごくよくわかりませんか。例えばバスタブクレンジングだと、家で最後の人が入浴した後にシュシュッとして掃除してるんだろうなとか。そういう多数派な生活スタイルにバチッとハマるアイテムが選ばれているんでしょうね」

「そうそう。世の中の流れとうまくかみ合うとヒットするし、商品はすごくいいんだけどタイミングが少し早かったみたいなものもあったり。生活が多様化しているから、ここで選ばれているものはもちろん間違いないけど、自分にベストかは見極めてほしい」

「人気だけど、自分のライフスタイルに合うかは別物ですからね」

今後は、さらに進化する食洗機
寝具ケアアイテムに注目!

「今年は子育て部門が新設されましたね」

「私が子育て世代だった頃は、こんなアイテムなかったので、とにかくうらやましい!!」

「バルミューダのランタンが子育てアイテムっていうのはユニークじゃないですか」

「確かに明かりの揺らぎが、読み聞かせや寝かしつけにはちょうどいいかも。子育てを卒業しても常夜灯として使えるし、私はウォーキングのお供にもおすすめです」

「こうやって見てみると子育て専用アイテムよりも、キュキュット CLEAR泡スプレーやブラウンのハンドブレンダーなど、汎用性が高くて幅広く活躍しているアイテムが人気ですね」

「CLEAR泡スプレー、私は花瓶洗いに使ってます(笑)。やっぱりマルチに使えるものは強い!」

「神原さんが次に注目しているものは、何ですか?」

「私は食洗機がさらに進化するのではと期待しているんです。工事不要で、給水も排水もタンク式になれば、キッチンに置く必要がなくなるんですよ。キャスター付きにしたらダイニングに持っていって、食後にそこでそのまま食器を入れればいいみたいな」

「何ですかそれ! すごい理想系じゃないですか」

「そういうのを作ってほしいって、メーカーさんにお話ししているところです。何年後かには実現してくれるんじゃないかなとひそかに楽しみにしています。藤原さんは?」

「私は寝具まわりのケアアイテムです。実は一番見逃されているところなんじゃないかなと」

「確かに、快眠とかいうわりにはケアは後回しにされがちかも」

「生活スタイル的に、洗ってないし、干してない人が多い。そろそろ誰かがそれに気付いて、画期的なアイテムが出てくれるんじゃないかと。次にくるアイテムっていうよりは、きてほしいっていう私の願望です(笑)。具体的なアイテムじゃなくてすみません!」

「いえ、私も手間をかけず寝具ケアができるアイテム欲しいです」

「これからもどんどん新しいアイテムが登場してくると思うんですが、30~40代女性の皆さんにはアンテナを立てて、自分に合うものを探し続けてほしい。私はコレって決めつけてしまわないで、いろいろと試してみるのが大事!」

「そうそう。私も料理が好きだから、自分にはほったらかし調理器とか関係ないなって思っていたんです。でも実際にヘルシオ ホットクックや電気圧力鍋を使ってみたら、すごくおもしろくて。今はなくてはならない存在です」

「やっぱり自分を知ることって大事ですよね」

「どんなふうに家事したいとか、こんな生活がしたいかとか。それを実現できるようなアイテムをぜひ賢く選んでいきたいですね」


撮影/松村隆史 スタイリスト/今田 愛 取材・原文/石橋夏江(verb) 撮影協力/アワビーズ タイトルズ UTUWA
詳しくはLEE6・7月合併号をご覧下さい。

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