こんにちは。
キャンプをこよなく愛するライター川口ゆかりです。
昨年までキャンプは春先から11月、その後はスキーと
ウィンタースポーツに移行していたのですが、
今年は冬キャンプ、デビューしてしまいました。
・・・極寒なのになぜと思うでしょう?
でもね、春夏秋とキャンプを楽しみ、冬の自然の景色を見ずして、
また春を迎えるのは少々損していると思いませんか?
そこで今回は、冬キャンプの魅力や快適に過ごすためのヒントを
熱量多めでお伝えしたいと思います。
冬キャンプの魅力って??
冬の星空ももちろんなんですが、一番の魅力は虫が少なく快適であること!
キャンプに興味はあっても、虫がニガテで・・・という女性がけっこう多いので
そういった方には特に冬キャンプ、おすすめです。
また冬場はオフシーズンということもあり、人気のキャンプ場も
比較的空いていて人も少ない。つまり、ゆったりと
キャンプライフを満喫することができるんです。
そして、何よりの贅沢は冬の冷たく澄んだ空気のなかで
いただく温かいお料理。夏場は食材が傷むので保冷がマスト、
作れるお料理も限られてしまいますが冬キャンプは無限大。
冬休みに出かけたキャンプでは、
(右上から)お魚をアルミホイルに包んで焼くだけのホイル焼きに
牡蠣やお野菜がたっぷり入ったキムチ鍋、ママ友手作りの肉まん、
自宅から作り置きしていった牛たたきに舌鼓。
子どもたちは自分たちで食材をカットしてアツアツの
クリームシチューを作りました。これがまた美味しいこと!
焚き火で暖をとりながらいただく、朝食がそれはそれは美味しくて。
「暑さにめいる夏キャンプよりは、空気の清々しい冬キャンプって最高だよね」
そう、誰もがいうほど!
とはいえ、夜中はマイナスになるほど寒い冬キャンプ。
テントや寝袋など夏場と持っていくギアは同じでも、スペックの面では
冬の寒さに対応したものを意識して持参する必要があります。
まずは、キャンプ場選びから。
標高の低いキャンプ場を選ぶ。
標高とは海面からの高さのこと。気温は標高が高い場所ほど低くなります。
平地では降っていない雪が山の山頂では降っているなんてことはよく聞きますよね。
そのため、蒸し暑い夏場は標高の高いキャンプ場へ行き、
寒い冬場は標高の低いキャンプ場を予約するのがベター。
東京都内にお住まいなら、千葉県のキャンプ場が近くておすすめですよ。
冬キャンプは電源サイトが心強い!
加えて、電源が使えるサイト(通常料金に500~1000円程度
上乗せされる場合が多い)を予約することが必須になってきます。
自然と相反するという理由で敬遠される方もいらっしゃいますが、
そういう方こそ、利用してみてはいかがでしょうか?
想像以上の快適さに、価値観が変わるかもしれませんよ。
電源サイトを予約するときは延長コードもマスト。
3mくらいのものを用意しておくとあとちょっと距離が届かない
ということもなく便利です。
冬の寒さ、どう回避する?
石油ストーブは冬キャンプのマストアイテムですが、
どんなものでもいいというわけではありません。
耐久性に優れたキャンプ仕様のものを選びましょう。
上級キャンパーの友人は、デザインがスタイリッシュな
『スノーピーク』のレインボーストーブを愛用していました。
ただ暖かいだけではなく、器具の上面を使えばやかんで
お湯を沸かしたり、簡単な煮炊きもできる。
1台で何役もこなせる頼もしい存在。
*ただし、外気と内気に寒暖差があると結露が発生するので、
こまめに喚起するのもお忘れなく!
名前の由来にもなっている、7色の美しい炎も魅力です。
高級感のある上質な石油ストーブを購入したいという方には
『スノーピーク』のレインボーストーブがおすすめです。
キャンプだけでなく、自宅で使用することもできるので。
ホットカーペット、最強説!
また、マット+寝袋だけで夜眠るのは無理(というか寒くて眠れないはず)
なので、ホットカーペットを準備するのもお忘れなく!
ホットカーペットでテント内を温めるのは電源サイトだからできるメリットです。
我が家の場合は、クッション性のあるマットを一番下に敷いてから
ホットカーペットを敷きます。
その上にマットを敷いて、さらに寝袋、毛布というフル装備で。
眠る数時間前に電源をセットしておき、寝るときはスイッチをオフに。
ホットカーペットをつけることでテント全体があたたまって、
まるで、こたつで寝ているような感覚に。あのぬくぬく感が至福すぎて
翌朝、ここから抜け出せなくなるほど!快適、快適♡
もう、やみつきなんですよ。
服装はどうする?
太陽が降り注ぐ昼間はまだ暖かいのですが
夜はスキー場にいるような寒さ。
暖パン・ヒートテックにカイロ、
ネックウォーマーにスノーブーツで完全装備が正解です。
首・手首・足首の3首を温めるといいというのは本当で、
ネックウォーマーに手袋、スノーブーツで完全防備したら、
屋外での焚き火もへっちゃらでした!
私のように極度の寒がりはダウンコートならぬ、ダウンパンツで下半身から
しっかり冷え対策をするのもおすすめです。
冬キャンプの楽しみ方
プロジェクターで上映会
ミニプロジェクターをスマホやipadに繋いで
アウトドアシアターの出来上がり!
テント内をしめ切って、ぬくぬく映画鑑賞なんて
夏場の暑い時期には絶対に不可能。
冬の間のお楽しみ。
子どもたちが楽しんでいる間に大人は焚き火を囲み
お酒やおつまみをちびちびといただく。もう、贅沢の極み。
そんなことができるのも冬キャンプの魅力ですよね。
フルーツ狩りで食育体験を!
寒さが和らいだ日中は縄跳びをして遊んだり、
”食育”を学ぶ体験をするのも1つ。
この日は子どもたちとフルーツ狩りを楽しみました。
旬のみかんにレモン、だいだい・・・
かなり急斜面に実っていたので、山を登って収穫。
これがなかなか手ごわい。
普段、スーパーに並んでいる果物しか目にしたことがない
子どもたちにとって、こういった経験は貴重ですよね。
自分たちで火を起こし、水をくんで、炊事をする。
教科書だけでないことがたくさん学べるのも、キャンプが好きな理由の1つです。
*味覚狩りが体験できるキャンプ場はたくさんあるので、
お近くの場所を検索してみてくださいね。
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いかがでしたか??
冬の寒さを肌で感じてこそ、自然を体感できるというもの。
寒い冬にしか感じることのできない張り詰めた空気感は
キャンプ本来の自然と親しむことの魅力を改めて感じさせてくれるはずですよ。
ぜひみなさんにも体験して欲しい!
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川口ゆかり Yukari Kawaguchi
ライター
1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。