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教えて! 笑顔の素

加藤ローサさんの“笑顔の素”は?「余裕がなくて子どもたちにつらく当たってしまったことも」

2020.01.30

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とびきりキュートな笑顔が印象的な加藤ローサさんが登場。2人の男の子のママでもあるローサさんが、毎日を楽しく過ごすために日々大切にしていること、時間とは? じっくりお話を聞きました。

「余裕がなくて子どもたちにつらく当たってしまったことも。今は心にゆとりができて、 毎日一緒に笑っています」(加藤ローサさん)

加藤ローサ Rosa Kato
1985年6月22日生まれ。女優、モデルとして活躍後、2011年にサッカー選手の松井大輔さんと結婚。同年に第1子、2014年に第2子を出産。産後の休業期間を経て、2014年に芸能活動を再開。モデル活動やCM出演が話題に。8年ぶりに主演したFODオリジナルドラマ『地獄のガールフレンド』が配信中。

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ハレの日に、酢飯を盛って手巻き寿司。 笑顔の思い出が詰まっています

柴田慶信商店の曲げわっぱの飯切(5合用)。「4年ほど前にNHKの番組のロケで、実際に作っている柴田さんにお話を聞いて、素敵だなと思い購入。タワシとクレンザーでお手入れするのですが、徐々に手触りが変わって味が出てくる。薄くなったら漆を塗ってくれるそうなので、使い込むのが楽しみです」/本人私物

家族の誕生日や友達が集まるときは、この飯切で手巻き寿司が定番。お正月にはちらし寿司も。

宅配の注文すらできない2人育児に追い詰められた

撮影現場では、スタッフと一緒にお弁当を頬張ったり、おいしいお店や美容情報を交換したり。キュートな笑顔の印象そのままに、屈託のない人柄が魅力的な加藤ローサさん。2011年にサッカーの松井大輔選手と結婚し、8歳、6歳の男の子のママとして日々、育児に家事に奮闘中。そんなローサさんの“笑顔の素”は、家族やママ友と一緒に過ごす時間だそう。

「先日、1年前まで暮らしていた静岡のママ友家族が遊びに来てくれて、愛用の飯切で手巻き寿司をしました。この飯切を出す日は特別感があり、たくさん笑っていい日だったなと思えることが多いんです。普段は、子どもたちが人生ゲームにハマっていて、毎晩のようにやりたいと言うので『ママ、もう飽きたよ〜』と言いつつ付き合ったり(笑)、ダイニングテーブルで卓球をしたりと、にぎやかに過ごしていますね」

今では子どもたちと楽しい毎日を送っていますが、第2子の出産後しばらくは、その過酷さに追い詰められたと言います。

「2歳差なので、2人同時にギャーギャーと泣き始めると、挟み撃ちにされているみたいでつらくて。当時は買い出しも大変で、ダブルおむつの時期が数カ月あったのですが、子どもをおんぶして食材の買い物をして、ついでに薬局に寄って両手におむつを抱えて。なんでこんなに過酷なんだろうと思っていたけれど……。今思えば、宅配を頼めばよかったんですよね。本当に追い詰められるとどんどん余裕がなくなって、たった5分ほどで終わる宅配の注文すらもできない。やらなきゃとすべてを自分で抱え込んで、どんどん心が狭くなって。遠征中の夫に『もう無理』と泣きながら電話したこともありましたね。そんな状態で子どもにいい対応ができるはずもなく、当時はかわいいなんて全然思えなかった。今は言葉も通じるようになって、すっごくかわいいんですけどね。あのとき、もう少し周りを頼って、ふっと肩の力が抜ける瞬間があればよかったなと、子どもたちにも申し訳なく思います」

ママ友との飲み会や習い事でストレスが蒸発するよう(笑)

最近では心のゆとりが生まれて、自分の時間を持てるように。

「ピラティス、アナウンススクール、語学など、習い事をたくさんしています。家族のためではなく、自分のためだけに時間を使うことが贅沢で、すごく幸福感を感じるんです。昨年東京に引っ越してからは、周りのママ友がお酒好きで、夜のお出かけもするように。子どもを夫に任せて夜の時間に外出するのって楽しい! お店に向かう道を歩いているだけで、ストレスがふわ〜っと蒸発していくよう(笑)。自由時間を捻出するために、家事の時短も目指しているんです。特に料理は毎日のことなので、できるだけ時間をかけずに、簡単に済ませたい。お弁当のおかずをすべて卵焼き器だけで焼いて洗い物を減らしたり、炊飯器の早炊きが炊き上がるのと競争して料理したりしています(笑)」

本当だったらしんどいことも、ユーモアに変えてしまう転換力とその潔さ。ローサさんの笑顔の秘訣はこんなところにあるのかも。

昨年は、8年ぶりにドラマに出演してさらに忙しく。家庭と仕事の両立には、まだまだ苦戦中。

「育児や家事と仕事、どちらも100%ではできないので、どっちつかずになるのが嫌で一度仕事を休んだんです。とはいえ、そんなことを言っていたらずっと働けないと思い、久々にドラマにチャレンジしてみたのですが……。家庭の雑用が気になってセリフを覚えにくいし、長い時間家を空けるのも気になって。課題はたくさんあるなと悩んでいる最中ですね。

でも、この前8歳の長男がテレビに出ている女優さんを見ながら『ママも活躍してる?』と聞くんです。『ママが仕事で活躍して忙しくなったら、家にいられなくなっちゃうよ』と伝えたら『オレたち平気だよ!』なんて言ってくれて。頼もしくなったなと成長を実感。これからも子どもたちは急スピードで大きくなると思うので、その様子を見ながら、仕事の仕方を模索していきたいなと思っています」


撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/岡田いずみ(KiKi inc.) スタイリスト/永岡美夏(服) 河野亜紀(物) 取材・文/野々山 幸(TAPE)

LEE2月号『教えて! 笑顔の素』から。詳しくは2019年1/7発売LEE2月号に掲載しています。

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