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悩みすっきり! フランス式1分膣トレ

【おうちで膣トレ】食事制限も運動もなし!短期間で産後の体型戻しが叶う

2020.05.18

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悩みすっきり! フランス式1分膣トレ

「フランスの女性って、いくつになってもその人らしく美しい」というイメージ、ありませんか? 実はそれ、膣トレ=膣まわりのトレーニングのおかげなんです! 女性特有の悩みからダイエットや心の健康まで、あらゆることに効果的なフランス式膣トレをご紹介。

パーソナルトレーナー ベルジェロン容子さん

アメリカ・フランスで活躍中のパーソナルトレーナー。43歳、3児の母。フランスで産後に出会った膣トレを日本人にもわかりやすくメソッド化。著書に『フランス式 1分膣トレ』(学研プラス)。instagram(yoko_omw)

フランス式膣トレって?

フランス式の最大のメリットは、呼吸とともに行うことで骨盤底筋群全体を集中的に、かつ短期間で鍛えられるという点。膣まわりを前・真ん中・後ろの3つのパートに分けてそれぞれ動かしていくのが特徴で、年齢とともに衰えがちな骨盤周辺や体幹の筋肉をしっかり刺激。それにより生理不順などの婦人科系の不調をはじめ、膣のゆるみや尿もれ、下半身太りなどの産後特有の悩みの緩和・解消に効果的。まさにすべての女性にとっての「必須トレーニング」なんです!

30代からの膣まわり
実は悩みの声が多数

  • 産後、おなかまわりの肉が落ちなくなりました。体重は減っても体型が戻りません(季絵さん 34歳)
  • 排卵日から生理までの体調不良。めまいやイライラ、落ち込み、過食など、どうにもならなくて困惑しています(miiさん 39歳)
  • 尿もれが年々ひどくなってきていて、くしゃみや咳などで「あっ」ということが。気持ち悪いし、外出中だと処置が難しい(tanpopoさん 43歳)
  • 湯船につかって出たとき、膣がゆるんでいるのかお湯が時間差で出てくることが……着替えてしばらくして出てきてしまうと、着替えないといけないので困っています(chaiさん 38歳)
  • おなかまわりがゆるんでいるせいか、昔のスリムパンツの腰まわり&お尻がパツパツではけません……(ミドリさん 43歳)
  • 第1子出産後から、尿もれが始まりました。子どもが「ママ、一緒に縄跳びしよう!」と言ってきますが怖くてできません(ぷーちゃん 37歳)

食事制限も運動もなし!
短期間で体型戻しが叶う

8年前、フランスで第1子出産後に膣トレに出会い、その効果の高さに感銘を受けたというベルジェロン容子さん。周りを見渡してみればフランス人女性の間では膣トレはもはや常識で、実践している人がほとんど。なぜフランス人女性は年齢を重ねても美しく、みんな生き生きとしているのか理由がわかったと言います。

「フランスでは出産後、産婦人科医が膣トレの処方箋を出すのが一般的で、産後に限らずとも医師の処方箋があれば国民健康保険で膣トレが受けられます。

フランス式膣トレの軸となるのは、膣を3つのパートに分けて動かす『膣呼吸』(2020年LEE6・7月合併号P.192掲載)。外から見ると一切体を動かしていないように見えるのですが、実は膣まわりだけを集中的かつ立体的に動かしているので、短期間で効率よく膣まわりを鍛えられるのです。私は3回出産していますが、第1子出産後に身につけたフランス式膣トレを第2子、第3子出産後も実践したおかげで、食事制限や特別な運動なしで、体型戻しや産後の不快なトラブル改善ができました。

膣トレをすると膣を含めた骨盤まわりの血流がよくなるので、冷えなどが元凶の婦人科系のさまざまな悩みに効果的。また深い呼吸と組み合わせるために自律神経が整い、心身ともに調子よく。時間もお金もかからないフランス式膣トレ、ぜひ皆さんも実践して、その素晴らしさを体感してください!」



まずはイメージすることが大事!
フランス式膣トレ3つのカギ

1
膣は前・真ん中・後ろ3つをイメージトレーニング

膣まわりを動かす際は、尿道口(前)、膣口(真ん中)、肛門(後ろ)の3つの部分に分け、呼吸に合わせてそれぞれを動かします。別々に動かすことで骨盤底筋群をくまなく鍛えることができ、下半身まわりにさまざまな効果が。

2
呼吸は骨盤をえぐるようなつもりで

膣を動かす際に大事なのが呼吸。ポイントは「膣から押し出すように空気を吐く」こと。骨盤内を腹圧でえぐるようなイメージで、ゆっくり吐き出して。これによって骨盤底筋群と体幹の両方の強化に。

3
トレーニングは膣の状態をイメージしながら

より効果を上げるには、膣まわりの3つのパートの動かし方を具体的にイメージしながら動かすこと。目では見えない膣の状態をイメージして行うことで動きに集中することができ、ピンポイントできかせることが可能に。

膣トレのそこが知りたい
Q&A

Q
膣への意識が難しい場合はどうしたら?

A ポイントに触れると意識を高めやすい!
「3カ所別々に動かすというのは、慣れないうちは難しいもの。意識するにはその部分に触れるのが一番です。ショーツなどの上から、尿道口、膣口、肛門をそれぞれ指先で軽く触れながら行ってみましょう。体や腕に余計な力を入れず、リラックスしてやってみて」

Q
膣トレは一日の中のいつ行うべき?

A いつでもOK! ルーティンにすると◎
「一日の中でどの時間帯に行うべき、というのはありません。自分自身がやりやすいタイミングでOK。顔を洗ったり歯を磨くのと同様に、生活の中の一部にできれば効果が早く出ます。立ってできるエクササイズ(2020年LEE6・7月合併号P.193、P.195掲載)なら、電車の中など隙間時間にもできますね」

Q
生理中や産後はやっても大丈夫?

A 無理は禁物! 産後は専門医に相談して
「違和感や痛みがなければ生理中にやっても問題ありません。ただし少しでもあれば無理はせず、生理が終わったらにしましょう。産後は3カ月たってから始めるのがベスト。その際には産婦人科に相談してから行うのが安心です。妊娠中は行わないで」

Q
産後もう10年経過。今からでは遅い?

A 筋力や代謝が落ちる30代以降は積極的に!
「膣トレは骨盤底筋群を鍛えるので、産後に限らず何歳からでもやるべき。特に筋肉が衰えてくる30代以降は、膣のゆるみや尿もれ、代謝低下による体型の変化も出てくるのでぜひ積極的にやってほしいです。女性だけでなく、尿もれや残尿感に悩む男性にも効果がありますよ」


詳しい内容は2020年LEE6・7月合併号(5/7発売)に掲載中です。
撮影/フルフォード 海 ヘア&メイク/杉山えみ スタイリスト/門馬ちひろ イラストレーション/船越谷 香 取材・原文/遊佐信子

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