立春も過ぎたなかで、みなさんはいかがお過ごしですか。
今は、太陽がみずがめ座を進んでいますが、この時期に大切なのは、人との適切な距離感です。春分を過ぎると、みずがめ座には土星がやってきます。土星はルールですから、「束縛しない」「いつも一緒にいようとしない」など、この「距離感」が誰にとっても、学ばなければならない課題となりそうです。そこで、今日は、難しい大人の人づきあいについて、書いてみようと思います。
みなさんの人づきあいは順調ですか?
20代から30代の初めなら、友達づきあいが楽しい頃ですよね。まだみんな若くて可能性もいっぱいあって、キラキラしていた時代だったなと思います。でも、30代後半や40代ともなると、だんだんに昔の友達とは距離ができていきます。私の場合は、沖縄や京都に拠点を移すなど、物理的な距離ができたことも理由の1つだと思いますが、まわりを見ても、マインドが大人になった人と、金星意識をひきずる人とでは溝が生まれているなあと感じます。
金星意識とは「愛されたい」メンタリティ。占星術の世界では、25歳くらいまでに発達すると言われています。でも、25歳からはむしろ太陽という意思や火星という行動力を発達させないと、人生をうまく発展させていくことができないのですが、日本の場合、教育もあって、「女の子は、愛されているほうが幸せ」というセルフイメージから、なかなか脱却できない人がいるのですね。40代になっても、このマインドをひきずる人を、私は、「金星おばさん」と呼んでいます。両親に溺愛され、大事に育てられた人に目立ちます。
金星おばさんは、自分より大人で、しっかりした人(土星的な人)、エネルギーを与えてくれそうな人(太陽的な人)を見つけると、依存しようとします(その依存の仕方はさまざまですが、経験上、旅行の手配など面倒なことを人にすべてやってもらおうとする人は要注意かも)。
占星術的な視点で見る「金星おばさん」
また、占星術的な視点で見ると、土のエレメントの星座(おうし座、おとめ座、やぎ座)なら、相手をぬいぐるみのように、「所有」しようとします。家事や移動の合間、自分に時間ができたら、すぐさまメッセージを送って、瞬時に相手を捕獲。1時間でも、2時間でも、チャットにつきあわせようとするのが土タイプの金星おばさん。職場の愚痴、恋愛相談などさまざまですが、相手をとらえることが目的なので、内容は何でもいいんでしょうね。
水のエレメントの星座(かに座、さそり座、うお座)の金星おばさんだと、
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。