「ビームス」スタッフ 相田高史さんおすすめ
B GALLERY
現代アート、音楽、ファッション、写真など、ジャンルを問わず、"今の日本"という視点から生み出された作品を展示。「比較的、買いやすい価格の作品が多いので、洋服やインテリア雑貨を探しに行く感覚で、アートとの出会いが楽しめるはず」。新宿の「ビームス ジャパン」5階にあり、アクセスがいいのもうれしい。
●東京都新宿区新宿3の32の6 5F ☎︎03・5368・7300 11:00~20:00 不定休
アートアドバイザー 奥村くみさんおすすめ
MA2(エムエーツー) Gallery
建築家、千葉学氏設計の建物で、自然光が入るのが特徴。「気持ちのよい空間で、ゆったりとアートと対峙できますよ」。展示されるのは、国内外の現代アート。カテゴリーにこだわらず、絵画や彫刻、写真、映像、工芸などを扱う。年に1〜2回ほど、工芸品と現代アートを同じ空間で紹介する企画展も開催。
●東京都渋谷区恵比寿3の3の8 ☎︎03・3444・1133 12:00~19:00 休/日、月、祝日
eN arts(エン アーツ)
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ⒸRYO NISHIMURA ⒸKATSUYUKI SHIRAKO PHOTO BY TOM SVAB
築100年の料亭を改築した現代アートギャラリー。写真や絵画など、作品のジャンルはさまざま。「感じのよい女性スタッフが在廊しているので質問しやすいですよ」。京都の円山公園内という抜群のロケーション。京都散策ついでにのぞいてみては?
●京都府京都市東山区祇園町北側627円山公園内 ☎︎075・525・2355 12:00~18:00(企画展開催中の金・土・日のみ開廊)※平日のアポイントメントは事前問い合わせ。
フォトグラファー 馬場わかなさんおすすめ
Gallery SU(エス・ユウ)
![](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2020/03/54c7b5c00d6dffa7162beb1539a5a7da.jpg)
平地 勲
画家ロベール・クートラスの作品を中心に、現代作家の作品をセレクト。オブジェや絵画など、時間を経て魅力を増すようなものがたくさん。「好きな作家の展示をやっていることが多いです」。築80年以上たつ集合住宅の一部屋をギャラリーにしているので、緊張感を持たずにじっくり作品が選べるはず。
●東京都港区麻布台3の3の23和朗フラット4号館6号室 ☎︎03・6277・6714 12:00~19:00 不定休
30代で買った作品を、40代、50代と見ていけるのは幸せです
25年ほど前、当時企業勤めのいわゆるサラリーマンでありながら、草間彌生さんのオブジェを購入したことをきっかけにコレクションをスタート。資金をやりくりしつつ、今や国際的にも知られたコレクターに。「ふつうの人でもアートを買える」を体現している宮津さんからのアート選びのアドバイスは?
「アートの定義ってさまざまだと思うのですが、ひとつはその価値が時間の経過に耐えうるか。でも、そう言われても、ですよね。では、せめて自分が生きている間だけでもその作品を愛せるか。この基準で選んでみてはいかがでしょうか。アートを買うって、すごく自由な行為。世の中いろいろな制約があるけれど、アートを買うのは自分の気持ちだけの問題。日本では、○億円で落札など値段のことが注目されがちですが、高価でなくても素晴らしい作品はあるし、自分が長く愛せることが大事なんです」
では、アートをあえて所有することの意義は?
「自分の変化を映し出してくれる点です。30代で買ったアートが、40代、50代になって見るとまったく違って見えることがあります。作品は同じなので変わったのは自分だということがわかる。それこそアートと暮らさなければ味わえない醍醐味です」
はじめてアートを買うとなるとどうしても緊張してしまいますが、おすすめの場所はありますか?
「毎年3月に行われるアート・バーゼル香港です。世界中から高い水準をクリアしたギャラリーが一堂に集まります。いきなり?と思うかもしれませんが、最初に世界最高峰のものを見ちゃったほうがいいんです。お客さんも多いし、数万円の作品もあるから、肩ひじ張らずに回れます。ピンとこなかったら、グルメやショッピングに逃げてもいい(笑)。家族旅行も兼ねて気楽に行ってみてはいかがでしょう」
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アートコレクター、横浜美術大学教授。約25年前から現代アートの収集を開始、現在の作品所有数はなんと400点! 著書に『現代アートを買おう!』(集英社)など。 《HEY HO LET’S GO!の襖(部分)》2011年 ⒸYoshitomo Nara 2011
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平面、立体、映像など宮津さんが所有している作品の形態はさまざま。奈良美智さん作のふすま絵など、交流のあるアーティストたちと共同で建設した自宅は、まるごとアート作品。
楊福東《蜜 Honey(mi)》2003年
Single Channel Video, sound by Miya Dadu 9′ 29″「SYNCHRONICITY」展(笠間日動美術館)の展示風景
ⒸYang Fudong, Courtesy of ShanghART Gallery and Kasama Nichido Museum of Art
取材・原文/小松﨑裕夏 神武春菜(ギャラリー紹介)
※詳しくはLEE3月号をご覧下さい。
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